代表銘柄 ダル・フォルノ・ロマーノのアマローネは、ヴァルポリチェッラ東部ヴァル・ディッラージの蔵が造る、陰干ししたぶどうからの濃密な赤です。公式によると、樹齢10年を超える畑のぶどうだけを使い、独自の乾燥室で3か月乾かしてから醸し、新樽のバリックで熟成させます。ラベル名は「モンテ・ロドレッタ」です。
この記事の目次
どんなワインか
ダル・フォルノ・ロマーノのアマローネは、イタリア北東部ヴェネト州、ヴァルポリチェッラの東の端にあたるヴァル・ディッラージで造られる赤ワインです。蔵はイッラージのロドレッタ地区にあり、ラベルには「モンテ・ロドレッタ」の名が入ります。アマローネは、陰干しして糖分と風味を凝縮させたぶどうから造る辛口の赤です。
公式によると、ダル・フォルノ家は代々ぶどうを育ててきましたが、ロマーノは22歳のときアマローネの名手ジュゼッペ・クインタレッリに出会い、考えを大きく変えました。1983年に家の畑を引き継いで自分のワインを造り始め、アマローネとヴァルポリチェッラの初ヴィンテージも1983年です。1990年代には資金が乏しいなかで最新の醸造所を建てました。今は息子のマルコが蔵を率いています。
畑と造り
畑は34ヘクタール(うち18ヘクタールが自社所有)、標高280〜350メートルです。ヴァル・ディッラージの土は砂利、シルト、粘土に化石が混じる沖積土で、風通しがよく、ぶどうを乾かすのにも向くと公式は説明しています。1ヘクタールあたり約13,000本という、この地域では珍しい密植で、1本あたりの収量を低く抑えています。
アマローネはコルヴィーナ60%、クロアティーナ15%、コルヴィノーネ10%、オゼレータ10%、ロンディネッラ5%で、樹齢10年を超える畑のぶどうだけを使います。収穫したぶどうは、ロマーノが考案した乾燥室で3か月乾かします。レール上を動く大型ファンが5分ごとに風向きを変え、加湿器は使わず、コンピューター制御の窓で外気を入れます。発酵はステンレスタンクで約28℃、15日間の櫂入れと醸しを経て、新樽に移してからゆっくりした発酵が18か月続きます。蔵は一貫して新樽のバリックだけを使い、アマローネはフレンチとアメリカンオークを半分ずつ。熟成は年によって24〜48か月で、2017年は24か月でした。
飲み頃と楽しみ方
公式は、酸化を避けて「フレッシュさ」を保つことを造りの目標に挙げています。長期熟成型として扱われることが多い1本です。同じヴァルポリチェッラのベルターニと並べると、アマローネの造りの幅が見えてきます。産地の全体像は第48講 北イタリア完全編で学べます。
※熟成期間や品種の比率はヴィンテージによって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
ダル・フォルノ・ロマーノ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(モンテ・ロドレッタ)の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ダル・フォルノ・ロマーノ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(モンテ・ロドレッタ)の
ヴィンテージ
| 2017 | 樽での熟成は合計24か月、フレンチオークとアメリカンオークが半分ずつ(公式) |
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ダル・フォルノ・ロマーノ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(モンテ・ロドレッタ)の
ワイン情報
| 名称 | ダル・フォルノ・ロマーノ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(モンテ・ロドレッタ)Dal Forno Romano Amarone della Valpolicella "Monte Lodoletta" |
| 生産者 | ダル・フォルノ・ロマーノ |
| 位置づけ | 代表銘柄 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/ヴェネト/ヴァルポリチェッラ(ヴァル・ディッラージ) |
| 原産地呼称 | アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG |
| 主な品種 | コルヴィーナ、クロアティーナ、コルヴィノーネ、オゼレータ、ロンディネッラ |
| 蔵 | 1983年にロマーノ・ダル・フォルノが家の畑を引き継いで創業し、アマローネとヴァルポリチェッラの初ヴィンテージも1983年。今は息子のマルコが運営(公式) |
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| 畑 | 34ha(うち18haが自社所有)、標高280〜350m。1haあたり約13,000本の密植。土は砂利70%・シルト15%・粘土15%の沖積土(公式) |
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| 陰干し | 独自の乾燥室で3か月。レール上を動く大型ファンが5分ごとに風向きを変え、加湿器は使わずコンピューター制御の窓で外気を入れる(公式) |
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| 醸造と熟成 | ステンレスタンクで約28℃、15日間の櫂入れと醸し。その後新樽(フレンチとアメリカンオーク)に移し、ゆっくりした発酵が18か月続く。熟成は年により24〜48か月で、2017年は24か月(公式) |
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| 生産量 | ヴァルポリチェッラ、アマローネ、特別な年のレチョート「ヴィーニャ・セレ」の3銘柄で年に約5,000ケース(公式) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。若いヴィンテージは時間をかけるか、デキャンタで空気に触れさせるのが一般的な目安(年による) |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
アマローネとヴァルポリチェッラ・スペリオーレの違いは何ですか?
公式によると、この蔵の2つのワインは同じ品種から造られ、違いはぶどうを乾かす期間と樹齢、選果の厳しさです。アマローネは3か月、ヴァルポリチェッラ・スペリオーレは1か月半乾かし、アマローネには樹齢10年を超える畑のぶどうだけを使います。選果もアマローネのほうがさらに厳しいとしています。
クインタレッリとはどんな関係ですか?
公式によると、ロマーノ・ダル・フォルノは22歳のとき、アマローネの名手とされるジュゼッペ・クインタレッリに出会い、その出会いがぶどう栽培とワイン造りへの考えを変えました。1983年に家の畑を引き継ぎ、世界の最上のワインに並ぶヴァルポリチェッラを造ることを目標に自分のワインを造り始めています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-21 / 編集: Vinotier編集部