代表銘柄(マァジの「元祖スーパーヴェネト」) カンポフィオリンは、ヴェネトの名門マァジが1964年に生んだ赤です。若いワインを半乾燥させたぶどうとともに再び発酵させる「ダブル・ファーメンテーション」で造り、ヴァルポリチェッラの親しみやすさとアマローネの複雑さのあいだに位置づけられています。
- コルヴィーナ主体
- 熟したさくらんぼ
- 甘いスパイス
- やわらかなタンニン
この記事の目次
どんなワインか
カンポフィオリンは、ヴェネト州ヴァルポリチェッラのワイナリー、マァジが造る赤ワインです。輸入元の日欧商事によると、マァジは1772年にヴァルポリチェッラ地区で設立されたワイナリーで、ボスカイーニ家が200年以上にわたって運営してきました。
公式サイトによると、カンポフィオリンは1964年、グイド・ボスカイーニがヴェローナの丘で構想したワインです。アマローネに使われてきた陰干し(アパッシメント)の技術を独自に解釈し、ヴァルポリチェッラの親しみやすさとアマローネの複雑さのあいだに位置づけた一本だと説明されています。マァジは技術資料で、このワインを同社の元祖「スーパーヴェネト」と呼んでいます。
造りと味わい
公式サイトによると、カンポフィオリンは当初、アマローネの醸造に使った半乾燥ぶどうの搾りかすに、収穫したての地元品種から造ったワインを再発酵させる方法で生まれました。これがリパッソの始まりとされます。マァジは1980年代にこの方法を改良し、現在は「ダブル・ファーメンテーション(二重発酵)」で造っています。コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラから造ったワインを、アマローネには使わない同じ品種の半乾燥ぶどう30%とともに再発酵させ、色や香り、アルコールを豊かにし、タンニンをよりやわらかくするとされます。
輸入元の資料では、陰干しは約6週間、二次発酵は18〜20℃で15日間。熟成は全体の2/3を90hLのスラヴォニア産オーク樽、1/3を600Lのアリエ産とスラヴォニア産の新樽で最低18か月行います。2020年からは収穫をさらに遅らせ、陰干しぶどうの比率を増やしたと公式は説明しています。公式のテイスティングノートでは、熟したさくらんぼと甘いスパイスの香り、余韻の長さとやわらかなタンニンが挙げられています。
合う料理と飲み方
生産者は、地中海風のソースをしっかり絡めたパスタや、グリル・ローストした赤身の肉、アジアや南米のスパイスを効かせた料理をすすめています。ミートソースのパスタやスペアリブ、スパイスを効かせた炒め物と合わせやすいでしょう。温度の目安は18〜20℃です。北イタリアの産地とリパッソについては第48講 北イタリア完全編で紹介しています。
マァジ カンポフィオリンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
マァジ カンポフィオリンの
ヴィンテージ
| 2020 | 収穫をさらに遅らせ、陰干しぶどうの比率を増やす小さなスタイルの変更を導入。より調和がとれ、ふくよかなワインを目指したと公式は説明 |
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マァジ カンポフィオリンの
ワイン情報
| 名称 | マァジ カンポフィオリンMasi Campofiorin |
| 生産者 | マァジ |
| 位置づけ | 代表銘柄(マァジの「元祖スーパーヴェネト」) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/ヴェネト/ヴェローナ |
| 原産地呼称 | ロッソ・デル・ヴェロネーゼIGT |
| 主な品種 | コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ |
| 誕生 | 1964年。グイド・ボスカイーニがヴェローナの丘で構想(公式) |
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| 造り | 若いワイン(70%)を、約6週間陰干しした同じ3品種のぶどう(30%)とともに二次発酵させる「ダブル・ファーメンテーション」(公式・輸入元) |
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| 熟成 | 2/3を90hLのスラヴォニア産オーク樽、1/3を600Lのアリエ産・スラヴォニア産の新樽で最低18か月。瓶内熟成は最低3か月(輸入元) |
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| アルコール度数 | 13%(公式) |
| 飲み頃の温度 | 18〜20℃(生産者の目安) |
| グラス | 大ぶりの赤ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | 若いうちから楽しめる。保存の目安は公式サイトで15〜20年、輸入元の紹介では10〜15年の長期熟成が可能とされる |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
リパッソとはどう違うのですか?
マァジによると、カンポフィオリンは当初、アマローネを造ったあとの半乾燥したぶどうの搾りかすに若いワインを再発酵させる方法で生まれ、これがリパッソの始まりとされます。1980年代にこの方法を改良し、現在はアマローネに使わない半乾燥のぶどう(30%)とともに再発酵させる「ダブル・ファーメンテーション」で造っています。
どんな料理に合いますか?
生産者は、食前酒から本格的な夕食まで幅広く合う赤だとして、地中海風のソースをしっかり絡めたパスタ、グリルやローストした赤身の肉、アジアや南米のスパイスを効かせた料理をすすめています。輸入元は、肉やきのこのコクのあるソースのパスタやチーズも挙げています。
出典・確認日
4件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-27 / 編集: Vinotier編集部