グラン・ヴァン シャトー・タルボは、サン=ジュリアンの1855年メドック格付け第4級シャトーが造るグラン・ヴァンです。名前は15世紀の英国の将軍タルボに由来し、1918年からコルディエ家(現在はビニョン=コルディエ家)が所有しています。公式は「長熟のチャンピオン」と呼び、絹のようになめらかなタンニンを持ち味に挙げています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・タルボは、ボルドー左岸メドック地区のサン=ジュリアン村にある、1855年メドック格付け第4級シャトーのグラン・ヴァンです。公式サイトはこのワインを「長熟のチャンピオン」と呼び、絹のようになめらかで落ち着いたタンニンを持ち味に挙げています。
名前は、15世紀の英国の将軍タルボに由来します。ギュイエンヌの総督を務め、1453年のカスティヨンの戦いで敗れた人物です。公式サイトによると、領地は長くオー侯爵家のものでしたが、1918年にデジレ・コルディエが買い取りました。デジレは1925年から1940年までサン=ジュリアンの村長も務めています。その後、息子ジョルジュ、孫ジャンへと受け継がれ、現在はジャンの娘ナンシー・ビニョン=コルディエ氏と夫、子どもたちが経営しています。2018年からはジャン=ミシェル・ラポルト氏が総支配人を務めています。
畑と造り
畑は一続きの広い区画です。面積は、公式サイトの紹介ページでは111ヘクタール、栽培と醸造のページでは110ヘクタール(赤105・白5)、2023年の技術資料では植栽面積94.3ヘクタールと、資料によって数字が異なります。土壌は粘土の上に砂利が載った水はけのよい丘で、赤の植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン70%・メルロー26%・プティ・ヴェルド4%です。
収穫は120人以上による手摘みで、畑と醸造所で2段階の選果をします。木製とステンレスの発酵槽で仕込み、樽で熟成させます。2013年に完成した大きな樽貯蔵庫には1,800樽が並びます。2023年はカベルネ・ソーヴィニヨン77%・メルロー20%・プティ・ヴェルド3%で、樽熟成は15か月、新樽は60%でした。
飲み頃と楽しみ方
長期熟成型とされますが、公式は飲み頃の年数を示していません。若い年は早めにデキャンタに移すのが無難です。セカンドワインの「コネターブル・タルボ」や、ソーヴィニヨン・ブラン主体の白「カイユ・ブラン」と合わせて楽しむのも一案です。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・タルボの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・タルボの
ヴィンテージ
| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン77%・メルロー20%・プティ・ヴェルド3%。収穫は9月13日〜10月6日、収量54hl/ha、樽で15か月(新樽60%)(公式の技術資料) |
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シャトー・タルボの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・タルボChâteau Talbot |
| 生産者 | シャトー・タルボ(ビニョン=コルディエ家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCサン=ジュリアン |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第4級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド |
| 畑 | 一続きの畑。面積は公式サイトの紹介で111ha(別ページでは110ha、うち赤105ha・白5ha)、2023年の技術資料では植栽面積94.3ha |
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| 植栽(赤) | カベルネ・ソーヴィニヨン70%・メルロー26%・プティ・ヴェルド4%。粘土の上にギュンツ氷期の砂利が載る水はけのよい丘 |
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| 醸造と熟成 | 120人以上で手摘みし、畑と醸造所で2段階の選果。木製とステンレスの発酵槽で仕込み、樽で熟成(公式の紹介では16か月、2023年は15か月・新樽60%) |
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| 所有 | 1918年にデジレ・コルディエが取得。現在はその曾孫にあたるナンシー・ビニョン=コルディエ氏と家族が経営 |
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| 栽培 | HVE(環境価値重視)レベル3の認証 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は「長熟のチャンピオン」と呼ぶが、具体的な飲み頃の年数は示していない。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 約1万〜1.5万円(ヴィンテージ・店舗で変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「タルボ」とは誰のことですか?
公式サイトによると、名前は15世紀の英国の将軍、シュルーズベリー伯タルボ(コネターブル・タルボ)に由来します。ギュイエンヌの総督を務め、1453年のカスティヨンの戦いで敗れた人物です。セカンドワインの「コネターブル・タルボ」もこの将軍の呼び名から来ています。
白ワインも造っているのですか?
はい。「カイユ・ブラン」という白ワインがあります。公式サイトによると、白ぶどうの畑は5haほどで、ソーヴィニヨン・ブラン80%・セミヨン20%の植栽です。澱とともに樽で熟成し、ブルゴーニュ風に澱をかき混ぜる造りと紹介されています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-13 / 編集: Vinotier編集部