グラン・ヴァン シャトー・ラ・コンセイヤントは、ポムロールの台地からサン=テミリオン側にまたがる畑をもつシャトーのグラン・ヴァンです。1871年からニコラ家が所有し、畑はメルロー80%・カベルネ・フラン20%。ラベルとすみれ色のキャップシールは、20世紀初めの当主ルイ・ニコラが考案したと公式は伝えています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・ラ・コンセイヤントは、ボルドー右岸ポムロールのシャトーが造る赤のグラン・ヴァンです。公式サイトによると、名前はおよそ300年前にこの地所を買ったリブルヌの商人カトリーヌ・コンセイヤンに由来します。1871年にワイン商のニコラ兄弟が所有者となり、それ以来ニコラ家が受け継いできました。
20世紀初めの当主ルイ・ニコラは、1900年に設立されたポムロールのぶどう栽培者組合で初代の会長を務め、ラベルとすみれ色のキャップシールを考案したと伝えられています。2003年からは5代目のベルトラン・ニコラ氏とジャン=ヴァルミ・ニコラ氏が率いています。なおポムロールには公式の格付けがありません。
畑と造り
畑は約12ヘクタールで、ポムロールの台地からサン=テミリオンのアペラシオン側にまたがっています。北東側は粘土、南西側は砂利の土で、公式は4つの土壌タイプに分けて管理していると説明しています。区画は16あり、最も古いものは1958年に植えられました。技術資料では、土は灰色の粘土60%・砂質の砂利40%、平均樹齢は35年とされています。品種はメルロー80%、砂利の多い土に植えたカベルネ・フラン20%です。
2012年に区画ごとに仕込める醸造所が建てられ、温度管理したコンクリート槽22基を使っています。熟成は新樽70%・2回目の樽27%に、素焼きの甕(アンフォラ)3%を組み合わせ、期間は16か月です。年ごとの配合は変わり、公式の技術資料では2023年がメルロー88%・カベルネ・フラン12%、2022年がメルロー87%・カベルネ・フラン13%でした。
飲み頃と楽しみ方
公式は具体的な飲み頃の年数を示していないので、若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難です。カベルネ・フランを多めに植えるポムロールとして、ヴュー・シャトー・セルタンと比べてみるのも一つの楽しみ方です。2007年に生まれたセカンドのデュオ・ド・コンセイヤントは、畑の中でも砂の多い2つの区画から造られ、公式は2〜10年の熟成の目安を示しています。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・ラ・コンセイヤントの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・ラ・コンセイヤントの
ヴィンテージ
| 2023 | メルロー88%・カベルネ・フラン12%。収量43hl/ha、アルコール14%。メルローは9月7日から収穫(公式の技術資料) |
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| 2022 | メルロー87%・カベルネ・フラン13%。収量33hl/ha、アルコール14%。収穫は9月5日から(公式の技術資料) |
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シャトー・ラ・コンセイヤントの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・ラ・コンセイヤントChâteau La Conseillante |
| 生産者 | シャトー・ラ・コンセイヤント(ニコラ家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/ポムロール |
| 原産地呼称 | AOCポムロール |
| 格付け | 格付けなし(ポムロールには公式の格付けがない) |
| 主な品種 | メルロー、カベルネ・フラン |
| 畑 | 約12ha(公式サイト)。技術資料の表記は11.8ha。16区画で、最も古い区画は1958年の植樹 |
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| 土壌 | 北東側に粘土、南西側に砂利。ポムロールの台地からサン=テミリオンのアペラシオンにまたがる。技術資料では灰色粘土60%・砂質の砂利40% |
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| 品種と樹齢 | メルロー80%・カベルネ・フラン20%。平均樹齢35年(技術資料) |
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| 醸造 | 温度管理したエポキシ内張りのコンクリート槽22基。2012年に区画ごとに仕込める醸造所を新設 |
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| 熟成 | 新樽70%・2回目の樽27%・アンフォラ(素焼きの甕)3%。16か月(2022・2023年の技術資料) |
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| 所有 | 1871年からニコラ家。2003年から5代目のベルトラン・ニコラとジャン=ヴァルミ・ニコラが率いる |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は具体的な飲み頃の年数を示していない。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
名前の「コンセイヤント」は何に由来しますか?
公式サイトによると、およそ300年前にこの地所を買ったリブルヌの商人カトリーヌ・コンセイヤンに由来します。彼女は自分の姓を女性形にして地所の名とし、畑を12ヘクタールまで広げたと紹介されています。
セカンドワインはありますか?
「デュオ・ド・コンセイヤント」があります。公式サイトによると2007年に生まれたワインで、畑の中でも砂の多い2つの区画から造られます。熟成の目安は2〜10年と説明されています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-15 / 編集: Vinotier編集部