本文へ移動
ワインガイド Vinotier
ワインを探す / 白・ブルゴーニュ

コシュ・デュリ ムルソー

Domaine Coche-Dury Meursault / ドメーヌ・コシュ・デュリ

PRこのページには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。広告表記の方針

代表銘柄(村名)

コシュ・デュリのムルソーは、ムルソー村のドメーヌ・コシュ・デュリが造る村名格の白です。格付けとしては一級・特級の下にあたる村名ですが、造り手の評価の高さから、ブルゴーニュの白でも特に入手の難しい一本として知られます。米国の輸入元によると、クローンを植えない畑のぶどうを、樽で15〜22か月熟成させ、ろ過せずに瓶詰めします。

  • 張りのある酸
  • 凝縮感
  • ミネラル
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

コシュ・デュリのムルソーは、コート・ド・ボーヌのムルソー村に拠点を置くドメーヌ・コシュ・デュリの村名格の白ワインです。ブルゴーニュでは畑ごとに特級・一級・村名と格付けが決まっていますが、このドメーヌのムルソーは、村名でありながら特級の白と並べて語られることの多いワインです。ドメーヌは公式サイトを持たず(米国の輸入元の資料に「Website: N/A」と記載)、ここでは輸入元カーミット・リンチの生産者資料と、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)の資料をもとに紹介します。

輸入元の資料によると、ジャン=フランソワ・コシュは14歳から父ジョルジュとともに畑で働き、1975年のオディール・デュリとの結婚で畑が加わって、ドメーヌ・コシュ・デュリが形づくられました。英Decanter誌は、1973年に父ジョルジュから息子ジャン=フランソワへドメーヌが引き継がれたと書いています(設立年は資料により1923年・1973年と異なります)。現在は息子のラファエルが妻シャルリーヌとともに率いています。

畑と造り

ドメーヌは、ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、オーセイ・デュレス、モンテリー、ヴォルネ、ポマールの6つの村に小さな区画を持ち、およそ半分がムルソー周辺にあります。村名ムルソーの区画は約4ヘクタール(輸入元の資料では4.25ヘクタール、Decanterは3.75ヘクタール)。ブルゴーニュでは珍しく、クローン選抜の苗を一切植えていないことも特徴に挙げられています。

醸造では長い時間をかけ、澱と長く接触させることで酸化を防ぎ、ぶどうのみずみずしさを生かします。熟成は全てのワインで樽で15〜22か月(年とワインによる)。新樽は一般より多めに使いますが、流行を追うためではなく熟成に耐える力を与えるためだと説明されています。瓶詰めはろ過せずに行います。

BIVBによると、ムルソー村の白の生産面積は2022年で382.64ヘクタール。標高260メートル前後、東から南に開けた斜面に、ジュラ紀の泥灰土と泥灰質の石灰岩が広がります。

飲み頃と楽しみ方

BIVBは、ムルソーの白を、熟成に時間を要する長期熟成向きの白とし、上質な魚や仔牛・家禽のクリーム煮、オマールなどに合わせることを勧めています。供出温度の目安は12〜14℃前後。村の個性は銘醸図鑑:ムルソー、品種の特徴は品種図鑑:シャルドネでも紹介しています。

※畑の面積や造りは輸入元の資料に基づきます。資料によって数字が異なることがあります。

コシュ・デュリ ムルソーの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

コシュ・デュリ ムルソーの

ワイン情報

名称コシュ・デュリ ムルソーDomaine Coche-Dury Meursault
生産者ドメーヌ・コシュ・デュリ
位置づけ代表銘柄(村名)
種類白
国・地域フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ(ムルソー村)
原産地呼称AOCムルソー
格付け村名(アペラシオン・コミュナル)
主な品種シャルドネ
村名ムルソーの区画約3.75〜4.25ha(英Decanter誌・2022年は3.75ha、米国の輸入元カーミット・リンチの資料は4.25haと差がある)
ドメーヌムルソーなど6つの村に小さな区画が点在。耕作面積はカーミット・リンチが約9ha、Decanterが10.46ha。設立年はカーミット・リンチが1973年、Decanterが1923年とし、1973年にジョルジュから息子ジャン=フランソワへ引き継がれた。現在はラファエル・コシュが率いる
栽培クローン選抜の苗は一切植えない。1973年からリュット・レゾネ(減農薬栽培)(カーミット・リンチ)
熟成と瓶詰め全てのワインを樽で15〜22か月熟成(年とワインによる)し、ろ過せずに瓶詰め。新樽は一般より多めに使う(カーミット・リンチ)
ムルソー村の規模ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)の2022年の白の生産面積は382.64ha(うち一級103.79ha)。一級のクリマは19
飲み頃の温度12〜14℃前後(BIVBがムルソーの白に示す目安)
グラス口のすぼまった大ぶりの白ワイン用グラス(ブルゴーニュ型)
飲み頃の目安BIVBはムルソーの白を、熟成に時間を要する長期熟成向きの白としている(年による)
価格帯の目安10万円〜

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

村名なのに、なぜこれほど評価が高いのですか?
ブルゴーニュの格付けは畑につくもので、造り手の腕前は含まれません。コシュ・デュリは畑の手入れと醸造の厳しさで知られ、米国の輸入元は、クローンを植えない畑、長い澱との接触、熟成に耐えるための多めの新樽、そして高い熟度よりも張りのある酸を重んじる考え方を紹介しています。こうした積み重ねが、村名の白でも一級・特級と並べて語られる理由とされています。
ドメーヌの畑はどのくらいの広さですか?
米国の輸入元カーミット・リンチの資料では、6つの村に小さな区画が点在し、合計でおよそ9ヘクタールとされています。一方、英Decanter誌の生産者紹介(2022年)は10.46ヘクタールとしており、資料によって数字に差があります。村名ムルソーの区画も、カーミット・リンチの資料は約4.25ヘクタール、Decanterは3.75ヘクタールと異なります。

出典・確認日

生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。

同じ産地・種類の

ほかの銘柄

最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部