単一畑 レス・マニェスは、プリオラートのテロワール・アル・リミットが、標高800mの西向きの畑だけから造る単一畑の赤です。品種は葉の裏に細かな毛をもつガルナッチャ・ペルーダ100%。公式は手摘み・全房発酵のうえ、コンクリートで熟成させると説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
レス・マニェスは、スペイン・カタルーニャのプリオラートでテロワール・アル・リミットが造る単一畑の赤ワインです。公式の歴史によると、この蔵は2001年にドミニク・フーバーと、南アフリカの醸造家イーベン・サディが立ち上げました。2003年にトロジャ・デル・プリオラート村に小さな醸造所を得て、レス・マニェスは2006年が初ヴィンテージです。サディは2012年に南アフリカへ戻り、現在はフーバーが率いています。
公式は、自分たちの上位シリーズをブルゴーニュの土地の考え方に学んだものと位置づけています。プリオラートの赤は力強いものという印象を持たれがちですが、この蔵が掲げるのは、地中海の料理に寄り添う軽やかで透明感のあるワインです。樽の風味、抽出のしすぎ、ぶどうの熟しすぎで土地の個性を隠さないことを方針にしています。産地の全体像は銘醸図鑑:プリオラートで紹介しています。
畑と造り
公式によると、畑はモンサン山の斜面、標高800メートルにある西向きの区画で、公式は自ら「グラン・クリュ」の畑と呼んでいます。植わっているのは樹齢60年のガルナッチャ・ペルーダだけ。グルナッシュ(ガルナッチャ)の珍しい変種で、葉の裏の細かな産毛が暑さの中で水分を保つとされます。糖度が上がりにくくアルコールが控えめになることが、明るさと上品さにつながると公式は説明しています。
土は、プリオラートを代表する粘板岩(リコレリャ)ではなく粘土で、本文では石灰に富む粘土と書かれています。ぶどうは手で摘み、房ごと発酵させます。その後はコンクリートで8か月熟成させると公式は説明しています。2021年の資料では、収量は1ヘクタールあたり2,000キロ、生産量は3,500本、アルコールは13.5%でした。
飲み頃と楽しみ方
公式は、今楽しめると同時に、長い将来にわたって表情を見せるワインだとしています。高地の冷涼な畑から生まれる軽やかさが持ち味とされるので、ブルゴーニュ型の大ぶりなグラスで、やや低めの温度から香りの開きを見るのがおすすめです。同じプリオラートのレルミタと並べると、同じ品種でも畑の高さと土でどれほど違うかが分かります。
なお、同じ銘柄ページには、500リットルの樽やシュトッキンガー社の大樽を使うという熟成の説明や、2015年は大樽で24か月熟成したという評論家の記述も載っています。熟成の方法はヴィンテージによって変わってきたと考えられます。
※熟成の方法や生産量はヴィンテージによって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
テロワール・アル・リミット レス・マニェスの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
テロワール・アル・リミット レス・マニェスの
ヴィンテージ
| 2021 | 公式の資料では、樹齢60年のガルナッチャ・ペルーダ100%、収量1haあたり2,000kg、生産量3,500本、アルコール13.5%。 |
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テロワール・アル・リミット レス・マニェスの
ワイン情報
| 名称 | テロワール・アル・リミット レス・マニェスTerroir al Límit Les Manyes |
| 生産者 | テロワール・アル・リミット(ドミニク・フーバー) |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | スペイン/カタルーニャ/プリオラート |
| 原産地呼称 | DOQプリオラート |
| 主な品種 | ガルナッチャ・ペルーダ(グルナッシュ) |
| 初ヴィンテージ | 2006年(レス・トセスと同じ年) |
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| 畑 | モンサン山の斜面、標高800m、西向き。樹齢60年。公式の資料は土壌を粘土(本文では石灰に富む粘土)としている |
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| 造り | 手摘み、全房発酵。公式の説明では、その後コンクリートで8か月熟成 |
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| 2021年の例 | 生産量3,500本、収量1haあたり2,000kg、アルコール13.5% |
| 飲み頃の温度 | 15〜17℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、今楽しめると同時に長い将来にわたって表情を見せるワインだとしている |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「ガルナッチャ・ペルーダ」とは何ですか?
公式の説明では、この地域で広く植えられるガルナッチャ・ティンタの珍しい変種で、ペルーダは「毛の生えた」という意味です。葉の裏に細かな産毛があり、強い暑さの中でも水分を保ちやすいとされます。糖度が上がりにくいためアルコールも控えめになり、明るさと上品さが出ると公式は説明しています。
プリオラートの赤なのに、なぜ軽やかだと言われるのですか?
造り手が、地中海の料理に合わせる軽やかで透明感のあるワインを目指しているためです。公式は、樽の風味や抽出のしすぎ、ぶどうの熟しすぎで土地の個性を隠さないことを掲げ、全房発酵と、オーク樽の代わりにコンクリートやアンフォラでの熟成を取り入れています。レス・マニェスは標高800mの冷涼な畑から生まれる点も特徴です。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-22 / 編集: Vinotier編集部