単一畑 グレーフェンベルク リースリング トロッケン GGは、ラインガウのロバート・ヴァイルが、1109年の記録に残るキードリッヒの畑グレーフェンベルクで造る辛口のリースリングです。千枚岩の多い南西向きの急斜面のぶどうを、2,400リットルの伝統の大樽(ドッペルシュトゥック)で自然に発酵させます。公式は、数十年にわたる熟成の力を持つワインとしています。
この記事の目次
どんなワインか
ロバート・ヴァイルは、ラインガウのキードリッヒ村に本拠を置く醸造所です。公式の技術資料によると、創業は1875年。いまは4代目のヴィルヘルム・ヴァイルが率いています。畑は90ヘクタールで、植えているのはすべてリースリング。栽培は有機の認証を受けています。
その看板の畑がグレーフェンベルクです。最初の記録は1109年で、ライン伯の土地として切り開かれたと記されています。「グレーヴェンベルク」の名は1258〜1259年の文書に初めて現れます。公式によると、ラインのリースリングが最も高く評価された19世紀の終わりから、ロバート・ヴァイル博士のグレーフェンベルクは欧州の宮廷や国際的な高級ホテルで求められ、当時のプロイセンの畑の格付けでも常に最上位に置かれていました。
畑と造り
キードリッヒの急斜面の3つの畑は南西を向き、傾斜は最大60%。グレーフェンベルクの土は石が多く粗く、千枚岩を多く含み、黄土質のロームが混じります。水をほどよく保つ層があり、ぶどうに安定して水が届くと公式は説明しています。
造りは、ぶどうに合わせて浸漬の時間を変え、**2,400リットルの伝統の大樽「ドッペルシュトゥック」**で自然に発酵させます。発酵後は濾過まで亜硫酸を加えず、澱とともに寝かせます。公式は、ミネラルと長く続く質感が一体になり、数十年にわたる熟成の力を持つワインと表しています。
飲み頃と楽しみ方
若いうちは酸が張り、時間とともに開いていく辛口です。冷やしすぎず、中ぶりのグラスで。白身魚の塩焼きや、豚や鶏のローストと合わせる夜に。記念の年のヴィンテージを買って寝かせ、10年、20年後に開けるという楽しみ方も、この畑のワインならではです。
同じドイツの辛口の最上位なら、ナーエのドンホフ ヘルマンスヘーレと並べると、千枚岩のラインガウと、粘板岩に火山性の岩がまじるナーエの違いが見えてきます。産地全体は第11講 ドイツ完全編で学べます。
※畑の面積・造りは公式資料の記載時点の情報です。
ロバート・ヴァイル キードリッヒ・グレーフェンベルク リースリング トロッケン GGの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ロバート・ヴァイル キードリッヒ・グレーフェンベルク リースリング トロッケン GGの
ワイン情報
| 名称 | ロバート・ヴァイル キードリッヒ・グレーフェンベルク リースリング トロッケン GGWeingut Robert Weil Kiedrich Gräfenberg Riesling Trocken GG |
| 生産者 | ロバート・ヴァイル(ヴァイングート・ロバート・ヴァイル) |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | ドイツ/ラインガウ(キードリッヒ) |
| 原産地呼称 | ラインガウ |
| 格付け | VDP グローセス・ゲヴェックス(VDP.グローセ・ラーゲ。VDPの格付けで、ワイン法の区分ではない) |
| 主な品種 | リースリング |
| 畑 | キードリッヒ・グレーフェンベルク(VDP.グローセ・ラーゲ)。南西向きで、キードリッヒの急斜面の畑は傾斜が最大60%(公式) |
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| 土壌 | 千枚岩を多く含む石の多い粗い土に、黄土質のローム。水をほどよく保つ(公式) |
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| 歴史 | 最初の記録は1109年。「グレーヴェンベルク」の名は1258〜1259年の文書に初めて現れる。19世紀末には欧州の宮廷や高級ホテルで求められた(公式) |
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| 造り | ぶどうごとに浸漬時間を変え、2,400リットルの伝統の大樽「ドッペルシュトゥック」で自然発酵。濾過まで亜硫酸を加えずに、澱とともに熟成(公式技術資料) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(辛口リースリングの一般的な目安) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、数十年にわたって熟成する力を持つと説明している |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
グレーフェンベルクには甘口もありますか?
はい。公式の「グローセ・ラーゲ」のページには、辛口のGGのほか、シュペートレーゼ、アウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼの資料が並んでいます。公式は、エステートのワインからグレーフェンベルクのGG、トロッケンベーレンアウスレーゼまで、1989年から毎年途切れずに収穫してきたと説明しています。辛口を選ぶなら、ラベルの「トロッケン」と「GG」を目印に。
GG(グローセス・ゲヴェックス)とは何ですか?
VDP(ドイツ高品質ワイン醸造所連盟)が、最上位の畑「グローセ・ラーゲ」から造る辛口ワインに付ける呼び名です。ワイン法の区分ではなく、VDPに加盟する醸造所の格付けです。グレーフェンベルクは、ロバート・ヴァイルがVDP.グローセ・ラーゲとして扱う畑です。
出典・確認日
4件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-30 / 編集: Vinotier編集部