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日本のワイナリー

HASE de KODAWAAR WINERY(ハセ・ド・コダワール)

hase-de-kodawaar / 創業 2022年
産地
長野県松本市
訪問
ショップ
代表銘柄
HILLS メルロー・HILLS ピノ・ノワール
どんなワイナリー?

HASE de KODAWAAR WINERY(ハセ・ド・コダワール)は、長野県松本市寿小赤にある小さなワイナリーです。運営は合同会社HASE de KODAWAARで、長谷川福広さんと洋子さん夫妻が営んでいます。公式サイトによれば、醸造所(寿醸造所)は2022年に完成し、酒類製造免許を得て同年9月から醸造を始めました。松本市と塩尻市の標高750m前後の自社畑でヨーロッパ系品種を育て、白は『CASTLE』、赤は『HILLS』の名で出しています。長野県のワイン情報サイトによれば醸造所にショップがありますが、畑に出ていて不在のことがあるため、訪ねる前に電話で連絡するよう案内されています。

この記事の目次

松本平の東の山すそにある、夫婦のワイナリー

HASE de KODAWAAR WINERY(ハセ・ド・コダワール)は、長野県松本市寿小赤665-4にある小さなワイナリーです。運営は合同会社HASE de KODAWAAR(本社は松本市惣社)。公式サイトでは、銘醸地の塩尻と歴史の町の松本が連なる松本平で、ぶどうの栽培とワインの醸造に取り組むワイナリーと名乗っています。

長野県のワイン情報サイト「NAGANO WINE」によれば、ワイナリーは長谷川福広さんと妻の洋子さんが開きました。福広さんは千葉大学で土壌学を学び、化学メーカーを退職したあとに塩尻ワイン大学でワイン造りを学んだといいます。その知識と経験を生かして、理想のワインを目指しているとされています。県のワインバレー構想では、日本アルプスワインバレーに入っています。

委託醸造からガレージワイナリーへ

公式サイトの「活動状況」をたどると、歩みがわかります。2019年9月には、収穫目前の3年目の樹の実をハクビシンに食べられ、片丘第1圃場のぶどうがほとんど残らなかったと記されています。2020年9月に3年目の樹から本格的な収穫を始め、近隣の3つのワイナリーに醸造を委託しました。その秋のワインを熟成させ、2021年4月に最初のワインを出しています。

2021年12月に法人を設立し、2022年2月に醸造所の予定地で地鎮祭を行いました。公式サイトによれば醸造所は2022年に完成し、酒類製造免許を取得して同年9月から醸造を始めています。施設の名は「寿醸造所」。隣の畑で育てたヨーロッパ系品種のぶどうと、松本産のリンゴを使って、ワインとシードルを造っています。造り手自身が「ガレージワイナリー」と呼ぶ規模で、醸造所の中には試飲室の写真も載っています。

標高750m前後の畑と仕立て

自社畑は、公式サイトによれば次の4か所です。

  • KATAOKA 1(塩尻市片丘) ── 約1,800㎡、標高約780m。赤のぶどうを中心に5品種。
  • KATAOKA 2(塩尻市片丘) ── 標高約750m。第1圃場の近くで、より礫が多く水はけのよい土。まだ半分ほどにしか苗が植わっていないとされています。
  • YAMABE(松本市入山辺) ── 長野県のぶどう栽培の発祥の地とされる地区。主に白のぶどう。
  • 寿の畑(松本市寿) ── 2021年に造成した、ほかより100mほど低い南西向きの斜面。やや暖かい土地に向く品種を植えています。

公式サイトは、雨が少なく日照の多い土地柄と、昼夜の寒暖差が大きい標高750m前後の畑を強みに挙げています。仕立てはリール(V字型)仕立てで、畑の面積あたりの葉の面積を通常の倍近くまで広げ、収量を抑えて凝縮したワインを目指しているといいます。草を生やしたまま育てる草生栽培を取り入れ、ノスリやフクロウなどの猛禽を呼んで害獣を防ぐ工夫も続けています。2024年には特区が広がり、塩尻市の自社畑のぶどうも松本の醸造所で造れるようになる見込みだと記されていました。

