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のぼ ブリュット

NOVO Brut / ココ・ファーム・ワイナリー
代表銘柄(瓶内二次発酵のスパークリング)

のぼ ブリュットは、栃木県足利市のココ・ファーム・ワイナリーが、こころみ学園の葡萄畑で育てたリースリング・リオンから瓶内二次発酵で造る辛口のスパークリングです。澱を集める作業も抜く作業もすべて手作業。同じ「のぼ」の甘口版は2000年の九州・沖縄サミットの晩餐会で供されました。

  • 瓶内二次発酵
  • 辛口
  • 手作業
  • 熟成のポテンシャル
この記事の目次

どんなワインか

のぼ ブリュットは、栃木県足利市のココ・ファーム・ワイナリーが造る瓶内二次発酵のスパークリングワインです。公式は「陽は昇る、美しき泡立ち上る」と名前の由来を添え、シャンパーニュ地方をはじめ世界の偉大なスパークリングと同じ方式で造られていると紹介しています。

「のぼ」にはひかえめな甘さのドゥミセックと辛口のブリュットの2種類があります。ブリュットは、澱を凍らせて取り除いたあと、糖分を加えず同じワインで補うドサージュゼロの仕上げです。「1996 のぼドゥミセック」は2000年の九州・沖縄サミットの晩餐会で供され、公式はこの名誉に応えられるよう品質を保ち続けると書いています。

畑と造り

原料は、こころみ学園の葡萄畑で育てたリースリング・リオンです。この畑は1950年代、当時の特殊学級の中学生たちと担任の教師が開墾したもので、平均斜度38度の南西向きの急斜面です。公式によると、陽当たりと水はけがよく、大型の機械が入れないため作業はすべて人の手で行われ、除草剤を一度も撒いたことのない柔らかな土が保たれています。

造りは手間のかかるものです。房のまま搾り、フリーランと低圧で搾った部分だけを野生酵母で発酵させます。2022年はタンクで澱とともに約11か月寝かせたあと瓶詰めし、瓶内二次発酵を経て約33か月澱と接触させて熟成させました。澱を瓶口に集めるルミュアージュも、澱を抜くデゴルジュマンも、すべて手作業です。2022年の瓶詰本数は1,337本でした。

飲み頃と楽しみ方

公式のデータシートは、2026〜2028年は冷蔵庫や氷水でよく冷やしてすっきりと楽しみ、温度が上がるにつれて熟した香りの変化を味わうことを勧めています。2029〜2036年は熟成で複雑さと持続性が増し、10年以上の長期熟成も可能とされます。合わせる料理として、公式は白子のムニエルや牡蠣のオイル漬け、十割蕎麦、ちりめん山椒などを挙げていて、和の食卓にもなじみやすい泡です。瓶内二次発酵の仕組みは第13講 スパークリング大全で詳しく学べます。

※造り・熟成期間・生産本数・価格はヴィンテージにより変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

のぼ ブリュットの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

のぼ ブリュットの

ヴィンテージ

2022収穫は9月1日・5日、平均糖度約19.4°Brix。約33か月澱と接触させ、2026年5月にデゴルジュマン。公式は2029〜2036年に複雑さと持続性が増し、10年以上の長期熟成も可能としている

のぼ ブリュットの

ワイン情報

名称のぼ ブリュットNOVO Brut
生産者ココ・ファーム・ワイナリー
位置づけ代表銘柄(瓶内二次発酵のスパークリング)
種類スパークリング
国・地域日本/栃木/足利市
原産地呼称栃木県足利市田島 こころみ学園の葡萄畑
主な品種リースリング・リオン
ぶどうリースリング・リオン100%。栃木県足利市田島、こころみ学園の畑。手摘み(2022年)
一次発酵房のまま搾り、フリーランと低圧で搾った部分だけを使用。ステンレスタンクで野生酵母により発酵
熟成(2022年)タンクで澱とともに約11か月、瓶内二次発酵のあと約33か月澱と接触させて熟成
仕上げ澱を凍らせて取り除いたあと同じワインで補う、ドサージュゼロ(公式の説明)
瓶詰(2022年)ティラージュ2023年8月10日、デゴルジュマン2026年5月11日、1,337本、アルコール12.0%
畑1950年代に開墾された、平均斜度38度の南西向きの急斜面
飲み頃の温度6〜8℃前後(よく冷やして)
グラスフルート型か、香りを楽しむなら白ワイン用のグラス
飲み頃の目安公式は2022年について、2026〜2028年はよく冷やしてすっきりと、2029〜2036年は熟成による複雑さと持続性を楽しめ、10年以上の熟成も可能としている
価格帯の目安〜1万円

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

「のぼ」はサミットで出されたワインですか?
公式のデータシートによると、2000年の九州・沖縄サミットの晩餐会で供されたのは「1996 のぼドゥミセック」です。ドゥミセックはひかえめな甘さのある「のぼ」で、このページで紹介しているブリュットは同じシリーズの辛口版にあたります。
リースリング・リオンとはどんな品種ですか?
白ワイン用の交配品種で、公式は「のぼ」の原料として、こころみ学園の葡萄畑で大切に育てていると説明しています。もとは「スパークリングにしてみたら面白いのでは」と自分たちのために試しに造り始めたのが「のぼ」の始まりだそうです。

出典・確認日

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部