代表銘柄(メルロー100%) メッソリオは、ボルゲリのレ・マッキオーレが造るメルロー100%の赤です。公式によると初ヴィンテージは1994年で、表示はトスカーナIGT。最近の年はヴィニョーネ(1999年植え付け)とウリヴィーノ(2016年植え付け)の畑のぶどうを、新樽・大樽・陶器のアンフォラで16か月熟成させています。
この記事の目次
どんなワインか
メッソリオは、トスカーナ州の海沿いの産地ボルゲリにあるレ・マッキオーレの赤ワインです。公式によると、蔵は1980年代の初めにエウジェニオ・カンポルミとチンツィア・メルリが始めたボルゲリの古い蔵のひとつで、1983年からこの地で畑を育ててきました。今はチンツィアが、息子のエリアとマッティアとともに蔵を営んでいます。
メッソリオはメルロー100%で、初ヴィンテージは1994年です。公式は、ボルゲリにも世界にも多く植えられているメルローを、穏やかで予想どおりの味ではなく、個性の強いワインにしたいという「挑戦」から生まれたと説明しています。名前は麦の刈り入れ、つまり農作業の大切な節目にちなみます。表示はトスカーナIGTです。
畑と造り
最近の年(2021〜2023年)の技術資料では、ぶどうはヴィニョーネとウリヴィーノの2つの畑から来ています。ヴィニョーネは1999年に植えた7.4ヘクタールの畑で、標高32メートル、1ヘクタールあたり1万本の密植、土は石灰質の岩盤の上にあります。ウリヴィーノは2016年に植えた2.7ヘクタールの畑です。2010年や2016年の資料では、ヴィニョーネとプントーネ(1994年植え付け)の組み合わせでした。なお、今の畑のページではプントーネの植え付けは2020年とされています。
造りも年とともに変わってきました。2010年は一部をステンレス、一部を木桶で醸し、バリック(75%が新樽)で17か月。2016年はコンクリートで30日間醸し、新樽のバリックで19か月。2023年はコンクリートタンクで20日間醸したのち、新樽のバリック、12ヘクトリットルの円錐台形の大樽、陶器のアンフォラを組み合わせて16か月熟成させています。蔵全体は有機栽培で、手摘みと、醸造所での2度の選果を行っています。
飲み頃と楽しみ方
骨格のしっかりした長期熟成型のメルローとして扱われることの多い1本です。ボルゲリのマッセートや、近くのスヴェレートのレディガッフィと並べると、トスカーナ沿岸のメルローの違いが見えてきます。産地の全体像は銘醸図鑑 ボルゲリで整理しています。
※畑や造りはヴィンテージによって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
レ・マッキオーレ メッソリオの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
レ・マッキオーレ メッソリオの
ヴィンテージ
| 2010 | 一部ステンレス、一部木桶で20日間醸し、17か月熟成(75%が新樽のバリック、25%が2回目使用)。2012年4月瓶詰め(公式) |
|---|
| 2016 | プントーネとヴィニョーネの畑。コンクリートで30日間醸し、新樽のバリックで19か月熟成(公式) |
|---|
| 2023 | 6月中旬〜7月下旬のべと病でメルローの収量が大きく減った年。2025年8月12日瓶詰め(公式) |
|---|
レ・マッキオーレ メッソリオの
ワイン情報
| 名称 | レ・マッキオーレ メッソリオLe Macchiole Messorio |
| 生産者 | レ・マッキオーレ |
| 位置づけ | 代表銘柄(メルロー100%) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/トスカーナ/ボルゲリ |
| 原産地呼称 | トスカーナIGT |
| 主な品種 | メルロー |
| 初ヴィンテージ | 1994年(公式)。名前は麦の刈り入れ(収穫の時期)にちなむ |
|---|
| 蔵 | 1980年代初めにエウジェニオ・カンポルミとチンツィア・メルリが始めた。現在はチンツィアと息子のエリア、マッティアが運営し、畑は有機栽培(公式) |
|---|
| 畑 | 2021〜2023年はヴィニョーネ(1999年植え付け、7.4ha・1haあたり1万本・石灰質の岩盤)とウリヴィーノ(2016年植え付け、2.7ha)。2010・2016年はプントーネ(1994年)とヴィニョーネだった(公式の技術資料) |
|---|
| 醸造と熟成 | 2023年:コンクリートタンクで20日間の発酵・醸し、新樽のバリック・12hlの円錐台形の大樽・陶器のアンフォラで16か月(公式)。2021・2022年は醸し30日 |
|---|
| 収量 | 1株あたり900g、ギュイヨ仕立て(2021〜2023年の公式技術資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。若いヴィンテージは数年寝かせるか、デキャンタで空気に触れさせるのが一般的な目安(年による) |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
メッソリオはボルゲリなのに、なぜトスカーナIGTなのですか?
公式の技術資料では、表示はトスカーナIGTです。公式サイトはIGTを選ぶ理由を説明していません。ボルゲリの畑のぶどうから造られていますが、ラベルの原産地呼称はボルゲリDOCではないことを覚えておくと、ほかのボルゲリのワインと比べるときに迷いません。
レ・マッキオーレにはほかにどんなワインがありますか?
公式サイトでは、メッソリオのほかにスクリオ、パレオ・ロッソ、パレオ・ビアンコ、ボルゲリ・ロッソを紹介しています。公式によると、蔵は全体で86エーカー(約35ha)の畑を産地のあちこちに持ち、小さな区画ごとの違いを生かしてワインを造っています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-21 / 編集: Vinotier編集部