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ソルデラ カーゼ・バッセ

Soldera Case Basse Toscana IGP 100% Sangiovese / カーゼ・バッセ(ジャンフランコ・ソルデラ)

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代表銘柄(唯一の赤)

ソルデラは、ジャンフランコ・ソルデラがモンタルチーノのカーゼ・バッセで造るサンジョヴェーゼ100%の赤です。1977年から2006年ヴィンテージまではブルネッロ・ディ・モンタルチーノとして出されていましたが、公式によると2013年からは2006年ヴィンテージ以降をトスカーナIGT(現IGP)と表示しています。自社畑のぶどうを野生酵母で発酵し、スラヴォニアンオークの大樽で長く熟成させる造りで知られます。

  • 伝統的
  • 繊細
  • 長い大樽熟成
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

ソルデラは、トスカーナ州モンタルチーノのカーゼ・バッセで造られる、サンジョヴェーゼ100%の赤ワインです。公式サイトによると、ミラノで保険仲介の会社を営んでいたジャンフランコ・ソルデラは、妻グラツィエッラとともに「世界最高のワインのひとつ」を造る土地を探し、1972年6月にカーゼ・バッセを見つけました。長く耕作されていなかった23ヘクタールの土地を2か月後に買い、その秋に最初の畑を植えています。初収穫は1975年です。ジャンフランコは2019年2月に亡くなり、現在は家族が蔵を継いでいます。

このワインは長くブルネッロ・ディ・モンタルチーノとして知られてきました。公式の年表では、最初のブルネッロは1977年ヴィンテージで、1982年に発売されています。そして2013年からは、2006年ヴィンテージのワインを最初に「トスカーナIGT(現在はIGP)」と表示しています。公式は理由を書いていませんが、Decanterは2012年12月に元従業員が樽を開けて6年分のワインが失われた事件と、2013年3月のブルネッロ生産者協会からの脱退を報じています。

畑と造り

畑はモンタルチーノの南西、標高約320メートルにあり、2021年の技術資料ではぶどう畑は約10ヘクタール、すべてサンジョヴェーゼとされています。草花や虫、蜂などが共存する多様な環境を保つことを重んじ、病害対策は銅と硫黄だけに限っていると公式は説明しています。

発酵は100ヘクトリットルを超えるスラヴォニアンオークの木桶で、市販の酵母を使わずに自然に進めます。その後、地下14メートルのセラーでスラヴォニアンオークの大樽に移し、長い時間をかけて熟成させます。清澄やろ過はせずに瓶詰めし、6か月以上休ませてから出荷されます。2021年の生産量は750mlで19,166本でした。

飲み頃と楽しみ方

公式は17〜18℃で供することをすすめ、保管はボトルを立てて12〜16℃・湿度70%以上の場所でと案内しています。長期熟成型とされ、生産量の少なさから希少な1本です。同じモンタルチーノの伝統派、ビオンディ・サンティと並べると、産地の幅が見えてきます。産地の全体像は銘醸図鑑 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノで整理しています。

※畑の面積や造り、表示は資料・時期によって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。

ソルデラ カーゼ・バッセの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

ソルデラ カーゼ・バッセの

ヴィンテージ

2021乾燥して涼しい年。雨の多い冬で水分が蓄えられ、4月7〜8日の夜に-1.2℃を記録したが大きな被害はなし。収穫は9月8〜13日(公式技術資料)

ソルデラ カーゼ・バッセの

ワイン情報

名称ソルデラ カーゼ・バッセSoldera Case Basse Toscana IGP 100% Sangiovese
生産者カーゼ・バッセ(ジャンフランコ・ソルデラ)
位置づけ代表銘柄(唯一の赤)
種類赤
国・地域イタリア/トスカーナ/モンタルチーノ
原産地呼称トスカーナIGT/IGP(2006年ヴィンテージ以降。それ以前はブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG)
主な品種サンジョヴェーゼ
創業1972年6月にジャンフランコとグラツィエッラ夫妻がカーゼ・バッセ(23ha)を見つけ、2か月後に購入。同年秋に約2ha、1973年に約4.5haの畑を植え、初収穫は1975年(公式)
畑モンタルチーノの南西、標高約320m。ぶどう畑は約10haで、サンジョヴェーゼのみ(公式・2021年の技術資料)
表示の変遷最初のブルネッロは1977年ヴィンテージで1982年発売。ブルネッロとしての生産は2006年ヴィンテージまで。2013年からは2006年ヴィンテージのワインを最初にトスカーナIGT/IGPと表示(公式)
醸造100hlを超えるスラヴォニアンオークの円錐台形の木桶で、市販酵母を使わず自然発酵(2021年の技術資料)
熟成と瓶詰めスラヴォニアンオークの大樽で長期熟成。清澄・ろ過をせずに瓶詰めし、6か月以上セラーで休ませてから出荷(2021年の技術資料)
生産量2021年は750ml 19,166本と1.5リットル 1,522本で、すべて番号入り(2021年の技術資料)
飲み頃の温度17〜18℃(公式の推奨)
グラスブルゴーニュ型など口のすぼまった大ぶりのグラス
飲み頃の目安長期熟成型とされる。公式はボトルを立てて12〜16℃・湿度70%以上で保管するよう案内している
価格帯の目安10万円〜

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

なぜブルネッロではなくトスカーナIGTと表示しているのですか?
公式は、2013年から2006年ヴィンテージ以降をトスカーナIGT/IGPと表示していると書いていますが、理由は説明していません。同じ時期の出来事として、Decanterは2012年12月2日に元従業員が蔵に侵入して樽を開け、6年分のワイン62,600リットルが失われたこと、2013年3月にソルデラがブルネッロ生産者協会(コンソルツィオ)を脱退したことを伝えています。協会は2013年4月、ソルデラを除名したと発表しました。
ソルデラはほかにどんなワインを造っていましたか?
公式の年表には、1975〜1982年の「ロッソ・ダイ・ヴィニェーティ・ディ・ブルネッロ」、1985〜1992年のインティスティエーティ(樽熟成を短くしたテーブルワイン)、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、2005年のペガソスなどが載っています。現在、公式サイトで紹介されている銘柄は「トスカーナIGP ソルデラ カーゼ・バッセ」の1本です。

出典・確認日

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

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最終更新: 2026-10-20 / 編集: Vinotier編集部