グラン・ヴァン シャトー・ダルマイヤックは、ポイヤックの1855年メドック格付け第5級シャトーが造るグラン・ヴァンです。1933年にバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが取得し、現在もムートン・ロートシルトと同じ一族が所有しています。ポイヤックとしては多いカベルネ・フラン(植栽の8%、平均樹齢60年)がこのワインの特徴とされます。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・ダルマイヤックは、ボルドー左岸メドック地区ポイヤック村の、1855年メドック格付け第5級シャトーが造るグラン・ヴァンです。畑は北でムートン・ロートシルトに接し、所有も同じロートシルト家の一族です。公式は、このワインを「ポイヤックの作風をよく表す一本」とし、力強さと親しみやすさをあわせ持つワインと説明しています。
公式サイトの歴史によると、この土地はもともと14世紀のムートンの領地の一部でした。1660年にダルマイヤック家のもとで独立した領地となり、1855年には「シャトー・ムートン・ダルマイヤック」の名で格付けに入りました。1933年、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトが取得。その後「ムートン・バロン・フィリップ」「ムートン・バロンヌ・フィリップ」と名を変え、1989年に元の名へ戻りました。
畑と造り
畑は80ヘクタールを超え、ポイヤックの土壌の違いを映す4つの砂利の丘に広がります。南向きで、平均樹齢は40年。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン52%・メルロー38%・カベルネ・フラン8%・プティ・ヴェルド2%です。平均樹齢60年のカベルネ・フランが8%を占めるのはメドックでは多めで、公式はこれをダルマイヤックの持ち味としています。
2021年ヴィンテージからは、新しい醸造所と樽熟成庫が使われています。温度管理できる50基の槽で区画ごとに仕込み、11月にブレンドを決めた後、フランス産オーク樽で平均18か月熟成させます。樽は新樽と1回使用の樽が半分ずつです。年ごとの比率は変わり、2023年はカベルネ・ソーヴィニヨン70%・メルロー15%・カベルネ・フラン13%・プティ・ヴェルド2%でした。
飲み頃と楽しみ方
公式は、長く熟成できる一方で若いうちから楽しむこともできるワインと紹介しています。セラーマスターは、ポイヤックの入門にすすめたい一本と話しています。同じ一族のクレール・ミロンと飲み比べるのもおすすめです。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・ダルマイヤックの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・ダルマイヤックの
ヴィンテージ
| 2024 | カベルネ・ソーヴィニヨン72%・カベルネ・フラン14%・メルロー14%。収穫は9月25日〜10月8日(公式の年ごとのページ) |
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| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン70%・メルロー15%・カベルネ・フラン13%・プティ・ヴェルド2%。収穫は9月7日〜30日 |
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| 2022 | カベルネ・ソーヴィニヨン60%・メルロー22%・カベルネ・フラン16%・プティ・ヴェルド2%。収穫は9月8日〜27日 |
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シャトー・ダルマイヤックの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・ダルマイヤックChâteau d'Armailhac |
| 生産者 | シャトー・ダルマイヤック(バロン・フィリップ・ド・ロートシルト家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCポイヤック |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第5級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 畑 | 80ha超。4つの砂利の丘(オベリスク、ルヴァンティーヌ、ピブラン、ベエレ)に広がり、北はムートン・ロートシルトに接する。南向きで平均樹齢40年 |
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| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン52%・メルロー38%・カベルネ・フラン8%・プティ・ヴェルド2%。カベルネ・フランは平均樹齢60年 |
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| 熟成 | フランス産オーク樽で平均18か月。新樽と1回使用の樽が半分ずつ |
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| 醸造所 | 2021年ヴィンテージから新しい醸造所と樽熟成庫を使用。温度管理できる槽が50基で、区画ごとに仕込む |
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| 所有 | 1933年にバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが取得。現在はカミーユ、フィリップ・セレイス・ド・ロートシルト、ジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロートシルトの3氏 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、長く熟成できる一方で若いうちから楽しむこともできるワインと説明している |
| 価格帯の目安 | 約0.9万〜1.3万円(新しいヴィンテージ。年や店で変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
以前は別の名前だったのですか?
はい。1855年の格付けには「シャトー・ムートン・ダルマイヤック」の名で入っています。1933年にバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが取得し、1934年ヴィンテージから「シャトー・ムートン・バロン・フィリップ」、1975年からは2番目の妻ポーリーヌをしのんで「シャトー・ムートン・バロンヌ・フィリップ」となりました。1989年に娘のバロンヌ・フィリピーヌが元の「シャトー・ダルマイヤック」に戻しています。
ムートン・ロートシルトとはどういう関係ですか?
公式サイトによると、この土地はもともと14世紀のムートンの領地の一部で、1660年にダルマイヤック家のもとで独立した領地になりました。現在はムートン・ロートシルト、クレール・ミロンとともに、ロートシルト家のムートン側の一族が持つポイヤックの3つのシャトーの一つで、醸造責任者ジャン=エマニュエル・ダンジョワ氏のもとでチームの知見を共有しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-13 / 編集: Vinotier編集部