単一畑(創業時からの自社畑) キスラー・ヴィンヤードは、1978年創業のキスラー・ヴィンヤーズが、創業者スティーヴ・キスラーが最初に植えた畑から造る単一畑のシャルドネです。畑はマヤカマス山地の西端、標高約1,800フィート弱の赤い火山性土壌にあり、1986年から瓶詰めされています。
この記事の目次
どんなワインか
キスラー・ヴィンヤードは、カリフォルニア・ソノマのキスラー・ヴィンヤーズが、創業者スティーヴ・キスラーが最初に植えた自社畑から造る単一畑のシャルドネです。キスラーは1978年、スティーヴ・キスラーとマーク・ビクスラーが「カリフォルニアでも畑の個性を映した上質なシャルドネが造れる」という考えから始めた造り手で、カリフォルニアのシャルドネを語るときに名前が挙がることの多い存在です。
公式によると、この畑のワインは1986年から瓶詰めされています。公式はその味わいを、同じ蔵のマクレア・ヴィンヤードと同じく明るい核果や花のような印象を持ちながら、より引き締まった性格と強い芯、重なる質感があると説明しています。
畑と造り
畑はマヤカマス山地の西端、小さなすり鉢状の地形にあり、標高は1,800フィート(約550m)をわずかに下回ります。土は深い赤色の火山性土壌で、灌漑をしない古い樹が育っています。樹齢は公式ページ内でも40年・46年と表記が分かれているため、40年を超える古木と理解しておくのが無難でしょう。
蔵全体の方針として、公式は1980年代半ばからすべてのシャルドネの畑に同じ1つの古い系統を植えてきたと述べています。収穫は果実が最も新鮮な夜間に行い、シャルドネはすべて地下の樽貯蔵庫で野生酵母により発酵させます。樽はブルゴーニュのサン・ロマンで3年間自然乾燥させた木材から造るフランス産です。同じ畑の午後の日を受ける1区画からは、別のキュヴェ「キュヴェ・キャスリーン」も造られています。
飲み頃と楽しみ方
公式の飲み頃の目安は確認できませんでしたが、山の畑らしい締まった骨格を持つとされ、若いうちは閉じていることが多いと評されます。冷やしすぎず、ふくらみのあるグラスで時間をかけて開かせるのがよいでしょう。ブルゴーニュのバタール・モンラッシェと飲み比べると、同じ品種でも土地による違いが見えてきます。カリフォルニア全体の流れは第12講 カリフォルニア完全編で学べます。
※生産量・価格はヴィンテージや時期により変わります。公式サイトでは購入リスト(アロケーション)への登録を案内しています。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
キスラー シャルドネ キスラー・ヴィンヤードの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
キスラー シャルドネ キスラー・ヴィンヤードの
ヴィンテージ
| 2019 | 公式はこの年を「40回目のヴィンテージ」の、原点の畑らしい古典的な瓶詰めと位置づけ、樹齢43年の無灌漑の樹からと記している。ラベル表記はソノマ・ヴァレー。 |
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キスラー シャルドネ キスラー・ヴィンヤードの
ワイン情報
| 名称 | キスラー シャルドネ キスラー・ヴィンヤードKistler Vineyards Chardonnay "Kistler Vineyard" |
| 生産者 | キスラー・ヴィンヤーズ |
| 位置づけ | 単一畑(創業時からの自社畑) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | アメリカ/カリフォルニア/ソノマ(マヤカマス山地の西端) |
| 原産地呼称 | ソノマ・ヴァレー |
| 主な品種 | シャルドネ |
| 畑 | マヤカマス山地の西端、小さなすり鉢状の地形にある、キスラーの最初の植え付け。標高は1,800フィート(約550m)をわずかに下回る |
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| 土壌と栽培 | 深い赤色の火山性土壌。無灌漑で育つ樹齢40年を超える樹(公式ページ内で樹齢の表記が40年・46年と食い違う) |
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| 瓶詰めの開始 | 1986年から(公式) |
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| 品種の系統 | 1980年代半ばから、すべてのシャルドネの畑に同じ1つの古いカリフォルニアの系統(ヘリテージ・クローン)を植えている(蔵全体) |
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| 醸造 | 夜間に収穫。シャルドネはすべて地下の樽貯蔵庫で野生酵母により発酵。樽はサン・ロマンで3年間自然乾燥させた木材から造るフランス産(蔵全体) |
| 飲み頃の温度 | 12〜14℃前後(一般的な熟成型の辛口白の目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型など、ふくらみのある白ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | 公式の飲み頃の目安は確認できなかった。一般には若いうちは締まっており、数年の瓶熟成を待って開けることが多い |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
キスラーにはシャルドネが何種類ありますか?
公式によると、キスラーはカーネロスからソノマ・ヴァレー、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、ソノマ・コーストまで5つの産地にまたがる17の畑を手がけ、単一畑のシャルドネを12種類、単一畑のピノ・ノワールを2種類造っています。キスラー・ヴィンヤードはそのうち、創業者が最初に植えた原点の畑です。
「キュヴェ・キャスリーン」とはどう違うのですか?
キュヴェ・キャスリーンは、同じキスラー・ヴィンヤードの中の1区画だけのぶどうで造るシャルドネです。公式によると、畑で唯一、砕けた岩盤が赤い火山性土壌の上に現れ、朝ではなく午後の日差しを受ける区画で、1989年に植えられ、1998年から別に瓶詰めされています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-23 / 編集: Vinotier編集部