ボルゲリの一本を、産地と銘柄から特定する
オルネッライア2021は、生産者の公式ページでボルゲリDOCスペリオーレ・ロッソと記されています。「トスカーナの赤」という広い分類だけで探すより、銘柄、2021という収穫年、原産地呼称を揃えて確認するほうが、別の商品との取り違えを防げます。ボルゲリの解説では、この産地の背景を紹介しています。
4品種の配合と樽の情報
2021年の公式技術資料は、カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロー25%、カベルネ・フラン15%、プティ・ヴェルド7%と記録しています。アルコール度数は15%。また、樽については新樽70%、一度使用した樽30%、樽での育成は合計約18カ月と説明されています。
これらは2021年の造りの記録です。カベルネ・ソーヴィニヨン比率や新樽比率が高いからといって、今のすべての個体の味を一律に言い表せるわけではありません。樽育成の情報と、生産者が表現した香味を、別の種類の情報として読むことが大切です。
生産者ノートをどう使うか
生産者は2021年について、乾燥した夏から9月の好天へと続く生育期を説明しています。公式ページのワインメーカーノートでは、地中海のハーブや糸杉、黒い果実を想起させる香り、密度のあるタンニンを挙げています。これは生産者の表現であり、Vinotier編集部がこのワインを実飲した所感ではありません。
購入時は「2021年」のほか、容量、通常ラベルかアートラベルか、商品画像が実際の販売対象を示すものかを確かめてください。生産者は一部のケースに特別ラベルを含むと説明しています。高価な一本ほど、銘柄だけでなく販売単位と個体の情報を揃えて比較すると、選び間違いを減らせます。