グラン・ヴァン シャトー・デュアール・ミロンは、ポイヤックでただ一つの1855年メドック格付け第4級シャトーが造るグラン・ヴァンです。1962年からラフィット・ロートシルトと同じドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)が所有し、畑はラフィットの西側、カリュアードの台地に続くミロンの丘にあります。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン67%・メルロー33%です。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・デュアール・ミロンは、ボルドー左岸メドック地区ポイヤック村の、1855年メドック格付け第4級シャトーが造るグラン・ヴァンです。公式サイトによると、ポイヤックで第4級に格付けされたのはこのシャトーだけです。
1962年からは、ラフィット・ロートシルトと同じドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)が所有しています。名前の「デュアール」は、口承では引退後にポイヤックへ移り住んだ「デュアール氏」に由来するとされ、港にあった彼の家がラベルの絵柄のもとになったと伝えられています。2023年12月には、社会や環境への配慮を認証する「Bコープ」の一員になりました。
畑と造り
畑は76ヘクタールで、ラフィット・ロートシルトの西側にほぼひとまとまりで広がります。カリュアード・ド・ラフィットの名の由来でもあるカリュアードの台地に続く「ミロンの丘」にあり、まわりを100ヘクタールを超える湿地や牧草地、森に囲まれた、メドックでは珍しい立地だと公式は説明しています。
土壌は第四紀に積もった砂まじりの砂利で、場所によって小石や砂、粘土の割合が変わります。主な区画は砂利が中心で、粘土を10%以上含みます。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン67%・メルロー33%です。醸造所はポイヤックの町なかにあり、改修によって使いやすく、エネルギーの使用も少ない設備になりました。畑ではまわりの自然を生かした環境づくりを進めています。
飲み頃と楽しみ方
セラーマスターのアレクサンドル・フォトリエ氏は「デュアール・ミロンは長く、熟成の力はあるが若いうちは硬いワインとされてきた。今は栽培の精度と新しい設備により、若いうちから親しみやすく、熟成の力も備えたワインを造れる」と話しています。若い年はデキャンタを使うとよいでしょう。セカンドワインの「ムーラン・ド・デュアール」は、同じ畑の比較的若い樹から選び、樽熟成を短くして造られます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・デュアール・ミロンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・デュアール・ミロンの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・デュアール・ミロンChâteau Duhart-Milon |
| 生産者 | シャトー・デュアール・ミロン(ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト〈ラフィット〉) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCポイヤック |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第4級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー |
| 所有 | 1962年からドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット) |
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| 畑 | 76ha。ラフィット・ロートシルトの西側に、ほぼひとまとまりで広がる。カリュアード・ド・ラフィットの台地に続くミロンの丘にあり、まわりには100ha以上の湿地・牧草地・森がある |
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| 土壌 | 第四紀に積もった砂まじりの砂利。主な区画は砂利が中心で、粘土を10%以上含む |
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| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン67%・メルロー33% |
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| セカンドワイン | 「ムーラン・ド・デュアール」。同じ畑の比較的若い樹から選び、樽熟成を短くして造る |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | セラーマスターは、かつては若いうちは硬いとされたが、今は若いうちから親しみやすく、熟成の力も備えたワインになったと話している |
| 価格帯の目安 | 約1.1万〜1.4万円(新しいヴィンテージ。年や店で変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「デュアール」という名前の由来は?
公式サイトによると、口承では「デュアール氏」は引退後にポイヤックに住んだ人物とされ、ポイヤックの港にあったその家がワインのラベルの絵柄のもとになったと伝えられています。公式の記事では、この人物をルイ15世の時代の私掠船の船長とする説を、ラフィットに残る古文書から探っています。「ミロン」は畑のある丘の名です。
ラフィット・ロートシルトとはどういう関係ですか?
1962年から、ラフィット・ロートシルトと同じドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)が所有しています。畑はラフィットの西側にあり、ラフィットのセカンドワインの名にもなっているカリュアードの台地に続く丘に広がります。技術責任者もラフィットと共通で、醸造所はポイヤックの町なかにあります。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-13 / 編集: Vinotier編集部