白の『CASTLE』と赤の『HILLS』

銘柄は、松本城の姿にちなむ白の『CASTLE』と、松本平の東の山すその丘にちなむ赤の『HILLS』が軸です。公式サイトの銘柄ページによれば、それぞれ次のような品種で造られています。

  • HILLS ── メルロー、ピノ・ノワール(造り手が力を入れる品種)、カベルネ・ソーヴィニヨン、川上善兵衛が生んだブラック・クイーン。メルローとブラック・クイーンを合わせた『ルージュ』、メルローとピノ・ノワールを合わせた『ルージュ・ピノ』(2024年9月発売)もあります。
  • CASTLE ── 酸がおだやかで和食に合わせやすいとされるピノ・グリ、ステンレスタンクで熟成させるリースリング、主にフランス産オーク樽で発酵・熟成させるシャルドネ。2024年にはヴィオニエの初ヴィンテージを仕込みました。

公式サイトによれば、HILLS メルロー 2022は、600人以上の女性のワイン専門家が審査するフランスの「フェミナリーズ世界ワインコンクール」で、2024年に金賞を受けました。ネッビオーロとカベルネ・ソーヴィニヨンを一緒に発酵させた赤もフランス産オーク樽で熟成中で、2026年に名前を決めて出す予定と案内されています。

このほか、マスカット・ベーリーAと山ぶどうのロゼ『LOLLIPOP』、山ぶどうを軸にした赤『TIPTOP』、長野のリンゴを瓶内で発酵させた淡いピンクのシードル『MORGENLOT』と、ビールのように軽く飲めるとされる『BROCKEN』があります。公式サイトは、CASTLEにリンゴのコンポート、HILLSにレーズンやシュトーレンを合わせる食べ方をすすめています。価格は公式サイトでは確認できませんでした。

訪ねる前に、電話をひとつ

長野県のワイン情報サイトによれば醸造所にショップがありますが、夫婦で畑に出ていて不在のことがあるため、訪ねる前に電話(090-1829-6203)で連絡するよう案内されています。営業時間、定休日、試飲の料金、見学の受け付けは確認できませんでした。遠方からなら、公式サイトの注文フォームやFAX、電話で取り寄せるのが確実です。7本以上なら送料が無料になると案内されています。

行き方は、電車ならJR篠ノ井線の村井駅かJR松本駅からタクシーか市営バス。松本市営バス寿台線の「小池ささらの里入口」から歩いて約3分です。車なら塩尻北ICから国道19号で松本方面へ向かいます。駐車場の案内は確認できませんでした。

同じ松本市には、入山辺の山辺ワイナリーやGAKUFARM & WINERYがあり、塩尻の桔梗ヶ原には井筒ワインがあります。長野の産地の全体像は産地:長野と第72講 長野完全編、ワイナリーを訪ねるときの心得は第51講 ワイナリー訪問でまとめています。

よくある質問

HASE de KODAWAAR WINERYはどんなワイナリー?
長野県松本市寿小赤665-4にある、合同会社HASE de KODAWAARの小さなワイナリーです。長谷川福広さんと洋子さん夫妻が営み、公式サイトによれば醸造所は2022年に完成し、同年9月に醸造を始めました。松本市と塩尻市の標高750m前後の自社畑でヨーロッパ系品種を育て、白は『CASTLE』、赤は『HILLS』の名で出しています。松本のリンゴを使ったシードルも造っています。
ワイナリーを訪ねて、試飲や購入はできる?
長野県のワイン情報サイト「NAGANO WINE」によれば醸造所にショップがありますが、畑に出ていて不在のことがあるため、訪ねる前に電話(090-1829-6203)で連絡するよう案内されています。営業時間や定休日、試飲の有無と料金は確認できませんでした。公式サイトからは、注文フォームやFAX、電話で取り寄せられます。
行き方は?
公式サイトによれば、電車ならJR篠ノ井線の村井駅かJR松本駅からタクシーか市営バスです。松本市営バス寿台線(松本駅〜村井駅)の「小池ささらの里入口」で降りると徒歩約3分。車なら長野自動車道の塩尻北ICから国道19号を松本方面へ進み、村井交差点と小池神社交差点を右折して、約100m先の十字路を右折してから約150mです。駐車場の案内は確認できませんでした。

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最終更新: 2026-10-31 / 編集: Vinotier編集部