代表銘柄(輸入元が「ファンティーニを代表する1本」と紹介) カザーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、アブルッツォのファンティーニ(旧ファルネーゼ)が造る赤です。アドリア海沿いのロゼート・デッリ・アブルッツィ周辺の畑のモンテプルチアーノを使い、アメリカンオークのバリックで約6か月熟成させます。果実味が豊かで、肉料理に合わせやすい一本です。
- モンテプルチアーノ100%
- 熟した赤い果実
- スパイス
- しっかりした果実味
この記事の目次
どんなワインか
カザーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、イタリア中部アブルッツォ州のファンティーニが造る赤ワインです。生産者は以前ファルネーゼ・ヴィーニの名で知られていましたが、現在はファンティーニに名称を変えています。輸入元の稲葉によると、その歩みは1994年、創立者の一人カミッロ・デ・ユリウスがイギリスから故郷アブルッツォに戻り、地元のワイナリーで働いていた2人と出会ったことから始まりました。日本では同じ1994年に稲葉が輸入を始めています。
輸入元はこのワインを「ファンティーニを代表する1本」と紹介しています。モンテプルチアーノ100%のラインナップの中では、スタンダードな一本の次に複雑さのあるワインと位置づけられ、スタンダードよりもしっかりした骨格とボディ、丸みがあると説明されています。
造りと味わい
公式サイトによると、畑はアドリア海沿いの町ロゼート・デッリ・アブルッツィの周辺にあり、南東向きの斜面に、粘土と石灰質が混じった土壌が広がります。仕立てはグイヨとペルゴラの両方です。輸入元の資料では、畑はコッリーネ・テラマーネDOCGのエリア内にあり、いずれも契約農家の畑です。フレッシュでフルーティ、なめらかなワインを目指すため、あえてDOCとしてリリースしているとされます。
醸造は、果汁の10%を抜き取り、自社で選んだ酵母で発酵させます。初めの数日は低温で発酵させて色のもとになるポリフェノールを引き出し、その後27℃に管理します。マロラクティック発酵ののち、アメリカンオークのバリックで約6か月熟成させます。輸入元の資料では、手摘みで収穫し、発酵前に5℃で4日間の低温浸漬を行うとされます。公式のテイスティングノートでは、熟した赤い果実やアマレット、マジパン、スパイスの香りと、温かみのある上品なタンニンが挙げられています。
合う料理と飲み方
生産者は、じっくり火を通した仔羊のラック、豚肉のラグーのパッパルデッレ、ロースト料理、フィレ・ミニョンとの組み合わせをすすめています。ステーキやミートソースのパスタなど、しっかりした肉料理に合わせやすいでしょう。温度の目安は16〜18℃です。イタリアの産地の全体像は第7講 イタリア完全編で紹介しています。
カザーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
カザーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォの
ワイン情報
| 名称 | カザーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォCasale Vecchio Montepulciano d'Abruzzo |
| 生産者 | ファンティーニ(旧ファルネーゼ) |
| 位置づけ | 代表銘柄(輸入元が「ファンティーニを代表する1本」と紹介) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/アブルッツォ |
| 原産地呼称 | モンテプルチアーノ・ダブルッツォDOC |
| 主な品種 | モンテプルチアーノ |
| 畑 | アドリア海沿いのロゼート・デッリ・アブルッツィ周辺。南東向きの粘土石灰質の土壌で、グイヨとペルゴラの仕立て(公式) |
|---|
| 醸造 | 果汁の10%を抜き取り、自社選抜の酵母で発酵。初めは低温で、その後27℃に管理。マロラクティック発酵ののち、アメリカンオークのバリックで約6か月熟成(公式) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃(生産者の目安) |
| グラス | 大ぶりの赤ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | 買ってすぐ楽しめる造り |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
トスカーナの「ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ」と同じですか?
違います。モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、アブルッツォ州でモンテプルチアーノという品種から造るワインです。トスカーナのヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノは、モンテプルチャーノという町の名前を冠したワインで、主な品種はサンジョヴェーゼです。
どんな料理に合いますか?
生産者は、じっくり火を通した仔羊のラック、豚肉のラグーのパッパルデッレ、ロースト料理、フィレ・ミニョンをすすめています。ミートソースのパスタやハンバーグ、焼肉など、しっかりした味つけの肉料理にも合わせやすいでしょう。
出典・確認日
3件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-27 / 編集: Vinotier編集部