ビン・シリーズ最初のワイン(旧名「カリムナ」) ペンフォールズ ビン28 シラーズは、1959年に初めて造られた、ペンフォールズのビン・シリーズ最初のワインです。もとはバロッサ・ヴァレーのカリムナ畑にちなんで名づけられ、今は南オーストラリア州の複数地域のシラーズをブレンドしています。生産者は、熟した果実としっかりしたタンニンをもつ、ペンフォールズの「ハウス・スタイル」を体現する一本と説明しています。
- シラーズ
- 熟した黒い果実
- アメリカンオーク
- しっかりしたタンニン
この記事の目次
どんなワインか
ペンフォールズ ビン28 シラーズは、南オーストラリアのペンフォールズが造る赤ワインです。公式サイトによると、ビン28は1959年に初めて造られた、ペンフォールズの「ビン」シリーズで最初のワインです。生まれたのは、醸造家マックス・シューバートがグランジの開発を進めていた時期で、バロッサ・ヴァレーのカリムナ畑で採れたシラーズ100%の試作が、このワインのお手本になりました。
そのため、ビン28はもともとカリムナ畑にちなんだ名前で呼ばれていました。のちに需要が高まると、南オーストラリア州の温暖な各地のぶどうも加えるようになり、今は複数の地域と畑のブレンドになっています。それでもバロッサ・ヴァレーのぶどうは常にしっかり使われている、と生産者は説明しています。公式サイトは、ビン・シリーズで最も歴史が長く、ペンフォールズのなかでも特に求められるワインのひとつだと紹介しています。
造りと味わい
2023年の公式ページでは、ぶどうはバロッサ・ヴァレー、マクラーレン・ヴェイル、パッドサウェイなどから。熟成はアメリカンオークのホッグスヘッド(大きめの樽)で12か月、新樽の比率は15%です。2022年は新樽10%で、ラットンブリーのぶどうも加わっています。アルコール度数はどちらも14.5%です。
生産者は、熟したチョコレートのようなベリーの果実、しっかりしたタンニン、豊かな風味をもつワインで、ペンフォールズの「ハウス・スタイル」を体現していると説明しています。リリース直後から親しみやすく、熟成させるとさらに複雑さを増すとされています。
合う料理と飲み方
生産者は、和牛のステーキとよく合わせられるワインだとし、牛ほほ肉の煮込みやラザニアなど、力強さに負けない濃厚な料理を勧めています。家庭ではステーキやすき焼き、ビーフシチューにもよく合うでしょう。温度は16〜18℃前後を目安にし、大きめのグラスで注ぐと香りが広がります。同じペンフォールズのクヌンガ・ヒル シラーズ・カベルネと飲み比べると、ブレンドと熟成の違いがよく分かります。オーストラリアのシラーズについては第16講 オーストラリア完全編で紹介しています。
ペンフォールズ ビン28 シラーズの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ペンフォールズ ビン28 シラーズの
ヴィンテージ
| 2023 | 生産者は飲み頃を「現在〜2043年」としている。醸造家は、果実の凝縮感と熟成に耐える骨格を両立したハウス・スタイルのワインと説明 |
|---|
| 2022 | マクラーレン・ヴェイル、バロッサ・ヴァレー、パッドサウェイ、ラットンブリーのブレンド。生産者は飲み頃を「現在〜2045年」としている |
|---|
ペンフォールズ ビン28 シラーズの
ワイン情報
| 名称 | ペンフォールズ ビン28 シラーズPenfolds Bin 28 Shiraz |
| 生産者 | ペンフォールズ |
| 位置づけ | ビン・シリーズ最初のワイン(旧名「カリムナ」) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | オーストラリア/南オーストラリア州(複数地域のブレンド) |
| 原産地呼称 | 南オーストラリア州(輸入元の表記) |
| 主な品種 | シラーズ |
| 初ヴィンテージ | 1959年。ペンフォールズのビン・シリーズで最初のワイン(公式) |
|---|
| 名前と歴史 | グランジの開発の過程で生まれ、バロッサ・ヴァレーのカリムナ畑のシラーズ100%の試作がもとになった。もとはカリムナ畑にちなむ名前(公式) |
|---|
| 熟成 | アメリカンオークのホッグスヘッド(大きめの樽)で12か月。新樽は2023年15%、2022年10%(公式) |
|---|
| アルコール度数 | 14.5%(2022・2023年の公式表記) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的なフルボディの赤ワインの目安) |
| グラス | ボルドー型など大きめの赤ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | リリース直後から楽しめる。生産者は、丁寧に保管すれば20年以上先まで飲み頃が続くとしている |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
どんな料理に合いますか?
生産者は、和牛のステーキとよく合わせられるワインだとし、牛ほほ肉の煮込みやラザニア、アンガス牛のハンバーガーなどの濃厚な肉料理を勧めています。輸入元の直営店では、スパイスを効かせたグリル料理やボロネーゼ、熟成したチェダーやミモレットも挙げられています。
すぐ飲んでも大丈夫?熟成させるべき?
生産者は、リリース直後から飲みやすい一方で、丁寧に保管すれば20年以上先まで飲み頃が続くとしています。普段はすぐに楽しみ、記念の年のものを数年寝かせて変化を比べるのもよいでしょう。大きめのグラスで、時間をかけて香りの変化を楽しむのもおすすめです。
出典・確認日
4件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
ペンフォールズの
ほかのワイン
同じ産地・種類の
ほかの銘柄
最終更新: 2026-10-27 / 編集: Vinotier編集部