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シャトー・カロン・セギュール

Château Calon Ségur / シャトー・カロン・セギュール
グラン・ヴァン

シャトー・カロン・セギュールは、サン=テステフの1855年メドック格付け第3級シャトーが造るグラン・ヴァンです。ラベルのハートは、「ラフィットとラトゥールでワインを造っているが、心はカロンにある」というセギュール侯爵の言葉に由来します。石垣に囲まれた55haの畑から、新樽100%で18〜20か月熟成させて造られます。

  • 繊細
  • 凝縮感
  • 均衡
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

シャトー・カロン・セギュールは、ボルドー左岸メドック地区の北、サン=テステフ村にある、1855年メドック格付け第3級シャトーのグラン・ヴァンです。ラベルに大きく描かれたハートで知られ、贈り物にも選ばれることの多い一本です。公式は、このワインの魔法は「大きな繊細さと際立つ力強さの均衡」にあり、洗練された純粋な風味と、深さ・長さを持つと説明しています。

ハートの由来は、18世紀のセギュール侯爵の言葉です。ラフィットやラトゥールも所有した侯爵は、「ラフィットとラトゥールでワインを造っているが、心はカロンにある」と語ったと伝えられます。公式サイトによると、カロンのワインには12世紀にすでに税がかけられた記録があり、サン=テステフ村はかつて「サン=テステフ・ド・カロン」と呼ばれていたそうです。20世紀はガスクトン家が受け継ぎ、2012年に保険会社シュラヴニール(クレディ・ミュチュエル・アルケア・グループ)が取得しました。

畑と造り

畑は石垣に囲まれた一続きの55ヘクタール。1855年の格付けの当時と同じ広さで、公式は何世紀も変わらないテロワールの珍しい例だとしています。土壌は第四紀の厚い砂利の層で、下層は第三紀の粘土が主体です。

植栽は技術資料でカベルネ・ソーヴィニヨン57%・メルロー34%・カベルネ・フラン7%・プティ・ヴェルド2%(畑の紹介ページでは56%・35%・7%・2%)。2006年から植え替えを進め、植栽密度を上げながらカベルネ・ソーヴィニヨンを増やしており、2032年には70%に達する計画です。平均樹齢は22年。収穫は手摘みで、円錐形のステンレス槽で18〜21日醸したのち、新樽100%で18〜20か月熟成させ、卵白で清澄します。年間の生産量は平均約8万本です。

飲み頃と楽しみ方

公式は、瓶の中で長く熟成する力をこのシャトーの特徴に挙げ、1947年・1953年・1982年がいまも驚くほど若々しいと書いています。若い年を開けるなら、早めにデキャンタに移して空気に触れさせるとよいでしょう。熟成の考え方は第29講 ヴィンテージと熟成完全編もあわせてどうぞ。

※品種構成・生産量・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

シャトー・カロン・セギュールの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

シャトー・カロン・セギュールの

ワイン情報

名称シャトー・カロン・セギュールChâteau Calon Ségur
生産者シャトー・カロン・セギュール
位置づけグラン・ヴァン
種類赤
国・地域フランス/ボルドー/メドック
原産地呼称AOCサン=テステフ
格付け1855年メドック格付け 第3級
主な品種カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
畑石垣に囲まれた一続きの55ha(1855年の格付け当時と同じ広さ)。生産に使う畑は48ha(植栽50ha)
植栽カベルネ・ソーヴィニヨン57%・メルロー34%・カベルネ・フラン7%・プティ・ヴェルド2%(技術資料。畑の紹介ページでは56%・35%・7%・2%)。2032年までにカベルネ・ソーヴィニヨンを70%にする計画
土壌第四紀の厚い砂利の層。下層は第三紀の粘土が主体で、砂利の上部には湖由来の薄い粘土層もある
熟成新樽100%で18〜20か月。卵白で清澄
生産量年平均約8万本
飲み頃の温度16〜18℃前後(一般的な目安)
グラスボルドー型の大ぶりなグラス
飲み頃の目安公式は瓶熟成の力の高さを特徴に挙げ、1947年・1953年・1982年がいまも驚くほど若々しいとしている
価格帯の目安約1.8万〜2.2万円(ヴィンテージで変動)

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

ラベルのハートにはどんな意味がありますか?
18世紀のセギュール侯爵の言葉、「ラフィットとラトゥールでワインを造っているが、心はカロンにある」に由来します。公式サイトによると、侯爵は「ぶどうの王子」と呼ばれた有力者で、のちの第1級シャトーの多くを手中に収めていました。19世紀には醸造庫の壁にハートが刻まれ、20世紀初めに最初のラベルが作られたときから今の形のハートが描かれています。
セカンドワインはありますか?
「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール」がセカンドワインです。公式の技術資料によると、ブレンドの平均75%がメルローで、グラン・ヴァンとはまったく別の個性を持つワインとして、最初から区画を分けて造られています。公式サイトには、ほかに「ル・セ・ド・カロン・セギュール」「ル・プティ・カロン」の資料も載っています。

出典・確認日

生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。

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最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部