グラン・ヴァン シャトー・レオヴィル・バルトンは、サン=ジュリアンの1855年メドック格付け第2級シャトーが造るグラン・ヴァンです。アイルランド出身のバルトン家が1826年から所有し、格付けの時点ですでに同家のものでした。畑は50haで、木製の発酵槽で仕込み、新樽60%のフランス産オーク樽で熟成されます。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・レオヴィル・バルトンは、ボルドー左岸メドック地区のサン=ジュリアン村にある、1855年メドック格付け第2級シャトーのグラン・ヴァンです。公式サイトは、バルトン家のワインへの情熱が、このワインのエレガンスと安定した品質に表れていると紹介しています。
バルトン家の歴史は1722年、トマ・バルトンがアイルランドからボルドーへ渡り、ワイン商を始めたことに始まります。孫のヒュー・バルトンは1821年にシャトー・ランゴアを買い、1826年にはフランス革命後に分割された旧レオヴィル領の4分の1を取得しました。これが現在のレオヴィル・バルトンです。1855年の格付けの時点ですでにバルトン家のもので、公式サイトは、ムートン・ロスチャイルドと並んでボルドーで最も長く同じ一族が所有している、と書いています。故アントニー・バルトン氏が国際的な評価を高め、現在はその娘リリアン氏と子どもたちが受け継いでいます。
畑と造り
畑は50ヘクタール。ジロンド河に面したガロンヌ川由来の砂利の丘にあり、下層は粘土です。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン77%・メルロー20%・カベルネ・フラン3%。平均樹齢は40年で、最も古い区画は1953年に植えられました。収穫はすべて手摘みです。
醸造はいまも伝統的で、選果したぶどうを温度管理された木製の発酵槽に入れ、1日2回のルモンタージュを行います。そのあとフランス産オーク樽(新樽60%)で熟成し、3か月ごとにろうそくの明かりで澱を引き、卵白で清澄します。熟成期間は公式の醸造ページで18か月、ワインのページでは16〜18か月とされています。2024年のブレンドはカベルネ・ソーヴィニヨン92%・メルロー6%・カベルネ・フラン2%でした。
飲み頃と楽しみ方
しっかりした骨格を持つ長期熟成型のワインです。公式は飲み頃の年数を示していないので、若い年を開けるなら早めにデキャンタに移して空気に触れさせるとよいでしょう。旧レオヴィル領を分け合ったレオヴィル・ラス・カーズと飲み比べるのも、サン=ジュリアンを知るよい方法です。公式サイトには、もう一つのワインとして「ラ・レゼルヴ・ド・レオヴィル・バルトン」も載っています。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・レオヴィル・バルトンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・レオヴィル・バルトンの
ヴィンテージ
| 2024 | カベルネ・ソーヴィニヨン92%・メルロー6%・カベルネ・フラン2%。手摘みの収穫は9月24日〜10月5日、アルコール12.9%、新樽60%(公式のワインページ) |
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シャトー・レオヴィル・バルトンの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・レオヴィル・バルトンChâteau Léoville Barton |
| 生産者 | シャトー・レオヴィル・バルトン(バルトン家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCサン=ジュリアン |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第2級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン |
| 畑 | 50ha。砂利質の土壌で下層は粘土。平均樹齢40年、最も古い区画は1953年植え。植栽密度9,100本/ha |
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| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン77%・メルロー20%・カベルネ・フラン3% |
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| 醸造と熟成 | 温度管理された木製の発酵槽で仕込み、フランス産オーク樽で熟成(新樽60%)。熟成期間は公式の醸造ページで18か月、ワインのページで16〜18か月 |
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| 所有 | 1826年にヒュー・バルトンが旧レオヴィル領の4分の1を取得。バルトン家は1821年から隣のランゴア・バルトンも所有 |
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| 栽培 | 収穫はすべて手摘み。HVE3認証。2010年から除草剤を使わず、12haは化学合成の資材を使わずに管理 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。公式は具体的な飲み頃の年数を示していないため、若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 約1.4万〜2万円(ヴィンテージで変動) |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
レオヴィル・ラス・カーズとはどういう関係ですか?
どちらも、フランス革命後に分割された旧「レオヴィル」の領地から生まれたシャトーです。レオヴィル・バルトンの公式サイトによると、1826年にヒュー・バルトンがその4分の1を買い取りました。現在はそれぞれ別の家が所有する独立したシャトーで、同じ村のポワフェレを加えた3軒が「レオヴィル」の名を受け継いでいます。
レオヴィル・バルトンにはシャトーの建物がないのですか?
公式サイトによると、ヒュー・バルトンが1826年に買ったのは畑だけでした。1821年にすでに隣のシャトー・ランゴア(現ランゴア・バルトン)を手に入れていて、醸造設備はそちらにあったためです。醸造はランゴアの設備で行われ、名高いヴィンテージはランゴアの城館の地下にある丸天井の貯蔵庫で寝かされていると公式は紹介しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部