グラン・ヴァン ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(赤)は、ペサック=レオニャンのレオニャン村にある、赤白ともにグラーヴ格付けを持つ生産者のグラン・ヴァンです。カベルネ・ソーヴィニヨンが中心で、森に囲まれた畑に1ヘクタールあたり1万本という密度で植えられています。1983年からはベルナール家が所有し、オリヴィエ・ベルナール氏が率いています。
この記事の目次
どんなワインか
**ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(赤)**は、ボルドー市の南、ペサック=レオニャンのレオニャン村にある生産者のグラン・ヴァンです。グラーヴ格付けでは赤と白の両方が格付けされており、公式サイトによると1953年の格付けで加わりました。公式は、均衡と完璧さを追い続ける姿勢をこのドメーヌの持ち味として紹介しています。
公式の歴史のページによると、17世紀半ばの証書にこの地の農場が現れ、持ち主ラランヌ家の当主が「シヴァレ」と呼ばれていました。ぶどう畑として本格的に歩み始めたのは19世紀後半で、1865年にアルノー・リカールとジャン・リカールが取得しました。その後、ガブリエル・ボーマルタン、クロード・リカールと続き、1983年にスピリッツとボルドーの銘醸ワインを扱うベルナール家が買い取りました。以来、オリヴィエ・ベルナール氏が率いています。
畑と造り
畑は森の中にひとまとまりで広がり、隣接する畑がありません。森は暑い時期に温室のような効果をもたらす一方、寒い時期には霜の危険を高めるため、1982年から少しずつ防霜タワーを設けてきました。赤は60ヘクタールで、植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロー30%・プティ・ヴェルド3%・カベルネ・フラン2%。1ヘクタールに1万本という密植です。2021年からは、すべての畑をオーガニックとビオディナミの考え方で育てていると公式は記しています。
収穫は熟したぶどうから順に、何度にも分けて摘むのが特徴です。赤は畑、除梗後、一粒ずつの3段階で選別し、ポンプを使わず重力で槽に送ります。熟成について、公式の収穫のページは樽で14〜24か月・新樽40〜60%としていますが、2021年の技術資料は18か月・新樽35%と記しており、年によって変わります。2021年はカベルネ・ソーヴィニヨンが80%を占めました。
飲み頃と楽しみ方
公式は2023年について、若いうちの7〜10年を経て、12〜20年の熟成に向くとしています。同じレオニャン村のオー・バイィと飲み比べると、同じ村の中での個性の違いが見えてきます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(赤)の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(赤)の
ヴィンテージ
| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロー25%・プティ・ヴェルド5%・カベルネ・フラン5%。赤の収穫は9月7日〜30日。収量30hl/ha(公式の技術資料) |
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| 2021 | カベルネ・ソーヴィニヨン80%・メルロー10%・プティ・ヴェルド5%・カベルネ・フラン5%。赤の収穫は9月28日〜10月12日。18か月熟成・新樽35%(公式の技術資料) |
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ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(赤)の
ワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(赤)Domaine de Chevalier Rouge |
| 生産者 | ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(ベルナール家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/グラーヴ |
| 原産地呼称 | AOCペサック=レオニャン |
| 格付け | グラーヴ格付け(赤・白) |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン |
| 畑 | 約100haの敷地のうち70haにぶどうを植え、赤が60ha・白が7ha。森の中にひとまとまりで、隣接する畑がない |
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| 赤の植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロー30%・プティ・ヴェルド3%・カベルネ・フラン2%(公式の畑のページ)。資料によりカベルネ・ソーヴィニヨン63%・プティ・ヴェルド5%とするものもある |
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| 植栽密度 | 1haあたり1万本(公式はアペラシオン平均を6,500本としている) |
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| 収穫と選別 | 熟したぶどうから順に何度にも分けて摘む。赤は畑・除梗後・一粒ずつの3段階で選別 |
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| 熟成 | 公式の収穫のページは樽で14〜24か月・新樽40〜60%とし、2021年の技術資料は18か月・新樽35%と記す(年によって変わる) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は2023年について、若いうちの7〜10年を経て12〜20年の熟成に向くとしている。年ごとに目安が異なる |
| 価格帯の目安 | 約1万〜1.8万円(ヴィンテージで変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
なぜ「シャトー」ではなく「ドメーヌ」なのですか?
公式サイトによると、17世紀半ばの記録にこの地の農場が現れ、持ち主ラランヌ家の当主が「シヴァレ」と呼ばれていたことが名前の起こりとされます。当時の「ドメーヌ」は住まい・家族・農場をひとまとまりで指す言葉で、歴代の持ち主は後に広まった「シャトー」より、この呼び名を選んで守ってきたと説明されています。
白も有名だと聞きました。
はい。ドメーヌ・ド・シュヴァリエは赤と白の両方がグラーヴ格付けに入っています。白はソーヴィニヨン70%・セミヨン30%の7ヘクタールの畑から造られ、樽で発酵・熟成されます。赤のセカンドワインは「レスプリ・ド・シュヴァリエ」です。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-14 / 編集: Vinotier編集部