グラン・ヴァン シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリは、マルゴー・アペラシオンの1855年メドック格付け第3級シャトーが造るグラン・ヴァンです。名前には、17世紀の所有者シモン・マレスコと、作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの曽祖父の名が刻まれています。28haの畑から、公式によると新樽70%で12〜14か月熟成されます。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリは、ボルドー左岸メドック地区のマルゴー・アペラシオンにある、1855年メドック格付け第3級シャトーのグラン・ヴァンです。長い名前には、二人の所有者の名が重ねられています。
公式サイトの年表によると、1697年、ルイ14世の顧問でボルドー高等法院に仕えたシモン・マレスコがこの地を買い、自分の名をつけました。1827年にはジャン=バティスト・ド・サン=テグジュペリ伯爵が手に入れて名を加えます。伯爵は、飛行士で作家のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの曽祖父にあたります。その後は競売や所有者の交代が続き、1955年にポール・ズジェールとロジェ・ズジェールが取得しました。当時の畑は約7haだったと公式は記しています。1994年にジャン=リュック・ズジェール氏が父ロジェから引き継ぎ、現在はカトリーヌ夫人とともに所有しています。
畑と造り
畑はマルゴー・アペラシオンに28ha。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン50%・メルロー35%・カベルネ・フラン10%・プティ・ヴェルド5%で、土壌の構造と性質に合わせて品種を植え分けています。公式は、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドが香りの奥行きと密度を加えると説明しています。
造りは「添加をできるだけ少なく」が基本です。手摘みしたぶどうを小箱で運び、酵母を加えずに発酵させます。熟成は樽で12〜14か月、新樽は70%。澱の上で定期的に攪拌し、澱引きは熟成中に1回だけ、清澄もろ過もしないといいます。収穫の70%以上をグラン・ヴァンにすることを目指していると公式は記しています。
飲み頃と楽しみ方
公式は具体的な飲み頃の年数を示していませんが、ヴィンテージごとの説明で提供前のデキャンタを勧めていて、2014〜2018年は4時間前としています。若い年は時間をかけて空気に触れさせるのが無難です。同じマルゴーの第3級デスミライユや第1級シャトー・マルゴーと比べると、アペラシオンの幅が見えてきます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリChâteau Malescot Saint-Exupéry |
| 生産者 | シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ(ズジェール家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCマルゴー |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第3級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 畑 | マルゴー・アペラシオンに28ha。土壌の構造と性質に合わせて4品種を植え分ける |
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| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン50%・メルロー35%・カベルネ・フラン10%・プティ・ヴェルド5% |
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| 醸造 | 手摘みで小箱に入れて運ぶ。酵母を加えず、添加はできるだけ少なく。清澄・ろ過をせず、澱の上で定期的に攪拌する |
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| 熟成 | 樽で12〜14か月、新樽70%。熟成中の澱引きは1回だけ。収穫の70%以上をグラン・ヴァンにすることを目指す |
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| 所有 | 1955年にポール・ズジェールとロジェ・ズジェールが取得(当時の畑は約7ha)。現在はカトリーヌとジャン=リュック・ズジェール夫妻が所有 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は具体的な飲み頃の年数を示していないが、ヴィンテージごとの説明で提供前のデキャンタを勧めており、2014〜2018年は4時間前としている |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
『星の王子さま』の作家と関係があるのですか?
公式サイトの年表によると、1827年にこの領地を買ったジャン=バティスト・ド・サン=テグジュペリ伯爵が自分の名を加え、いまの名前になりました。伯爵は、飛行士で作家のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの曽祖父にあたります。ただし、作家本人がシャトーを所有していたわけではありません。
ほかにどんなワインがありますか?
公式サイトの「Our wines」には、グラン・ヴァンのほかに「ラ・ダム・ド・マレスコ」が載っています。公式はこのワインを「マルゴーの繊細さ」を表すワインと紹介しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-14 / 編集: Vinotier編集部