特級畑(グラン・クリュ) ドーヴィサのレ・クロは、シャブリの7つの特級クリマのうち最大のレ・クロから造る辛口の白です。Decanterによると、ドメーヌはレ・クロに約1.4ヘクタール・4区画を持ち、これを合わせて1本に仕立てます。生産者の公式サイトを確認できなかったため、このページは専門誌とブルゴーニュワイン委員会の資料に基づいています。
この記事の目次
どんなワインか
ドーヴィサのレ・クロは、ブルゴーニュ北部シャブリの特級畑レ・クロから造られる辛口の白ワインです。シャブリの特級は1つのアペラシオンで7つのクリマ(区画名)に分かれ、ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)によると、レ・クロは2022年の生産面積が25.79ヘクタールと最大。シトー会のポンティニー修道院が最初に拓いた、シャブリの畑の原点とも言われます。
生産者の公式サイトを確認できなかったため、このページはDecanterのチャールズ・カーティスMWによる2025年の訪問記事と、BIVBの資料に基づいています。同誌によると、ドメーヌは1920年代に祖父ロベールが創設し、ロベールは1931年にシャブリで最も早い時期に元詰めを始めた一人でした。父ルネ(ラヴノーのフランソワ・ラヴノーの義理の兄弟)が1950年から加わり、ヴァンサンは1976年から父と働いて1979年に全面的に引き継ぎました。
畑と造り
Decanterによると、ドメーヌはレ・クロに約1.4ヘクタールを持ち、大半は斜面の最上部、ほかにブランショとの境に近い斜面中ほどの区画があります。この4区画を合わせて1本に仕立てます。BIVBは、シャブリの特級をセラン川右岸、標高100〜250メートルの斜面で、キンメリッジ階の泥灰土と石灰岩の上にあると説明しています。
栽培は2002年から有機・ビオディナミの考え方で行い、公的な認証はあえて取っていないと同誌は書いています。造りは、房ごと空気圧搾したぶどうを、ほうろう引きのステンレスタンク(一部は新樽)で発酵させ、その後、古樽と新樽で熟成。亜硫酸はマロラクティック発酵の後まで加えません。
飲み頃と楽しみ方
BIVBは、シャブリ・グラン・クリュの熟成力を10〜15年、時にそれ以上とし、供出温度を12〜14℃としています。Decanterは、1989年までさかのぼる古い年を例に、ドーヴィサのワインが長く熟成することを紹介しています。
なお2024年は、べと病が広がった難しい年で、ドメーヌはレ・クロで何も収穫しなかったと同誌は伝えています。同じ特級のラヴノーのレ・クロと飲み比べると、造り手による違いがよく分かります。
※面積・造りの情報は専門誌の取材に基づき、年によって変わることがあります。
ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ・グラン・クリュ レ・クロの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ・グラン・クリュ レ・クロの
ヴィンテージ
| 2024 | Decanterによると、べと病が広がった難しい年で、ドメーヌはレ・クロの約1.4haで何も収穫しなかった |
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ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ・グラン・クリュ レ・クロの
ワイン情報
| 名称 | ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ・グラン・クリュ レ・クロDomaine René et Vincent Dauvissat Chablis Grand Cru Les Clos |
| 生産者 | ドメーヌ・ルネ・エ・ヴァンサン・ドーヴィサ(ヴァンサン・ドーヴィサ) |
| 位置づけ | 特級畑(グラン・クリュ) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | フランス/ブルゴーニュ/シャブリ |
| 原産地呼称 | AOCシャブリ・グラン・クリュ(クリマ:レ・クロ) |
| 格付け | グラン・クリュ(特級) |
| 主な品種 | シャルドネ |
| レ・クロの所有 | 約1.4ha・4区画。大半は斜面の最上部、ほかにブランショとの境に近い斜面中ほどの区画(Decanter、2025年) |
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| ドメーヌ | 1920年代に祖父ロベールが創設し、1931年にシャブリで最も早い時期に元詰めを始めた一人。父ルネは1950年から参画。ヴァンサンは1976年から父と働き、1979年に全面的に引き継ぐ。2013年から息子ギスランと娘エティエネットも常勤(Decanter) |
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| 栽培 | 2002年から有機・ビオディナミの考え方で栽培。公的な認証は取っていない。ドメーヌ全体は12ha余り(Decanter) |
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| 醸造と熟成 | 房ごと空気圧搾し、ほうろう引きのステンレスタンク(一部は新樽)で発酵、その後、古樽と新樽で熟成。亜硫酸はマロラクティック発酵の後まで加えない(Decanter) |
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| 特級レ・クロ | BIVBの2022年の生産面積は25.79haで、7つの特級クリマのうち最大。シトー会ポンティニー修道院が最初に拓いた畑とも言われる |
| 飲み頃の温度 | 12〜14℃前後(BIVBがシャブリ・グラン・クリュに示す目安) |
| グラス | 中ぶり〜大ぶりの白ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | BIVBはシャブリ・グラン・クリュの熟成力を10〜15年、時にそれ以上としている。Decanterは、ドーヴィサのワインが長く熟成することを1989年などの古い年を例に書いている |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ラヴノーのレ・クロとはどう違いますか?
どちらもシャブリを代表する造り手で、Decanterによると、ドーヴィサの父ルネはフランソワ・ラヴノーの義理の兄弟にあたります。同誌はドーヴィサの持ち味を、凝縮感を備えながらも精緻でエレガント、控えめなスタイルと書き、力強いラヴノーとは対照的だが、どちらも長く熟成すると説明しています。
毎年造られていますか?
収穫の状態によっては造られない年もあります。Decanterによると、べと病が広がった2024年、ドメーヌはレ・クロの約1.4ヘクタールで何も収穫しませんでした。有機・ビオディナミの考え方で栽培し、選果も厳しく行うため、難しい年には収量が大きく減ると同誌は書いています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-17 / 編集: Vinotier編集部