本文へ移動
ワインガイド Vinotier マイリスト
ワインを探す / 赤・ロワール・アルザス

クロ・ルジャール ル・ブール

Clos Rougeard Le Bourg / クロ・ルジャール
代表銘柄(単一区画)

ル・ブールは、ソーミュール・シャンピニーのクロ・ルジャールが、シャセ村の中心にある古木の区画から造るカベルネ・フランの赤です。公式は、熟した豊かな果実と厚みのある質感を持つワインと説明しています。ドメーヌの赤3本のうち、もっとも長い熟成に向くと評されます。

  • 凝縮感
  • しっかりした骨格
  • 古木
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

ル・ブールは、ロワール中流のソーミュール・シャンピニーにあるクロ・ルジャールの赤ワインです。公式サイトによると、ドメーヌは1664年にソーミュールに近いシャセ村で創設され、8世代が受け継いできました。最後の世代となったシャルリーとナディのフーコー兄弟は、1980年代から化学合成の資材を畑に使わず、ワインを「そっとしておく」ことを大切にしてきたと公式は説明しています。

Berry Bros. & Ruddによると、シャルリーは2015年に亡くなり、ドメーヌは2017年にサン・テステフのシャトー・モンローズを持つブイグ家の手に渡りました。公式も2017年からのブイグ家の所有を明記しています。

畑と造り

公式によると、畑は15ヘクタールで25の区画に分かれ、主に粘土石灰質の土にあります(Berry Bros. & Ruddは11ヘクタール・20区画としており、数字に違いがあります)。ル・ブールの区画はシャセ村の中心にあり、とても古い樹が植わっています。石灰質が主体で、その上にソーミュール・シャンピニーらしい浅い粘土質の土がのる畑です。英国の輸入元Alliance Wineは、樹が1948年ごろに植えられたと紹介しています。品種はカベルネ・フランです。

ドメーヌのワインは、樽で2年熟成させたのち、地下7メートルにあるトゥファ(この地方の白い石灰岩)のセラーで数年寝かせてから出荷されます。公式は、繊細さと奥行きはこの長い熟成から生まれると書いています。醸造は「抽出」より「浸出」を思わせる穏やかなものとされます。

飲み頃と楽しみ方

公式は、ル・ブールを熟した豊かな果実と、厚みのある質感を持つワインと表現しています。ロワールの赤は軽やかな印象を持たれがちですが、ル・ブールは長期熟成型として扱われることの多い1本です。開けるときは大ぶりのグラスで、時間をかけて変化を追いたいワインです。ロワールの赤と白の全体像は第18講 ロワール完全編で学べます。

※畑の面積や造りは資料・時期によって異なります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。

クロ・ルジャール ル・ブールの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

クロ・ルジャール ル・ブールの

ワイン情報

名称クロ・ルジャール ル・ブールClos Rougeard Le Bourg
生産者クロ・ルジャール
位置づけ代表銘柄(単一区画)
種類赤
国・地域フランス/ロワール/アンジュー・ソーミュール(シャセ村)
原産地呼称AOCソーミュール・シャンピニー
主な品種カベルネ・フラン
創業1664年、ソーミュール近くのシャセ村に創設。8世代が継ぎ、フーコー兄弟が最後の世代(公式)
所有2017年からブイグ家が所有(公式)。ブイグ家はサン・テステフのシャトー・モンローズの所有者(Berry Bros. & Rudd)
畑15ha・25区画、主に粘土石灰質(公式)。Berry Bros. & Ruddは11ha・20区画としており、資料で数字が異なる
ル・ブールの区画シャセ村の中心にある古木の区画。石灰質が主体で、浅い粘土質の土がのる(公式)。樹は1948年ごろの植え付け(輸入元Alliance Wine)
熟成樽で2年、その後トゥファ(白い石灰岩)の地下7メートルのセラーで数年の瓶熟成(公式、ドメーヌ全体の説明)
栽培と醸造1980年代から化学合成の資材を畑に使わず、醸造は「抽出ではなく浸出」を思わせる穏やかなものにしてきた(公式)
飲み頃の温度16〜18℃前後(一般的な目安)
グラスボルドー型の大ぶりなグラス
飲み頃の目安長期熟成型とされる。瓶熟成を経て出荷されるが、若い年はさらに寝かせるのが一般的な目安(年による)

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

クロ・ルジャールの赤はほかにどんな銘柄がありますか?
公式サイトでは、赤のル・クロ、レ・ポワイユ、ル・ブールと、シュナン・ブランの白ブレゼの4つのキュヴェを紹介しています。ル・クロは15の粘土石灰質の区画から造られ、カベルネ・フランの生き生きした果実味を持つとされます。レ・ポワイユはドメーヌの前にある3ヘクタールの区画です。Berry Bros. & Ruddは、ル・ブールをもっとも熟成に向く1本としています。
2017年に所有者が変わって、造りは変わりましたか?
公式によると、2017年からブイグ家が所有しています。Berry Bros. & Ruddは、2023年に新しい醸造所が完成し、現在は栽培と醸造を別の担当者が担っていると紹介しています。造りの細かな変化について公式な説明は確認できなかったため、当ページでは評価を控えます。

出典・確認日

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

最終更新: 2026-10-19 / 編集: Vinotier編集部