グラン・ヴァン シャトー・デスミライユは、マルゴー・アペラシオンの1855年メドック格付け第3級シャトーが造るグラン・ヴァンです。公式はエレガンスと繊細さを持ち味とし、若いうちは果実味を、数年寝かせれば複雑さを楽しめるワインと説明しています。カベルネ・ソーヴィニヨンが中心で、樽で約12か月熟成されます。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・デスミライユは、ボルドー左岸メドック地区のマルゴー・アペラシオンにある、1855年メドック格付け第3級シャトーのグラン・ヴァンです。公式サイトは「すばらしいエレガンスと繊細さ」を持ち味とし、若いうちから楽しめる一方で、熟成によって伸びる力も強いワインと紹介しています。
公式の年表によると、1741年、ボルドー高等法院の弁護士ジャン=バティスト・デスミライユが、妻マルグリット・ローザン・デュ・リバイユの持参金としてこの地を受け取り、自分の名をつけました。格付けの前にシャトー・マルゴーの管理人シピエール氏が買い、1855年に第3級に格付けされます。20世紀にはロベール・ド・メンデルスゾーンや手袋製造業のマルシャル・ミシェルらが所有し、シャトー・パルメの会社が持っていた時期もありました。1980年にリュシアン・リュルトン氏が買い、1992年からは息子のドゥニ・リュルトン氏が運営しています。
畑と造り
公式サイトは、マルゴーのかつての川が残した砂利と砂の土壌を「類いまれな土」と呼んでいます。造りに使うのはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、そして近年加わったカベルネ・フランの4品種です。除草剤や殺虫剤は何十年も前から使っておらず、2018年ヴィンテージから環境認証HVEを取得しています。
醸造では、発酵と醸しを合わせて約3週間。果皮と種を引き抜く時期は何度かの試飲で決め、圧搾したワインはブレンドの段階で加えます。公式は、穏やかで抑えた抽出で均衡と丸みを求めると説明しています。熟成は樽で約12か月で、瓶詰めはシャトーで行います。2023年はカベルネ・ソーヴィニヨン55%・メルロー37%・プティ・ヴェルドとカベルネ・フラン各4%。2024年はメルローが15%にとどまり、カベルネが主役の年になりました。
飲み頃と楽しみ方
公式は、若いうちは果実味を、数年の熟成を経れば複雑さを楽しめるワインとしています。同じリュルトン家ゆかりの第2級ブラーヌ・カントナックや、第3級のマレスコ・サン・テグジュペリと比べると、マルゴーの中での作風の違いが見えてきます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・デスミライユの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・デスミライユの
ヴィンテージ
| 2024 | カベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロー15%・プティ・ヴェルド10%・カベルネ・フラン10%。収穫は9月25日〜10月10日。べと病でメルローの収量が少なく、公式は過去25年で異例なほどメルローの少ない構成と記す。一部は500Lの樽で熟成(公式の技術資料) |
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| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン55%・メルロー37%・プティ・ヴェルド4%・カベルネ・フラン4%。収穫は9月12日〜29日、収量46hl/ha。公式は酸がよく、みずみずしさと長命さを備えた年としている(公式の技術資料) |
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シャトー・デスミライユの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・デスミライユChâteau Desmirail |
| 生産者 | シャトー・デスミライユ(ドゥニ・リュルトン) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCマルゴー |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第3級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン |
| 土壌 | かつての川が残した砂利と砂(公式) |
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| 醸造 | 発酵と醸しを合わせて約3週間。果皮と種を引き抜く時期は何度かの試飲で決め、圧搾したワインはブレンドで加える |
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| 熟成 | 樽で約12か月。11月末に樽に詰め、ブレンド・清澄を経てシャトーで瓶詰め |
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| 建物 | メドックのシャトー街道(県道2号線)沿いに、18世紀のシャルトリューズ(平屋の館)と、19世紀末の重力式の醸造棟が残る |
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| 所有 | 1980年にリュシアン・リュルトン氏が取得。1992年から息子のドゥニ・リュルトン氏が運営 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型のグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、若いうちは果実味を、数年の熟成を経れば複雑さを楽しめるワインと説明している。具体的な飲み頃の年数は示していない |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「デスミライユ」という名前の由来は?
公式サイトによると、1741年、ボルドー高等法院の弁護士ジャン=バティスト・デスミライユが、妻マルグリット・ローザン・デュ・リバイユの持参金としてこの地を受け取り、自分の名をつけました。1855年の格付けの前には、シャトー・マルゴーの管理人だったシピエール氏の手に渡っています。
セカンドワインはありますか?
「イニシャル・ド・デスミライユ」があります。公式は、若い樹のぶどうも使って造り、樽で熟成させるワインと紹介しています。このほか、オー=メドックの「イリス・プールプル・ド・デスミライユ」やロゼも造られています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-14 / 編集: Vinotier編集部