グラン・ヴァン シャトー・ヴァランドローは、ミュリエル・アンドロー氏とジャン=リュック・テュヌヴァン氏の夫妻が1991年、貯金のすべてで買った0.6haの畑とガレージを改装した醸造所から始めたワインです。いまは10.70haに広がり、2012年にプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに昇格、2022年の格付けでも同じ地位を保ちました。造り手の物語ごと贈りたい、記念日の一本です。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・ヴァランドローは、ボルドー右岸サン=テミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセです。始まりは1991年。ワインに魅せられた夫妻、ミュリエル・アンドロー氏とジャン=リュック・テュヌヴァン氏が、貯金のすべてで買ったヴァロン・ド・フォンガバンの0.6haの区画でした。仕込んだのは、ガレージを改装した小さな醸造所。公式サイトはこのワインを、「ヴァン・ド・ガラージュ」から1級になったサン=テミリオンと紹介しています。
テュヌヴァン氏の公式サイトによると、ヴァランドローは2012年の格付けでプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに昇格し、2022年の格付けでもその地位が認められました。テュヌヴァン氏はヴァランドローの前、1988年にネゴシアン(ワイン商)としての仕事を始めています。
畑と造り
畑はいま10.70ha。サン=テティエンヌ=ド=リスの粘土石灰質の台地にあり、植栽はメルロー70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%です。収穫は手摘みで、摘み手が選り分けたあと、醸造所では比重で実を選り分ける選果機にかけます。畑のチームはクリストフ・ラルディエール氏、醸造所のチームはセラーマスターのレミ・ダルマッソ氏が率い、マリー・ルフェーヴル氏とともに栽培と醸造を進めています。
仕込みは温度管理されたステンレス槽と木槽で、手作業のピジャージュとルモンタージュを行い、醸しは約3週間。マロラクティック発酵は樽で行い、新樽90%の樽で18〜24か月、年によって長さを変えて熟成させます。ブレンドは技術チームが区画ごとのロットを選び抜き、ロラン研究所のジャン=フィリップ・フォール氏が率いる試飲を重ねて決めます。2022年は収穫した7haからメルロー85%の配合で3万6,200本が造られ、新樽で22か月熟成されました。
飲み頃と楽しみ方
公式は飲み頃の年数を示していませんが、メルロー主体で新樽の比率が高い、濃密な造りです。若い年は早めにデキャンタに移し、時間をかけて開かせるとよいでしょう。記念日や、造り手の物語ごと贈りたい場面に向く一本です。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・ヴァランドローの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・ヴァランドローの
ヴィンテージ
| 2022 | メルロー85%・カベルネ・フラン8%・カベルネ・ソーヴィニヨン7%。収穫した面積は7ha、生産3万6,200本。新樽で22か月熟成し、2024年6月7日に瓶詰め。アルコール15.5%(公式の技術資料) |
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シャトー・ヴァランドローの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・ヴァランドローChâteau Valandraud |
| 生産者 | シャトー・ヴァランドロー(ジャン=リュック・テュヌヴァン氏、ミュリエル・アンドロー氏) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/サン=テミリオン |
| 原産地呼称 | AOCサン=テミリオン・グラン・クリュ |
| 格付け | サン=テミリオン格付け プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(2012年に昇格、2022年版も同じ) |
| 主な品種 | メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン |
| 始まり | 1991年、ヴァロン・ド・フォンガバンの0.6haの区画から。ガレージを改装した醸造所で仕込んだ(公式) |
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| 畑 | 10.70ha。サン=テティエンヌ=ド=リスの粘土石灰質の台地。植栽はメルロー70%・カベルネ・フラン25%・カベルネ・ソーヴィニヨン5%(公式「Histoire」) |
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| 醸造と熟成 | 手摘みの収穫と、比重で選り分ける選果機。温度管理されたステンレス槽と木槽で手作業のピジャージュ、約3週間の醸し。マロラクティック発酵は樽で、新樽90%の樽で年により18〜24か月熟成(公式) |
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| 造り手 | ミュリエル・アンドロー氏とジャン=リュック・テュヌヴァン氏。テュヌヴァン氏のネゴシアン業は1988年から。ブレンドの試飲はロラン研究所のジャン=フィリップ・フォール氏が指揮する(公式) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は飲み頃の年数を示していない。若い年は時間をかけてデキャンタで開かせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「ヴァン・ド・ガラージュ(ガレージワイン)」とは?
ヴァランドローの公式サイトは、このワインを「ヴァン・ド・ガラージュ」から1級に上り詰めたサン=テミリオンと紹介しています。1991年に0.6haの小さな区画のぶどうを、ガレージを改装した醸造所で仕込んだことが始まりで、小さな規模から造り手の手で品質を追い込んだワインの代表として語られてきました。
いまも最初の0.6haの畑で造っているのですか?
いいえ。公式サイトによると、ガレージで仕込んだ0.6haの区画から始まり、いまはサン=テティエンヌ=ド=リスの粘土石灰質の台地に10.70haの畑を持っています。2022年の技術資料では、グラン・ヴァンのために収穫した面積は7haでした。
出典・確認日
6件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-28 / 編集: Vinotier編集部