代表銘柄(メルローの単一畑) ガラトローナは、トスカーナ東部ヴァルダルノ・ディ・ソプラのペトロロが造るメルロー100%の赤です。公式は蔵の「メルローのグラン・クリュ」と位置づけ、初ヴィンテージは1994年。原産地呼称はヴァルダルノ・ディ・ソプラDOCで、畑名「ヴィーニャ・ガラトローナ」を名乗ります。
この記事の目次
どんなワインか
ガラトローナは、トスカーナ州アレッツォ県ブチーネにあるペトロロの赤ワインです。蔵はキャンティの丘陵の南東の端、アルノ川上流のヴァルダルノ・ディ・ソプラにあります。公式によると、1940年代にバッツォッキ家がこの土地を手に入れ、1947年にはガストーネ・バッツォッキがサンジョヴェーゼの畑を植えました。
ガラトローナはメルロー100%で、公式は蔵の**「メルローのグラン・クリュ」**と呼んでいます。初ヴィンテージは1994年で、2024年ヴィンテージは30周年を記念した特別なラベルで出されます。原産地呼称はヴァルダルノ・ディ・ソプラDOCで、ラベルには畑名の「ヴィーニャ・ガラトローナ」が入ります。公式は「偉大なワインは、品種を超えて、その土地の言葉を話すべきだ」と書いています。
畑と造り
畑はフェリアーレと呼ばれる地区の標高300メートル、南東向きの斜面にあります。土は粘土の多い中程度の土で、ガレストロ(片岩)、アルベレーゼ(石灰岩)、砂岩が混じります。公式は、粘土がメルローに必要な水分を土に保つと説明しています。1980年代末から90年代半ばに、樹勢の弱いボルドーのクローンを植えました。面積は、銘柄ページでは約10ヘクタール、畑のページでは9ヘクタールとされ、公式内でも数字に違いがあります。
2004年からは灌漑や施肥、合成農薬をやめ、2016年ヴィンテージからは畑も有機認証を受けています。ぶどうは手で摘み、選果台で粒を選びます。発酵は野生酵母によるもので、コンクリートタンクで行い、手作業で穏やかにルモンタージュします。マロラクティック発酵は樽の中で自然に進み、その後フレンチオークのバリック(3分の1が新樽)で約18〜20か月熟成させます。最初の6か月は澱をかき混ぜるバトナージュを続けます。生産量は約30,000本です。
飲み頃と楽しみ方
公式はガラトローナを、強さと優雅さを備え、酸と果実とタンニンのバランスがよいワインと説明しています。長期熟成型として扱われることが多く、若い年は時間をかけて開くのを待ちたい1本です。ボルゲリのマッセートと並べると、トスカーナのメルローの違いが見えてきます。トスカーナ全体の中での位置づけは第56講 トスカーナ&中部イタリア完全編で学べます。
※畑の面積や造りは資料・時期によって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
ペトロロ ガラトローナの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ペトロロ ガラトローナの
ワイン情報
| 名称 | ペトロロ ガラトローナPetrolo Galatrona |
| 生産者 | ペトロロ |
| 位置づけ | 代表銘柄(メルローの単一畑) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/トスカーナ/ヴァルダルノ・ディ・ソプラ(ブチーネ) |
| 原産地呼称 | ヴァルダルノ・ディ・ソプラDOC(Vigna Galatrona, Merlot) |
| 主な品種 | メルロー |
| 初ヴィンテージ | 1994年。2024年ヴィンテージは30周年を記念し、画家サビーナ・ミッリと作った特別なラベル(公式) |
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| 畑 | フェリアーレの地区、標高300m・南東向き。粘土の多い中程度の土に、ガレストロ・アルベレーゼ・砂岩が混じる。1980年代末〜90年代半ばにボルドーの樹勢の弱いクローンを植えた(公式) |
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| 畑の面積 | 銘柄ページは約10ha・約5万本、畑のページは9ha(ガラトローナ・フェリアーレ・ドットーレの3区画、1990年植え付けの最初のメルロー畑)としており、公式内でも数字が異なる |
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| 栽培 | 2004年から灌漑・施肥・合成農薬をやめ、2016年ヴィンテージから畑も有機認証(公式) |
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| 醸造と熟成 | 手摘みと選果台での粒選り。野生酵母でコンクリートタンク発酵、マロラクティック発酵は樽で自然に。フレンチオークのバリック(3分の1が新樽)で約18〜20か月、最初の6か月はバトナージュ(公式) |
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| 生産量 | 約30,000本(750ml換算、公式)。すべて蔵元で瓶詰め |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。若いヴィンテージは数年寝かせるか、デキャンタで空気に触れさせるのが一般的な目安(年による) |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ペトロロでいちばん上のワインはガラトローナですか?
公式は、ガラトローナを「メルローのグラン・クリュ」、カンポ・ルッソを「カベルネ・ソーヴィニヨンのグラン・クリュ」と呼んでいます。カンポ・ルッソはガラトローナの塔の下、標高450〜500mの約0.5haの畑から造られ、初ヴィンテージは2004年、生産量は約1,800本です。約30,000本造られるガラトローナは、蔵を代表する1本といえます。
ヴァルダルノ・ディ・ソプラDOCとはどんな産地ですか?
公式によると、アレッツォの平野とフィレンツェの丘のあいだ、アルノ川上流の谷の両側に広がる産地です。1716年にトスカーナ大公コジモ3世が上質なワインの産地として定めた4地域のひとつで、2011年にDOCとなりました。品種名を表示できるワインとして、サンジョヴェーゼやメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなどが認められています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-20 / 編集: Vinotier編集部