グラン・ヴァン シャトー・オー・バイィは、ペサック=レオニャンのレオニャン村にある、グラーヴ格付け(赤)のシャトーが造るグラン・ヴァンです。カベルネ・ソーヴィニヨンが中心で、公式は「エレガントで触感に富み、力強くしなやか」なワインと表現しています。畑には樹齢100年を超える古木の区画が残ります。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・オー・バイィは、ボルドー市の南、ペサック=レオニャンのレオニャン村にあるシャトーのグラン・ヴァンです。グラーヴ格付けで赤が格付けされており、公式サイトは「グラン・クリュ・クラッセ」と表記しています。公式はこのワインを「エレガントで触感に富み、力強くしなやかで、すぐに魅力を見せながら時を超える」と表現しています。
公式の年表によると、この丘では1461年にはぶどうが育てられていました。17世紀にフィルマン・ル・バイィとニコラ・ド・ルヴァルドが今の境界を定め、1872年にはアルシード・ベロ・デ・ミニエールが評判をメドックの格付け上位と並ぶ水準まで高めたとされます。1955年にダニエル・サンデールが所有者となり、1998年にアメリカの銀行家ロバート・G・ウィルマーズ氏が取得しました。同氏が2017年12月に亡くなった後は、ウィルマーズ家が引き継いでいます。
畑と造り
畑はガロンヌ川左岸でも高い尾根の一つにあり、水はけに恵まれています。表土は砂と粘土質の砂利、下層には貝殻の化石を含むファリュンが広がります。ボルドー・グラン・クリュ連合(UGCB)の紹介では、畑はひとまとまりの約30ヘクタールです。シャトーの窓の下には、樹齢100年を超える4ヘクタールの古木の区画が残り、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、メルロー、カベルネ・フラン、マルベック、プティ・ヴェルド、カルムネールが一緒に植えられています。
醸造は54の区画を分けて行い、二重壁の円錐台形のコンクリート槽とステンレス槽を使います。熟成はオーク樽で14〜16か月、グラン・ヴァンの新樽比率は50〜60%です。公式の年表は、2021年から専用に建てた新しい施設でワインを育てていると記しています。2024年はカベルネ・ソーヴィニヨン58%・メルロー40%・カベルネ・フラン2%で、16か月・新樽50%で熟成されました。
飲み頃と楽しみ方
公式は飲み頃の年数を示していないので、若い年は早めにデキャンタに移すのが無難です。同じペサック=レオニャンのラ・ミッション・オー・ブリオンや、同じレオニャン村のドメーヌ・ド・シュヴァリエと比べると、グラーヴの赤の幅が見えてきます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・オー・バイィの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・オー・バイィの
ヴィンテージ
| 2024 | カベルネ・ソーヴィニヨン58%・メルロー40%・カベルネ・フラン2%。収穫は9月18日〜10月4日。16か月熟成・新樽50%(公式の技術資料) |
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| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン58%・メルロー34%・プティ・ヴェルド4%・カベルネ・フラン4%。収穫は9月11日〜29日(公式の資料) |
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シャトー・オー・バイィの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・オー・バイィChâteau Haut-Bailly |
| 生産者 | シャトー・オー・バイィ(ウィルマーズ家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/グラーヴ |
| 原産地呼称 | AOCペサック=レオニャン |
| 格付け | グラーヴ格付け(赤) |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 畑 | ひとまとまりの約30ha(ボルドー・グラン・クリュ連合〈UGCB〉の紹介)。ガロンヌ左岸でも高い尾根の一つにあり、表土は砂と粘土質の砂利、下層は貝殻を含むファリュン |
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| 古木の区画 | 樹齢100年を超える4ha。カベルネ・ソーヴィニヨン7/12、メルロー・カベルネ・フラン・マルベック・プティ・ヴェルド・カルムネールが各1/12の混植 |
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| 醸造 | 54区画を分けて仕込む。二重壁の円錐台形のコンクリート槽とステンレス槽(50〜200hl)。発酵は26〜28℃ |
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| 熟成 | オーク樽で14〜16か月。グラン・ヴァンの新樽比率は50〜60%。樽は7つの樽工房のフランス産 |
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| 所有 | 1955年からサンデール家、1998年にロバート・G・ウィルマーズ氏が取得。2017年12月の同氏の死去後はウィルマーズ家が引き継ぐ |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は飲み頃の年数を示していない。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 約1.6万〜3.5万円(ヴィンテージで変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
セカンドワインはありますか?
「オー・バイィ II」があります。公式サイトによると1967年から造られ、以前は「ラ・パルド・ド・オー・バイィ」という名前でした。グラン・ヴァンと同じ区画のぶどうから選ばれます。さらにサードワインの「HB」もあり、若い樹のぶどうから造られ、早めに楽しむワインと紹介されています。
名前の「バイィ」は何に由来しますか?
公式の年表によると、17世紀にこの土地の境界を定めたのが、パリの銀行家フィルマン・ル・バイィとニコラ・ド・ルヴァルドでした。シャトーの名前はル・バイィに由来すると伝えられています。この丘では1461年にはすでにぶどうが育てられていたと、公式は記しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-14 / 編集: Vinotier編集部