1982年から造り続ける「入門」の位置づけのシャルドネ(クラシック・ワイン) サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネは、オー・ボン・クリマが1982年の創業から造り続け、自ら「入門」と呼ぶシャルドネです。2024年はビエン・ナシードなど4つの畑の手摘みのぶどうを房ごと圧搾し、新樽ではないフランソワ・フレールの樽で発酵と8か月の澱熟成を行いました。熟した樽香の強いシャルドネが流行した時代にも、ミネラル感と酸を重んじる控えめな造りを守ってきたと生産者は説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネは、カリフォルニアのサンタ・バーバラで、ブルゴーニュの白に学んだ造りを続けるオー・ボン・クリマのシャルドネです。生産者はこのワインを自ら「入門」のシャルドネと呼び、1982年の最初の年から造り続けています。ホタテの刺身や白身魚のフライを並べた夜に、グラスで通せる一本です。
オー・ボン・クリマは、ジム・クレンデネンが当時のパートナー、アダム・トルマックとともに1982年の収穫から始めました。公式によると、クレンデネンはフランス滞在中にブルゴーニュの造り手たちの栽培と醸造を取材した経験をもとに、この地でブルゴーニュ・スタイルのワインを造ると決めました。1990年からは単独で経営し、ワイナリーをサンタ・マリアのビエン・ナシード・ヴィンヤードへ移しています。クレンデネンは2021年に急逝し、醸造家ジム・アデルマンが率いるチームが造りを引き継いでいます。
造りと味わい
2024年の技術資料によると、ぶどうはビエン・ナシード、ロス・アラモス、ランチョ・レアル、ノース・キャニオンの4つの畑から集めました。9月に何度かに分けて手で摘み、畑で選果してから房ごと圧搾します。果汁はすぐに落ち着かせて冷やし、樽に移してアルコール発酵とマロラクティック発酵を行います。翌年の夏まで、新樽ではないフランソワ・フレールのフレンチオーク樽で8か月、澱とともに熟成させてから瓶詰めします。アルコールは13.5%です。
生産者は、熟した樽香の強いシャルドネが流行した2000年代初めにも、ミネラル感と酸、凝縮感を重んじる控えめな造りを守ってきたと説明しています。香りは金柑や仏手柑、グレープフルーツなどの柑橘から、バニラのアイシングやレモンメレンゲパイへ移るとし、すぐに楽しめる一方、この先10年でより豊かで複雑なワインに育つとしています。
合う料理と飲み方
生産者が勧めるのは、シンプルで味のはっきりした料理です。チキン・アルフレード、ホタテの刺身、軽く揚げた白身魚のタコスが例に挙がっています。寿司・刺身の白身や貝とも合わせやすい白です。カリフォルニアの産地は第12講 カリフォルニア完全編、品種はシャルドネで紹介しています。
オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネの
ヴィンテージ
| 2024 | ビエン・ナシード、ロス・アラモス、ランチョ・レアル、ノース・キャニオンの4畑から。新樽ではない樽で8か月の澱熟成、アルコール13.5%(公式の技術資料) |
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オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネの
オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネのワイン情報
| 名称 | オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネAu Bon Climat Chardonnay Santa Barbara County |
| 生産者 | オー・ボン・クリマ |
| 位置づけ | 1982年から造り続ける「入門」の位置づけのシャルドネ(クラシック・ワイン) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | アメリカ/カリフォルニア/サンタ・バーバラ・カウンティ |
| 原産地呼称 | サンタ・バーバラ・カウンティ |
| 主な品種 | シャルドネ |
| 畑(2024年) | ビエン・ナシード、ロス・アラモス、ランチョ・レアル、ノース・キャニオンの4畑。年によって組み合わせが変わる(公式) |
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| 醸造 | 9月に複数回に分けて手摘みし、畑で選果。房ごと圧搾し、樽でアルコール発酵とマロラクティック発酵(公式) |
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| 熟成 | 新樽ではないフランソワ・フレールのフレンチオーク樽で8か月、澱とともに熟成(2024年・公式) |
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| 分析値(2024年) | アルコール13.5%、酸6.6g/L、pH3.39(公式) |
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| 飲み頃 | リリース直後から楽しめ、この先10年でより豊かで複雑なワインに育つとしている(公式) |
| 飲み頃の温度 | 10〜13℃(樽発酵の白の一般的な目安) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりから大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、リリース直後から楽しめ、この先10年でより豊かになるとしている |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ シャルドネのよくある質問
国内で見かける「ミッション・ラベル」とは違うワインですか?
輸入元の中川ワインは、墨絵画家ドリュー・カタオカが描いたサンタ・バーバラのミッション(教会)のラベルで、サンタ・バーバラ・カウンティのシャルドネを扱っています。同社の資料では畑がビエン・ナシード、熟成が仏産樽で約12か月となっていて、生産者の技術資料にある標準ラベルの2024年(4つの畑・8か月)とは書かれている内容が異なります。ラベルの違いだけでなく中身の説明も違うので、買うときは輸入元と年号の表示を確かめてください。
どんな料理に合いますか?
生産者は、シンプルで味のはっきりした料理を勧め、チキン・アルフレード(クリームのパスタ)、ホタテの刺身、軽く揚げた白身魚のタコスとクリーミーなキャベツのサラダを例に挙げています。軽やかからミディアムの重さで、食卓に合わせやすい白と説明しています。
出典・確認日
7件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-02 / 編集: Vinotier編集部