グラン・ヴァン シャトー・ローザン・セグラは、マルゴー・アペラシオンの1855年メドック格付け第2級シャトーが造るグラン・ヴァンです。公式は「ビロードの手袋に包んだ鉄の拳」と表現し、繊細さの奥に深い芯を持つワインと紹介しています。カベルネ・ソーヴィニヨンが中心で、近年はフランス産オーク樽で18か月熟成されています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・ローザン・セグラは、ボルドー左岸メドック地区のマルゴー・アペラシオンにある、1855年メドック格付け第2級シャトーのグラン・ヴァンです。公式サイトは「ビロードの手袋に包んだ鉄の拳」と表現し、控えめで繊細な口当たりの奥に深く力強い芯を持つワインと紹介しています。なめらかな気品、しっかりしたタンニン、熟成のポテンシャルを持ち味に挙げています。
業界誌Decanter Chinaの紹介によると、歴史は1661年、ピエール・デ・メジュール・ド・ローザンがこの地の館を買ったことに始まります。18世紀にローザン・ガシーと分かれ、当主の娘とピエール・ルイ・ド・セグラの結婚を経て、いまの名前になりました。1994年からはシャネルのオーナーとして知られるヴェルテメール家が所有しています。総支配人はニコラ・オードベール氏です。
畑と造り
公式サイトは、畑の土壌を3つに分けて説明しています。冷涼で個性の強いワインを生む粘土石灰質、複雑さと深みをもたらす深い砂利(歴史ある「第4段丘」)、果実味豊かなワインを生む細かい砂利です。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン53%・メルロー43%・プティ・ヴェルド3%・カベルネ・フラン1%。カベルネは砂利の土壌に、メルローは河口に近い深く細かい砂利に植えられています。
造りの特徴は、区画の中まで細かく分けて仕込むことです。ぶどうの熟し方や土壌図をもとにゾーンを決め、ゾーンの数だけ槽を使い分けます。温度管理されたステンレス槽で、重力を使って槽に送ります。熟成は18か月で、新樽は2024年が50%、2023年が55%でした。2023年はカベルネ・ソーヴィニヨンが85%を占める構成です。
飲み頃と楽しみ方
公式は飲み頃の年数を示していないので、若い年は早めにデキャンタに移すのが無難です。同じマルゴーの第1級シャトー・マルゴーや、第3級のパルメと比べると、アペラシオンの中での個性の違いが見えてきます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・ローザン・セグラの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・ローザン・セグラの
ヴィンテージ
| 2024 | カベルネ・ソーヴィニヨン63.5%・メルロー34%・プティ・ヴェルド2%・カベルネ・フラン0.5%。収穫はメルローが9月23日〜10月3日、カベルネ・ソーヴィニヨンが10月4日〜11日。18か月熟成・新樽50%(公式の技術資料) |
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| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン85%・メルロー13.5%・プティ・ヴェルド1.5%。収穫はメルローが9月7日〜15日、カベルネ・ソーヴィニヨンが9月15日〜29日。18か月熟成・新樽55%(公式の技術資料) |
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シャトー・ローザン・セグラの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・ローザン・セグラChâteau Rauzan-Ségla |
| 生産者 | シャトー・ローザン・セグラ(ヴェルテメール家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCマルゴー |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第2級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン |
| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン53%・メルロー43%・プティ・ヴェルド3%・カベルネ・フラン1% |
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| 土壌 | 粘土石灰質、深い砂利(歴史ある「第4段丘」)、細かい砂利の3タイプ |
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| 醸造 | 区画の中まで熟し方の違いでゾーンを分け、ゾーンの数だけ槽を使う。温度管理されたステンレス槽で、重力を使って槽に送る |
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| 熟成 | 18か月。新樽は2024年が50%、2023年が55%(公式の技術資料) |
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| 所有と運営 | 1994年からシャネルのオーナーとして知られるヴェルテメール家が所有(業界誌の紹介)。総支配人はニコラ・オードベール氏 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は熟成のポテンシャルを持つワインとしているが、具体的な飲み頃の年数は示していない。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 約1.4万〜2.3万円(ヴィンテージで変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ローザン・ガシーとはどういう関係ですか?
業界誌Decanter Chinaの紹介によると、どちらも17世紀にピエール・デ・メジュール・ド・ローザンが築いた領地から生まれたシャトーで、18世紀に分かれました。その後、当主の娘とピエール・ルイ・ド・セグラの結婚を経て、こちらは「ローザン・セグラ」と呼ばれるようになりました。現在はそれぞれ別のシャトーです。
セカンドワインはありますか?
「セグラ」があります。公式サイトは「シャトーのセカンドワイン」と位置づけ、畑の歴史的な中心部の周りや、ジロンド河口が運んだ砂利・小石・砂・粘土が入り混じる区画から造られると説明しています。2024年はカベルネ・ソーヴィニヨン51%・メルロー47.5%・プティ・ヴェルド1.5%で、新樽10%で16か月熟成されました。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-13 / 編集: Vinotier編集部