代表銘柄(村名) ドメーヌ・ルーロのムルソーは、ムルソー村のドメーヌ・ルーロが造る村名格の白です。ルーロは村名の畑をリュー・ディ(区画名)ごとに瓶詰めすることで知られ、この「ムルソー」は、専門家ジャスパー・モリスの資料で4つの畑・約2.25ヘクタールから造るとされる、名前のつかない村名のワインです。米国のワイン商の資料によると、ドメーヌの白は樽で12か月、タンクで6か月かけて熟成させます。
この記事の目次
どんなワインか
ドメーヌ・ルーロのムルソーは、コート・ド・ボーヌのムルソー村に本拠を置くドメーヌ・ルーロの村名格の白ワインです。ルーロは、村名の畑を区画名(リュー・ディ)ごとに分けて瓶詰めすることで知られる造り手で、このページで紹介するのは、区画名のつかない村名の「ムルソー」です。ドメーヌの公式サイトは確認時点で接続できなかったため、ブルゴーニュの専門家ジャスパー・モリスMWの「Inside Burgundy」と、米国のワイン商The Rare Wine Co.の資料をもとに紹介します。
Inside Burgundyによると、ルーロ家はムルソーで少なくとも5世代続く家です。ドメーヌの名を広めたのは、ジャン=マルクの父ギィ・ルーロでした。ギィが早くに亡くなったあとはテッド・レモン、続いてフランク・グリュがワインを造り、1989年からはジャン=マルク・ルーロが率いています。The Rare Wine Co.は、ギィが畑の買い足しとコシュ家のジュヌヴィエーヴとの結婚によって村名の区画を広げ、それらを別々に瓶詰めしたと書いています。
畑と造り
Inside Burgundyの畑の一覧では、村名の「ムルソー」は4つの畑・約2.25ヘクタールです。The Rare Wine Co.によると、ルーロのムルソーの畑は村の南の斜面にあり、土の組み合わせはどこも同じで、一級と村名の違いは向きにあるといいます。
The Rare Wine Co.によると、ドメーヌではぶどうをごく穏やかに搾り、自然酵母で発酵させます。そのあと澱とともに樽で12か月、続いてタンクで6か月熟成させます。新樽は、Inside Burgundyによると村名の白で20%まで。バトナージュ(澱をかき混ぜること)は酸の高い年に最大6回までで、マロラクティック発酵のあとは行いません。栽培は有機で、土は手で耕します。有機栽培を始めた年は、The Rare Wine Co.が1989年、Inside Burgundyが1999年と、資料によって異なります。
飲み頃と楽しみ方
ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は、ムルソーの白を熟成に時間を要する長期熟成向きの白とし、上質な魚、仔牛や家禽のクリーム煮、オマールなどを勧めています。供出温度の目安は12〜14℃前後。同じ村の造り手の違いは、コシュ・デュリ ムルソーと比べるとよく分かります。
※ドメーヌの公式サイトに接続できなかったため、専門家とワイン商の資料に基づきます。資料によって数字が異なることがあります。
ドメーヌ・ルーロ ムルソーの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・ルーロ ムルソーの
ワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・ルーロ ムルソーDomaine Roulot Meursault |
| 生産者 | ドメーヌ・ルーロ |
| 位置づけ | 代表銘柄(村名) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ(ムルソー村) |
| 原産地呼称 | AOCムルソー |
| 格付け | 村名(アペラシオン・コミュナル) |
| 主な品種 | シャルドネ |
| 村名ムルソーの区画 | 4つの畑で約2.25ha(Inside Burgundyの畑の一覧)。畑の名前は資料に記載がない |
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| 熟成 | ドメーヌのワインは澱とともに樽で12か月、そのあとタンクで6か月(米国のワイン商The Rare Wine Co.。村名ムルソーだけの数字ではない) |
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| 新樽 | 村名の白は新樽20%まで、一級は25〜30%(Inside Burgundy)。The Rare Wine Co.はワインと年により10〜30%とする |
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| 醸造 | ごく穏やかに搾り、自然酵母で発酵。バトナージュは酸の高い年に最大6回までで、マロラクティック発酵のあとは行わない(The Rare Wine Co.) |
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| 栽培 | 有機栽培。始まりはThe Rare Wine Co.が1989年、Inside Burgundyが1999年と資料で異なる。土は手で耕す |
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| ドメーヌ | ムルソーで少なくとも5世代続く家。1989年からジャン=マルク・ルーロが率いる(Inside Burgundy) |
| 飲み頃の温度 | 12〜14℃前後(BIVBがムルソーの白に示す目安) |
| グラス | 口のすぼまった大ぶりの白ワイン用グラス(ブルゴーニュ型) |
| 飲み頃の目安 | BIVBはムルソーの白を、熟成に時間を要する長期熟成向きの白としている(年による) |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ルーロの「ムルソー」と「ムルソー・レ・ルシェ」などは何が違いますか?
どちらも村名格のムルソーですが、ルーロはレ・ティエ、レ・ヴィルイユ、レ・ルシェ、レ・ナルヴォー、レ・メ・シャヴォー、クロ・デュ・オー・テッソンといった村名の畑を、それぞれの名前をつけて別々に瓶詰めしています。区画名のつかない「ムルソー」は、Inside Burgundyの一覧で4つの畑・約2.25ヘクタールとされる区画から造られます。どの畑を合わせているかは、確認した資料には書かれていません。
ドメーヌの公式サイトの情報はありますか?
ドメーヌの公式サイトは、2026年10月17日の確認時点で接続できませんでした。そのため、このページはブルゴーニュの専門家ジャスパー・モリスMWの「Inside Burgundy」、米国のワイン商The Rare Wine Co.の生産者紹介、ブルゴーニュワイン委員会の資料をもとにまとめています。有機栽培を始めた年のように、資料によって食い違う点は両方を示しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-17 / 編集: Vinotier編集部