グラン・ヴァン シャトー・スミス・オー・ラフィット(赤)は、ペサック=レオニャンのマルティヤック村にある、グラーヴ格付け(赤)のシャトーが造るグラン・ヴァンです。近年はカベルネ・ソーヴィニヨンが6〜7割を占め、自社の樽工房で造った新樽60%で18か月熟成されます。1990年からはカティアール家が所有し、畑は2019年にオーガニック認証を得ています。
この記事の目次
どんなワインか
**シャトー・スミス・オー・ラフィット(赤)**は、ボルドー市の南、ペサック=レオニャンのマルティヤック村にあるシャトーのグラン・ヴァンです。グラーヴ格付けで赤が格付けされています。白も造られていますが、格付けの対象は赤だけです。
公式サイトによると、記録に残る最初の証書は14世紀にさかのぼります。18世紀半ばにスコットランドのワイン商ジョージ・スミスが手に入れて自分の名を冠し、1842年にはボルドー市長のロディ・マルタン・デュフール=デュベルジエが取得しました。1958年にネゴシアンのエシュノエ社が買い、1990年にダニエル・カティアール氏とフローランス・カティアール氏が取得しています。夫妻は3年の改修を経て、18世紀の館に移り住んだと公式は記しています。
畑と造り
畑は、ガロンヌ川が運んだ小石が積もったギュンツ期の砂利の台地に、ひとまとまりで広がります。根は地下6メートル以上まで伸びると公式は説明しています。面積は公式サイトの中で80ヘクタールと87ヘクタールの両方の記載があり、一致していません。3年の転換期間を経て2019年にオーガニック認証を取り、ビオディナミの手法も10年近く取り入れています。
醸造では、房ごとのぶどうを小さな木製の槽で28℃で発酵させ、手作業の櫂入れでやさしく抽出します。熟成は樽で18か月、澱とともに行います。1993年に樽職人を迎えて以来、樽はほぼすべて自社の樽工房で造っており、2022〜2024年はいずれも新樽60%でした。近年の配合はカベルネ・ソーヴィニヨンが64〜70%、メルローが23〜32%で、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドが少し加わります。
飲み頃と楽しみ方
公式は飲み頃の年数を示していないので、若い年は早めにデキャンタに移すのが無難です。同じペサック=レオニャンのオー・バイィやパプ・クレマンと比べると、村や土壌による個性の違いが見えてきます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・スミス・オー・ラフィット(赤)の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・スミス・オー・ラフィット(赤)の
ヴィンテージ
| 2024 | カベルネ・ソーヴィニヨン67%・メルロー27%・カベルネ・フラン6%・プティ・ヴェルド1%。収量は26hl/ha(選別前)。18か月熟成・新樽60%(公式の技術資料) |
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| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン70%・メルロー23%・カベルネ・フラン6%・プティ・ヴェルド1%。収量は26hl/ha(選別前)(公式の技術資料) |
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| 2022 | カベルネ・ソーヴィニヨン64%・メルロー32%・カベルネ・フラン3%・プティ・ヴェルド1%。収量は29hl/ha(選別前)(公式の技術資料) |
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シャトー・スミス・オー・ラフィット(赤)の
ワイン情報
| 名称 | シャトー・スミス・オー・ラフィット(赤)Château Smith Haut Lafitte Rouge |
| 生産者 | シャトー・スミス・オー・ラフィット(カティアール家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/グラーヴ |
| 原産地呼称 | AOCペサック=レオニャン |
| 格付け | グラーヴ格付け(赤) |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 畑 | ギュンツ期の砂利の台地にひとまとまり。面積は公式サイト内で80haと87haの両方の記載がある。根は地下6m以上に伸びる |
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| 栽培 | 3年の転換期間を経て2019年にオーガニック認証。ビオディナミの手法も10年近く取り入れている。台木は自前の苗木畑で育てる |
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| 醸造 | 房ごとのぶどうを小さな木製槽で28℃で発酵。手作業の櫂入れでやさしく抽出 |
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| 熟成 | 樽で18か月、澱とともに熟成。新樽60%で、樽はほぼすべて自社の樽工房製(2022〜2024年の技術資料) |
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| 所有 | 1990年からダニエル・カティアール氏とフローランス・カティアール氏 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は飲み頃の年数を示していない。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 約1.8万〜2.7万円(ヴィンテージで変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
名前の「スミス」は人の名前ですか?
はい。公式サイトによると、18世紀半ばにスコットランドのワイン商ジョージ・スミスがこの土地を手に入れ、自分の名前をつけました。その後1842年にボルドー市長のロディ・マルタン・デュフール=デュベルジエが取得し、1958年にはネゴシアンのエシュノエ社が買い、1990年に現在のカティアール家の手に渡りました。
セカンドワインはありますか?
「レ・オー・ド・スミス」があります。公式の技術資料によると、収穫したぶどうは選別のうえ、グラン・ヴァンとレ・オー・ド・スミス、さらにもう1つのワインの3つに振り分けられます。白のスミス・オー・ラフィットも造られていますが、グラーヴ格付けに入っているのは赤だけです。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-14 / 編集: Vinotier編集部