代表銘柄(ムートン・カデの「アイコン・コレクション」の赤) ムートン・カデ ルージュは、シャトー・ムートン・ロートシルトを所有するロスチャイルド家の会社、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが手がけるボルドーの赤です。1930年にフィリップ男爵が生んだブランドで、ボルドー各地の畑のぶどうをブレンドします。メルロー主体の、果実味豊かで親しみやすいスタイルとされます。
- メルロー主体
- 赤い果実と黒い果実
- やわらかなタンニン
- 食事に合わせやすい
この記事の目次
どんなワインか
ムートン・カデ ルージュは、ボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが手がける赤ワインです。同社はメドック格付け第1級のシャトー・ムートン・ロートシルトを所有するロスチャイルド家の会社で、ムートン・カデはその家が育ててきたブランドです。
公式サイトによると、ブランドは1930年、当時28歳だったフィリップ・ド・ロチルド男爵が、複数の産地のぶどうから造る自らのブランドワインとして始めました。この試みは、ボルドーのワイン取引に革新をもたらしたと説明されています。名前の「カデ」は「年下の息子」を指す言葉で、シャトー・ムートン・ロートシルトの所有者であり、一家の年下の息子でもあった男爵の立場にちなみます。1950年代には一流レストランのワインリストに載り、その後イギリスやアメリカにも広がりました。1993年には娘のフィリピーヌ男爵夫人がサン・ローラン・メドックに専用の醸造所を開いています。
造りと味わい
ぶどうはボルドー各地の契約栽培農家から集めます。公式サイトでは、右岸のサン・カンタン・ド・カプロンやコート・ド・ブライ、アントル・ドゥー・メールなどの栽培農家が紹介されています。参加する栽培農家はすべて、フランスの環境認証HVE(環境価値重視)のレベル3を取得しているとされます。
品種はメルローが主体で、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが少量加わります(2023年の公式紹介)。熟成はタンクで澱とともに10か月。亜硫酸の添加は最小限に抑えていると説明されています。生産者は、力強い赤い果実とエレガントな黒い果実の香り、繊細なスパイスがあり、親しみやすくおおらかなワインだと紹介しています。2023年については、ラズベリーやブルーベリーの果実味と、やわらかなタンニンが挙げられています。
合う料理と飲み方
公式サイトでは、ボロネーゼソースやマスタード風味のローストチキンなどのレシピが紹介されています。タンニンがやわらかいので、牛肉だけでなく鶏肉や豚肉、トマトソースのパスタにも合わせやすいでしょう。温度の目安は15〜17℃で、夏は少し冷やしてから注ぐと果実味が引き締まります。ボルドーの産地の全体像は産地:ボルドーと第5講 ボルドー完全編で紹介しています。
ムートン・カデ ルージュの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ムートン・カデ ルージュの
ワイン情報
| 名称 | ムートン・カデ ルージュMouton Cadet Rouge |
| 生産者 | バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド |
| 位置づけ | 代表銘柄(ムートン・カデの「アイコン・コレクション」の赤) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー |
| 原産地呼称 | AOCボルドー |
| 主な品種 | メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン |
| ブランドの誕生 | 1930年。当時28歳のフィリップ・ド・ロチルド男爵が、複数の産地のぶどうから造る自らのブランドワインとして創設 |
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| 名前の由来 | シャトー・ムートン・ロートシルトの所有者であり、一家の「カデ(年下の息子)」だったことにちなむ(公式) |
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| 熟成 | タンクで澱とともに10か月。亜硫酸の添加は最小限(公式) |
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| 栽培 | ボルドー各地の契約栽培農家と協働。参加する栽培農家はすべてHVE(環境価値重視)レベル3の認証を取得 |
| 飲み頃の温度 | 15〜17℃(生産者の目安) |
| グラス | ボルドー型の赤ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | 買ってすぐ楽しめる造り。輸入元も「すぐに開けて楽しめる」点を魅力に挙げている |
| 価格帯の目安 | 〜3,000円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
シャトー・ムートン・ロートシルトのセカンドワインですか?
いいえ。セカンドワインは「ル・プティ・ムートン」で、ムートン・カデは別のワインです。シャトーの畑のぶどうではなく、ボルドー各地の契約栽培農家のぶどうをブレンドして造ります。シャトーを所有するロスチャイルド家が1930年に始めたブランドで、名前もムートンとのつながりを示しています。
どんな料理に合いますか?
生産者の公式サイトでは、ボロネーゼソースやマスタード風味のローストチキン、子牛のタルタルなどのレシピが紹介されています。やわらかなタンニンの赤なので、鶏肉や豚肉の料理、トマトソースのパスタ、ハンバーグなど、毎日の食事に幅広く合わせやすいでしょう。
出典・確認日
3件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-24 / 編集: Vinotier編集部