グラン・ヴァン シャトー・クレール・ミロンは、ポイヤックの1855年メドック格付け第5級シャトーが造るグラン・ヴァンです。1970年にバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが取得し、ムートン・ロートシルトと同じ一族が所有しています。ボルドーの5品種を使い、ボルドーでも古い1947年植樹のカルメネールの区画を持つことが特徴です。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・クレール・ミロンは、ボルドー左岸メドック地区ポイヤック村の、1855年メドック格付け第5級シャトーが造るグラン・ヴァンです。ムートン・ロートシルト、ダルマイヤックとともに、ロートシルト家のムートン側の一族が持つポイヤックの3つのシャトーの一つです。ラベルの絵柄から、海外では「2人の踊り子」とも呼ばれています。
公式サイトの歴史によると、名前はフランス革命後にこの土地を買ったクレール家に由来し、1850年に隣の集落の名「ミロン」が加わりました。1970年、バロン・フィリップ・ド・ロートシルトが取得し、すぐに畑の立て直しを始めます。娘のバロンヌ・フィリピーヌは2007年に新しい醸造所、2011年に樽熟成庫と迎賓棟を完成させ、2014年からはその子どもたちが引き継いでいます。
畑と造り
畑は41ヘクタールがひと続きになっていて、2つの第1級シャトーに接し、その多くはジロンド川を見下ろすムッセの丘にあります。風が運んだ砂利と砂が粘土石灰の土台の上に重なる土壌で、川からの風が暑さや寒さをやわらげると公式は説明しています。
ブレンドには、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、カルメネールの5品種を使います。1947年に植えたカルメネールの区画は、ボルドーでも古いものの一つとされます。2023年はカベルネ・ソーヴィニヨン72%・メルロー19%・カベルネ・フラン6.5%・カルメネール1.5%・プティ・ヴェルド1%でした。
醸造所は半地下にあり、手摘みのぶどうを重力で40基のステンレス槽へ送ります。熟成はフランス産オーク樽で18か月、新樽は55%です。
飲み頃と楽しみ方
公式は、クレール・ミロンを「ポイヤックの上質なワインらしいエレガンスと、よい熟成の力を持つワイン」と紹介しています。若い年はデキャンタで空気に触れさせるとよいでしょう。2009年に初めて造られたセカンドワイン「パストゥレル・ド・クレール・ミロン」は、2015年から名前をつけて販売されています。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・クレール・ミロンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・クレール・ミロンの
ヴィンテージ
| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン72%・メルロー19%・カベルネ・フラン6.5%・カルメネール1.5%・プティ・ヴェルド1%(公式の年ごとのページ) |
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| 2022 | カベルネ・ソーヴィニヨン59%・メルロー32%・カベルネ・フラン8%・カルメネール1%。収穫は9月9日〜26日。暑く乾いた年で、粒は小さめだった |
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シャトー・クレール・ミロンの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・クレール・ミロンChâteau Clerc Milon |
| 生産者 | シャトー・クレール・ミロン(バロン・フィリップ・ド・ロートシルト家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCポイヤック |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第5級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、カルメネール、プティ・ヴェルド |
| 畑 | 41haがひと続き。2つの第1級シャトーに接し、多くはジロンド川を見下ろすムッセの丘にある。風が運んだ砂利と砂が粘土石灰の上に重なる土壌 |
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| 熟成 | フランス産オーク樽で18か月、新樽55% |
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| 醸造所 | 2007年に新しい醸造所、2011年に樽熟成庫と迎賓棟が完成。ステンレス槽40基で、重力でぶどうを槽へ送る |
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| 所有 | 1970年にバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが取得。2014年からカミーユ、フィリップ・セレイス・ド・ロートシルト、ジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロートシルトの3氏 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、ポイヤックの上質なワインらしいエレガンスと、よい熟成の力を持つワインと説明している |
| 価格帯の目安 | 約1.3万〜1.7万円(新しいヴィンテージ。年や店で変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「クレール・ミロン」という名前の由来は?
公式サイトによると、フランス革命後に国有財産として売りに出された土地をクレール家が買い取り、その名がつきました。「ミロン」は隣にあるポイヤックの集落の名で、1850年に加えられています。もとはラフィットとムートンの領地に結びついた土地だったとされます。
ラベルの「踊り子」は何ですか?
1983年から使われている、ムートン・ロートシルトのワイン美術館の所蔵品を写した絵柄です。ロシアの女帝エカテリーナ2世が持っていた、金とエナメルと真珠でできた小さな踊り子の像で、コメディア・デラルテの登場人物に着想を得たものです。1970年からの最初のラベルには、17世紀ドイツの金めっきの銀の婚礼杯が描かれていました。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-13 / 編集: Vinotier編集部