代表銘柄 バルブエナ 5°は、リベラ・デル・ドゥエロの名門ベガ・シシリアが、看板のウニコと同じ畑から造る赤です。名前の「5°」は、木と瓶で合わせて5年熟成させてから出すことを表します。ティント・フィノ主体に少量のメルローを加えます。
この記事の目次
どんなワインか
**バルブエナ 5°**は、スペイン・リベラ・デル・ドゥエロのベガ・シシリアが造る赤ワインです。公式の沿革によると、この土地に「ベガ・デ・シシリア」の名が初めて現れるのは1577年。1982年4月にアルバレス家が前の所有者から蔵を買い、現在に至ります。
バルブエナは、看板のウニコと同じフィンカ・ベガ・シシリアの畑から生まれます。名前の「5°」は、木と瓶で合わせて5年熟成させてから出荷することを示します。品種はティント・フィノ(テンプラニーリョ)が主体で、最近の年はメルローを3〜6%加えています。2012年はティント・フィノだけでした。公式は年ごとの印象を「優美で繊細、それでいて豊かで深い」(2020年)などと表現しています。
畑と造り
公式によると、フィンカ・ベガ・シシリアのぶどう畑は210ヘクタール。2012年と2013年の資料は、そのうち140ヘクタールをバルブエナ用としています。区画はなだらかな斜面にあり、土は斜面から崩れ落ちた堆積土で、深い位置に石灰の層があります。標高は700〜900メートル、1ヘクタール当たり2,222本で、平均樹齢は33〜36年です。
ぶどうは12キロの箱に手で摘みます。発酵は自生酵母でステンレスタンクを使い、温度を管理して行います。マロラクティック発酵もステンレスです。熟成の1年目は225リットルのフランス産・アメリカ産オーク樽(新樽と古樽)、2年目は大きな木桶で、その後は瓶で寝かせます。樽の使い方は年ごとに調整され、2019年はアメリカ産を減らしてフランス産の軽い焼きの樽を増やしました。2020年の生産量はボルドーボトルで186,286本です。
飲み頃と楽しみ方
公式の目安では、提供温度は18℃。出荷時点で楽しめるとしつつ、12〜14℃・湿度60%前後で保管すれば、最近の年で約25年の熟成に耐えるとしています。ウニコと並べると、同じ畑から熟成の長さと品種の組み合わせでどう違うワインが生まれるかが分かります。産地の全体像はリベラ・デル・ドゥエロで学べます。
※品種構成や熟成の方法はヴィンテージによって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
ベガ・シシリア バルブエナ 5°の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ベガ・シシリア バルブエナ 5°の
ヴィンテージ
| 2020 | ティント・フィノ97%・メルロー3%。9月21日〜10月5日に収穫。春の霜はなく、雨は平年より少なめ。収穫中の雨で何度か作業を止めた。2023年5月瓶詰め。公式の熟成の目安は最長25年。 |
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| 2019 | ティント・フィノ97%・メルロー3%。9月26日〜10月11日に収穫し、2022年6月瓶詰め。1年目の樽はアメリカ産を減らしてフランス産の軽い焼きの樽を増やした。ボルドーボトル190,490本。 |
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| 2017 | 4月27〜28日の夜を中心に厳しい霜があり、畑の防霜塔で被害を抑えた年。ティント・フィノ94%・メルロー6%で、9月14〜29日に収穫。1年目の新樽を10%減らした。2020年6月瓶詰め。 |
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ベガ・シシリア バルブエナ 5°の
ワイン情報
| 名称 | ベガ・シシリア バルブエナ 5°Vega Sicilia Valbuena 5° |
| 生産者 | ボデガス・ベガ・シシリア |
| 位置づけ | 代表銘柄 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | スペイン/カスティーリャ・イ・レオン/リベラ・デル・ドゥエロ |
| 原産地呼称 | DOリベラ・デル・ドゥエロ |
| 主な品種 | ティント・フィノ(テンプラニーリョ)、メルロー |
| 品種構成 | ティント・フィノ主体にメルロー。2020年・2019年は97%・3%、2018年は96%・4%、2017年・2016年は94%・6%。2012年はティント・フィノのみ(公式) |
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| 畑 | フィンカ・ベガ・シシリアのぶどう畑210ha(2012・2013年の資料は、うち140haをバルブエナ用としている)。標高700〜900m(2020年は720〜930m)、1ha当たり2,222本、平均樹齢33〜36年。崩積土で、深い位置に石灰の層がある(公式) |
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| 醸造 | 12kgの箱に手摘み。自生酵母でステンレスタンク発酵、マロラクティック発酵もステンレス(公式) |
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| 熟成 | 木と瓶で合わせて5年。1年目は225Lのフランス産・アメリカ産オークの新樽と古樽、2年目は大きな木桶(資料により8,500Lと20,000L)(公式) |
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| 生産量の例 | 2020年はボルドーボトル186,286本、マグナム5,673本ほか。2023年5月瓶詰め(公式) |
| 飲み頃の温度 | 18℃前後(公式の目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は出荷時点で楽しめるとし、12〜14℃・湿度60%前後で保管すれば最近の年で約25年の熟成に耐えるとしている |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
バルブエナ 5°はウニコのセカンドワインですか?
公式の銘柄ページは、バルブエナを「セカンドワイン」とは紹介していません。同じフィンカ・ベガ・シシリアの畑から造られますが、ウニコが木と瓶で約10年をかけるのに対し、バルブエナは5年で出す別の銘柄です。また、ウニコがカベルネ・ソーヴィニヨンを加えるのに対し、バルブエナは最近の年ではメルローを加えています。
「5°」はどう読み、何を意味しますか?
日本の販売店では「シンコ・アニョ(5年)」と呼ばれることが多い表記です。公式は、木と瓶で合わせて5年熟成させることが名前の由来だと説明しています。1年目は小樽、2年目は大きな木桶で育て、その後は瓶で寝かせてから出荷します。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
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最終更新: 2026-10-21 / 編集: Vinotier編集部