代表銘柄(家族のために造られた長期熟成のブリュット・ナチュレ) レセルバ・デ・ラ・ファミリアは、ペネデスのジュヴェ・イ・カンプスが家族のために造り、1976年に初めて世に出した長期熟成の泡です。2022年ヴィンテージはチャレッロ50%、マカベオ35%、パレリャーダ15%で、瓶で30か月以上寝かせ、ドサージュは加えません。造り手は2026年4月にDOカバを離れてコルピナットへ移ったため、ラベルの表記はヴィンテージで確かめる必要があります。
- ブリュット・ナチュレ
- フリーラン果汁
- 長期の瓶熟成
- 有機栽培のぶどう
- 熟したリンゴとフェンネル
この記事の目次
どんなワインか
レセルバ・デ・ラ・ファミリアは、スペイン・ペネデスのジュヴェ・イ・カンプスが、もとは自分たちのために造っていた泡です。公式の資料によると、ジュヴェ家が飲むためのものだったことが「家族のレセルバ」という名の由来で、1976年に初めて公開され、やがて造り手を代表する一本になりました。祝いの席に、家族の名がついた泡を持っていくような場面に向きます。
輸入元の明治屋によると、ジュヴェ・イ・カンプスは1921年に設立された家族経営の造り手で、ペネデスに約1,200エーカーの自社畑を持っています。
名前を見るときに知っておきたいのが、2026年4月の変化です。造り手はこの時期にDOカバからの退出を申請し、ペネデスの泡の団体ブランドであるコルピナットに加わりました。国内の店頭に並ぶ過去のヴィンテージは「カヴァ」の名で売られていますが、これからのヴィンテージのラベルがどうなるかは、確認した資料ではわかりませんでした。
造りと味わい
公式の2022年の技術資料によると、チャレッロ50%、マカベオ35%、パレリャーダ15%で、フリーランの果汁だけを使います。畑はエスピエルス、ラ・クスコナ、メディオナの3か所で、認証を受けた有機栽培です。一次発酵はステンレスタンクで品種ごとに分けて行い、ブレンド後に瓶内で二次発酵させます。瓶での熟成は最低30か月で、ドサージュは加えません。
熟成の数字は資料で異なります。2022年の資料は30か月以上、2021年の資料は36か月、明治屋は平均36か月と説明しています。ヴィンテージで変わる数字と考えるのが自然でしょう。アルコールは12%で、輸入元の区分はグラン・レゼルヴァです。
公式は2022年について、熟れたリンゴ、フェンネルやローズマリーのような地中海のハーブ、軽くトーストしたパンやドライフルーツの香りを挙げ、入りはドライで、酸が余韻を支えると説明しています。
合う料理と飲み方
確認した資料に料理の指定はありません。ドサージュがなく酸が支える味わいから考えると、寿司・刺身や天ぷらなど、素材の塩気で食べる料理に沿いやすいでしょう。6〜8℃ほどに冷やし、香りを見たいときは白ワイン用のグラスを使うのが目安です。
国内では明治屋が扱っており、同社の楽天市場の店は750mlで販売しています。泡の選び方は目的で選ぶ:スパークリングワイン、製法と産地は第13講 スパークリングワイン完全編と第14講 スペイン完全編でまとめています。
レセルバ・デ・ラ・ファミリアの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
レセルバ・デ・ラ・ファミリアの
ヴィンテージ
| 2022 | 2年続きの干ばつと高温の年で、収量は大きく減った。チャレッロ50%、マカベオ35%、パレリャーダ15%、瓶で30か月以上、アルコール12%(公式) |
|---|
レセルバ・デ・ラ・ファミリアの
レセルバ・デ・ラ・ファミリアのワイン情報
| 名称 | レセルバ・デ・ラ・ファミリアJuvé & Camps Reserva de la Familia |
| 生産者 | ジュヴェ・イ・カンプス(Juvé & Camps) |
| 位置づけ | 代表銘柄(家族のために造られた長期熟成のブリュット・ナチュレ) |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | スペイン/カタルーニャ/ペネデス |
| 原産地呼称 | DOカバ(2026年4月に生産者がコルピナットへ移行) |
| 格付け | グラン・レゼルヴァ(輸入元の表記) |
| 主な品種 | チャレッロ、マカベオ、パレリャーダ |
| 由来 | ジュヴェ家の自家用に造られたのが名の由来で、1976年に初めて公開された(公式) |
|---|
| 畑 | 2022年:エスピエルス、ラ・クスコナ、メディオナ。認証有機栽培で、土壌は壌土石灰質と粘土石灰質(公式) |
|---|
| 熟成とドサージュ | 2022年:瓶で最低30か月、ドサージュなし、ティラージュは2023年1月。2021年の資料は最低36か月で、輸入元は平均36か月と説明している |
|---|
| 区分の変更 | 生産者は2026年4月にコルピナットに加わり、DOカバからの退出を申請した。国内で流通する過去のヴィンテージは「カヴァ」として販売されている |
| 飲み頃の温度 | 6〜8℃前後(スパークリングワインの一般的な目安) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 生産者は飲み頃を示していない。長い瓶熟成を経て出荷され、買ってすぐに楽しめる |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
レセルバ・デ・ラ・ファミリアのよくある質問
これはカバですか?
国内で流通している過去のヴィンテージは、輸入元や販売店で「カヴァ」として扱われています。ただし造り手は2026年4月にDOカバを離れ、コルピナットに加わりました。今後のヴィンテージのラベルがどう変わるかは確認できていないので、買うときはラベルの表記を確かめてください。
「ブリュット・ナチュレ」とは何ですか?
瓶内二次発酵のあと、門出のリキュールで甘みを足さない、最も辛口の部類の泡を指します。公式の資料では2022年ヴィンテージにドサージュは加えていないとされ、輸入元も、ドサージュを施さずドライな味わいと説明しています。
出典・確認日
6件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-06 / 編集: Vinotier編集部