グラン・ヴァン シャトー・ラフォン・ロシェは、サン=テステフの1855年メドック格付け第4級シャトーが造るグラン・ヴァンです。館とラベルの黄金色で知られ、2021年末からロレンツェッティ家が所有しています。畑は2024年に有機認証を取得し、近年はカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高めていると公式は説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・ラフォン・ロシェは、ボルドー左岸メドック地区のサン=テステフ村にある、1855年メドック格付け第4級シャトーのグラン・ヴァンです。公式サイトは、力強さと精密さ、均衡を兼ね備えたワインを目指していると述べ、若いうちは豊かな果実味を持ち、時間とともに繊細さと張りが表れると説明しています。
サン=テステフで最も古いシャトーの一つで、もとは「ドメーヌ・ド・ロシェ」と呼ばれていました。持ち主アントワネット・ド・ギユモットとエティエンヌ・ド・ラフォンの結婚を機に現在の名前になったとされますが、その年は英語版の公式サイトでは1650年、フランス語版では1680年ごろと書かれ、食い違っています。1960年にはコニャックの名家のギィ・テスロンが取得し、廃墟になっていた館を建て直しました。2000年に館を黄金色に塗り替えたのは息子のミシェル氏です。2021年末にロレンツェッティ家が取得し、2022年がこの家の手による最初のヴィンテージになりました。
畑と造り
畑は約50ヘクタールで、うち約40ヘクタールが館を囲む一続きの区画です。水はけのよい砂利と、水分を保つ青い粘土が混じり、公式は13種類の土を見分けていると説明しています。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロー30%・カベルネ・フラン4%・プティ・ヴェルド1%です。温暖化に備え、熟すのが遅いカベルネ系を増やしており、グラン・ヴァンのカベルネ・ソーヴィニヨンは70%に達したと公式は書いています(2023年は64%)。
2020年に有機栽培への転換を始め、2024年に認証を取りました。熟成は12〜14か月で、2025年12月からは1,200〜2,000リットルの大樽が主力になり、新樽の風味を抑えて新鮮さを保つ狙いと説明されています。
飲み頃と楽しみ方
公式は長い熟成に耐えるワインとしていますが、飲み頃の年数は示していません。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難です。同じサン=テステフの格付けシャトーと飲み比べると、村の個性の違いも見えてきます。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・ラフォン・ロシェの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・ラフォン・ロシェの
ヴィンテージ
| 2023 | カベルネ・ソーヴィニヨン64%・メルロー29%・プティ・ヴェルド4%・カベルネ・フラン3%。収穫はメルローが9月13日〜22日、カベルネ・ソーヴィニヨンが9月22日〜10月5日。有機転換の最終年だった(公式の技術資料) |
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シャトー・ラフォン・ロシェの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・ラフォン・ロシェChâteau Lafon-Rochet |
| 生産者 | シャトー・ラフォン・ロシェ(ヴィニョーブル・クリューズ=ロレンツェッティ) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCサン=テステフ |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第4級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 畑 | サン=テステフの2つの丘に約50ha(うち約40haは館を囲む一続きの区画)。砂利と青い粘土を含む土で、標高5〜25m |
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| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロー30%・カベルネ・フラン4%・プティ・ヴェルド1%。平均樹齢38年で、80年を超える区画もある |
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| 醸造と熟成 | 2015年に建てたコンクリート槽21基・ステンレス槽19基の2つの醸造所で、約3週間かけて穏やかに抽出。熟成は12〜14か月で、225Lの樽のほか1,200L・2,000Lの大樽(2025年12月から主力)と、約1割はコンクリート槽を使う |
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| 所有 | 1960年にコニャックの名家のギィ・テスロンが取得し、館を建て直した。2021年末にロレンツェッティ家が取得し、ヴィニョーブル・クリューズ=ロレンツェッティが誕生 |
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| 栽培 | 2019年にアグロエコロジーの計画を始め、生け垣を4km以上植えた。2020年に有機栽培への転換を始め、2024年に認証 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は長い熟成の可能性を持つと説明するが、具体的な飲み頃の年数は示していない。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
なぜ館とラベルが黄色いのですか?
公式サイトによると、1999年に跡を継いだミシェル・テスロン氏が2000年に館を黄金色に塗り替え、その色がのちにラベルの色にもなりました。いまではシャトーとワインを象徴する色とされています。
セカンドワインはありますか?
はい。「レ・ペルラン・ド・ラフォン・ロシェ」です。公式サイトによると、若い樹や粘土と砂利の多い区画のぶどうから造り、若いうちから親しみやすいワインと紹介されています。グラン・ヴァンは最も古い樹と、高い位置の区画から造られます。
出典・確認日
7件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-24 / 編集: Vinotier編集部