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トルブレック ランリグ

Torbreck RunRig Shiraz Viognier, Barossa Valley / トルブレック・ヴィントナーズ

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フラッグシップ(シラーズ・ヴィオニエ)

ランリグは、1994年創業のバロッサ・ヴァレーの生産者トルブレックが造る、シラーズにヴィオニエを合わせた赤です。灌漑をしない古木の畑のシラーズを6つの地区から集め、近年はヴィオニエを2%ほど加えます。フランス産のバリックで30か月熟成させ、公式は北ローヌのコート・ロティにたびたび比べられるワインと紹介しています。

  • シラーズ主体
  • 古木
  • 濃密で力強い
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

ランリグは、南オーストラリア州バロッサ・ヴァレーのトルブレック・ヴィントナーズが造る、シラーズにヴィオニエを合わせた赤ワインです。トルブレックは1994年の創業で、フランスのローヌ渓谷に着想を得ながら、バロッサのぶどう栽培の伝統を大切にする生産者と自らを紹介しています。社名はスコットランド・インヴァネス近郊の森の名前で、ワインの名前にもケルトの文化への目配せがちりばめられています。

ランリグもその一つです。公式によると、スコットランド高地の氏族は「ランリグ」という制度で、離れた場所に点在する区画を一族で分け合っていました。一つの農場ではなく全体を重んじるこの考え方を、複数の畑のシラーズとヴィオニエを合わせ、部分の和以上のものにするブレンドに重ねています。

畑と造り

ぶどうは、灌漑をしない古木の畑のシラーズです。2020〜2022年の公式資料では、リンドック、ローランド・フラット、モッパ、エベネザー、ライト・パス、グリーノックという6つの地区の畑をアッサンブラージュしています。トルブレックは、バロッサの西端に南北20kmほど連なる尾根に5つの自社畑をもち、古くからの栽培農家とも長く取引していると説明しています。

近年の比率はシラーズ98%にヴィオニエ2%。フランス産のバリック(新樽50%、ほかは2回目・3回目使用)で30か月熟成させ、樽の中でマロラクティック発酵を終えて、澱とともに寝かせます。清澄もろ過もしません。アルコール度数は15.5%です。1998年の資料ではシラーズ95%・ヴィオニエ5%、新樽100%で30か月とあり、造りは時代とともに見直されてきたことが分かります。

公式は、ランリグが香り高く引き締まったコート・ロティによく比べられる一方、力強さと秘めた豊かさはエルミタージュの濃密なワインに近いと説明しています。2022年については、プラムや乾いたバラの花びら、黒いさくらんぼ、黒鉛やココアの香りをもつと紹介しています。

飲み頃と楽しみ方

公式は年ごとの資料でランリグを長期の熟成に向くワインとし、提供温度を16℃としています。大ぶりのグラスで、風味のしっかりした料理と合わせるのがよいでしょう。オーストラリアの産地とシラーズは第16講 オーストラリア完全編、品種の特徴は品種:シラー(シラーズ)で紹介しています。

※品種の比率・熟成・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。

トルブレック ランリグの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

トルブレック ランリグの

ヴィンテージ

2022公式によると、乾いた秋のあと冬の雨が平年を上回り、10月下旬の雹で収量が減った年。夏は30℃を超える日がほとんどない穏やかさで、ゆっくり熟した。収穫は3月17日〜5月3日。公式の飲み頃の目安は2025〜2060年。
2021公式によると、2020年の冬と春の雨に恵まれ、夏は涼しく安定した年。収穫は3月5日〜4月10日。公式の飲み頃の目安は2025〜2060年。
2020公式によると、開花期の強風と、乾いた冬と春、とても暑く乾いた12月・1月で収量が予想より大きく減った年。根の深い古木が持ちこたえ、凝縮したワインになったと説明している。公式の飲み頃の目安は2025〜2050年。

トルブレック ランリグの

ワイン情報

名称トルブレック ランリグTorbreck RunRig Shiraz Viognier, Barossa Valley
生産者トルブレック・ヴィントナーズ
位置づけフラッグシップ(シラーズ・ヴィオニエ)
種類赤
国・地域オーストラリア/南オーストラリア州/バロッサ・ヴァレー
原産地呼称バロッサ・ヴァレー
主な品種シラーズ、ヴィオニエ
名前スコットランド高地の氏族が土地を分け合った「ランリグ」制度から。一つの農場ではなく、離れた区画をまとめて全体とする考え方を、複数の畑のブレンドに重ねている(公式)
畑灌漑をしない古木のシラーズ。2020〜2022年はリンドック、ローランド・フラット、モッパ、エベネザー、ライト・パス、グリーノックの6つの畑のアッサンブラージュ(公式の年ごとの資料)
品種構成2020〜2022年はシラーズ98%、ヴィオニエ2%。1998年はシラーズ95%、ヴィオニエ5%(公式の年ごとの資料)
熟成近年はフランス産バリックで30か月(新樽50%、ほかは2回目・3回目使用の樽)。樽の中でマロラクティック発酵を終え、澱とともに寝かせる。アルコール度数15.5%(2020〜2022年・公式の資料)
清澄・ろ過清澄もろ過もしない(公式のワイナリー紹介)
飲み頃の温度16℃(公式の年ごとの資料の目安)
グラスシラー(ローヌ)型やボルドー型の大ぶりなグラス
飲み頃の目安公式は年ごとの資料で「セラー向きのワイン」とし、2020〜2022年は飲み頃を2025年以降としている
価格帯の目安3〜10万円

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

なぜシラーズにヴィオニエを加えるのですか?
公式は、ヴィオニエを合わせることで個々の畑のシラーズの強さと複雑さを補い、ワインにもう一つの奥行きを与えると説明しています。北ローヌのコート・ロティでも白ぶどうのヴィオニエをシラーに加える伝統があり、公式もランリグがコート・ロティにたびたび比べられると紹介しています。近年の比率は2%ほどで、1998年は5%でした。
すぐに飲めますか?
公式は年ごとの資料でランリグを「セラー向きのワイン」としており、2022年と2021年は2025〜2060年、2020年は2025〜2050年を飲み頃の目安にしています。若いうちに開けるなら、大きめのグラスで時間をかけて香りを開かせるのがよいでしょう。

出典・確認日

7件

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

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最終更新: 2026-10-26 / 編集: Vinotier編集部