村名AOCシャブリの定番 ウィリアム・フェーヴル シャブリ は、シャブリの名門ウィリアム・フェーヴルが造る、村名AOCシャブリの白です。品種はシャルドネ100%。生産者は、キンメリジャンの土壌のぶどうを小さなステンレスタンクで10〜12か月 熟成させ、フレッシュさを保つと説明しています。
この記事の目次 どんなワインか 造りと味わい 合う料理と飲み方 味わいの目安 ヴィンテージ ワイン情報 よくある質問 出典・確認日 どんなワインか
ウィリアム・フェーヴル シャブリ は、ブルゴーニュ北部シャブリの名門、ウィリアム・フェーヴルが造る村名AOCシャブリの白ワインです。国内ではサントリーが輸入し、酒販店や百貨店、通販で広く扱われています。上には一級畑のプルミエ・クリュや特級畑のグラン・クリュ がありますが、このワインはその土台になる村名格の一本です。
輸入元のサントリーは、ドメーヌの創設を1850年と紹介しています。今は、シャトー・ラフィット・ロートシルトを擁するグループの資料サイト「Le répertoire des vins(ワインの目録)」に、この「シャブリ」の年ごとの技術資料が載っています。同じ目録には、別のワインとして「シャブリ・ドメーヌ」「シャブリ・シャン・ロワイヨ」も並んでいます。
造りと味わい
品種はシャルドネ100%です。生産者の資料によると、AOCシャブリの畑はスラン川の両岸に広がり、キンメリジャン(ジュラ紀後期)の泥灰土と粘土石灰質の土に、牡蠣の化石を含む下層土が重なります。この土がシャブリ特有のミネラル感を生むと説明されています。
醸造では、ワインを傷めないよう重力を使ってポンプを避けます。圧搾は空気圧式で1時間半〜2時間と短く、澱を残すために清澄はごく軽くし、アルコール発酵とマロラクティック発酵は自然に進めます。熟成は小さなステンレスタンクで10〜12か月 で、フレッシュさを保つためとしています。
味わいについて、資料は柑橘や白い果肉の果実、花の香りがあり、口当たりはフレッシュでしなやか、きれいなミネラル感が支えると説明しています。
合う料理と飲み方
樽の香りをつけない、すっきりした辛口です。冷やしすぎると香りが閉じやすいので、8〜10℃前後を目安に、冷蔵庫から出して少しおいてから注ぐとよいでしょう。
牡蠣や白身魚の刺身、寿司 、塩焼きの魚など、素材の味を生かす和食とも合わせやすい一本です。シャルドネのさまざまなスタイルは品種:シャルドネ で、シャブリを含むブルゴーニュ全体は第4講 ブルゴーニュ完全編 で詳しく紹介しています。
ウィリアム・フェーヴル シャブリの
味わいの目安
ボディ 軽やか 重厚
酸味 穏やか 生き生き
甘辛 辛口 甘口 公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ウィリアム・フェーヴル シャブリの
ヴィンテージ 2024 公式の資料によると、5月1日の大粒の雹が左岸を中心に大きな被害をもたらし、雨と嵐でベト病の圧力も高かった年。収穫は9月20日に始まり、品質は確保できたものの収量は大きく減ったとしている。 2025 公式の資料によると、春以降の暖かさで生育が早まり、8月中旬の猛暑で成熟が進んだ年。収穫は8月28日に始まり9月5日に終えた。
ウィリアム・フェーヴル シャブリの
ワイン情報 名称 ウィリアム・フェーヴル シャブリWilliam Fèvre Chablis 生産者 ウィリアム・フェーヴル 位置づけ 村名AOCシャブリの定番 種類 白 国・地域 フランス/ブルゴーニュ/シャブリ 原産地呼称 AOCシャブリ 格付け 村名格のシャブリ(プルミエ・クリュ、グラン・クリュではない) 主な品種 シャルドネ 畑と土壌 スラン川の両岸に広がるAOCシャブリの畑。キンメリジャンの泥灰土と粘土石灰質で、牡蠣の化石を含む下層土(公式) 醸造 重力を使ってポンプを避ける。空気圧式の圧搾は1時間半〜2時間。澱を残すため清澄は軽くし、アルコール発酵とマロラクティック発酵は自然に進める(公式) 熟成 小さなステンレスタンクで10〜12か月。フレッシュさを保つため(公式・2024年と2025年の資料) 飲み頃の温度 8〜10℃前後(辛口の白の一般的な目安) グラス 白ワイン用の小ぶり〜中ぶりのグラス 飲み頃の目安 公式は熟成期間の目安を示していない。数年のうちに楽しむのが一般的 価格帯の目安 3,000〜1万円
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問 「シャブリ」と「シャブリ・ドメーヌ」は同じワインですか? 生産者の資料では、村名の「Chablis」のほかに「Chablis Domaine」「Chablis Champs Royaux」が別のワインとして並んでいます。このページで紹介しているのは、国内で広く売られている「シャブリ」です。酒販店では「メゾン」「ドメーヌ」と書き分けていることもあるので、買うときはラベルの表記を確かめるとよいでしょう。
どんな料理に合いますか? 生産者の資料に料理の例はありませんが、樽の香りをつけないすっきりした辛口なので、牡蠣や白身魚の刺身、寿司、塩焼きの魚、鶏肉のレモン風味など、素材の味を生かした料理と合わせやすいタイプです。
出典・確認日 5件 生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
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