グラン・ヴァン シャトー・クリネは、ポムロールの台地でも高い位置に畑をもつシャトーのグラン・ヴァンです。畑はメルロー75%・カベルネ・ソーヴィニヨン25%と、ポムロールでは珍しくカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いのが特徴。1999年からラボルド家が所有し、2004年からロナン・ラボルド氏が率いています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・クリネは、ボルドー右岸ポムロールのシャトーが造る赤のグラン・ヴァンです。公式サイトによると、「クリネ」の名で畑が記録に残るのは1595年にさかのぼります。1999年からはラボルド家が所有し、2004年からはロナン・ラボルド氏が運営を担っています。同氏のもとで植え替えや環境に配慮した栽培、醸造所の建て直し、販売網の見直しが進められたと公式は説明しています。
ポムロールには公式の格付けがありません。公式サイトはクリネの個性を、生き生きとした輝きと力強さ、意志の強さといった言葉で表しています。
畑と造り
畑は11.5ヘクタールで、ポムロールの台地でも高い地点の一つにあります。土は砂・粘土・砂利が釣り合った構成です。品種はメルローが75%、カベルネ・ソーヴィニヨンが25%。メルローが中心のポムロールで、カベルネ・ソーヴィニヨンを4分の1植えているのは珍しく、このシャトーの特徴になっています。平均樹齢は40年で、教会のそばにある「ラ・グラン・ヴィーニュ」の区画には、樹齢90年ほどのメルローが残ります。
ぶどうは到着時の選果のあと、手作業でもう一度選り分けます。区画ごとに温度管理した小さなステンレス槽で発酵させ、熟成も区画ごとに分けて進め、最後の段階で組み合わせます。熟成は平均16か月、新樽はフランス産で60%。樽工房や森、焼き加減、大きさを区画に合わせて選ぶとしています。細かな手法は「門外不出」だと公式は書いています。
飲み頃と楽しみ方
公式は具体的な飲み頃の年数を示していないため、若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難です。同じポムロールで名前の似たシャトー・レグリーズ・クリネは、メルローにカベルネ・フランを合わせる別のシャトーです。両者を比べると、品種の組み合わせによる違いを考えるきっかけになります。
セカンドワインとして知られるフルール・ド・クリネは、主に若い樹のメルローからグラン・ヴァンと同じ方法で造られると、フランスの販売サイトが紹介しています。公式のオンラインショップは、環境への配慮を評価するHVEのレベル3の認証も表示しています。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・クリネの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・クリネの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・クリネChâteau Clinet |
| 生産者 | シャトー・クリネ(ラボルド家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/ポムロール |
| 原産地呼称 | AOCポムロール |
| 格付け | 格付けなし(ポムロールには公式の格付けがない) |
| 主な品種 | メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン |
| 畑 | 11.5ha。ポムロールの台地でも高い地点の一つにあり、砂・粘土・砂利が釣り合った土壌 |
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| 品種と樹齢 | メルロー75%・カベルネ・ソーヴィニヨン25%。平均樹齢40年。教会のそばの「ラ・グラン・ヴィーニュ」には樹齢約90年のメルローが残る |
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| 醸造 | 到着時の選果に加えて手作業で再選果。区画ごとに温度管理した小さなステンレス槽で発酵し、熟成も区画ごとに分け、最後に組み合わせる |
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| 熟成 | 平均16か月。新樽はフランス産で60%。樽工房・森・焼き加減・大きさを区画に合わせて選ぶ |
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| 歴史と所有 | クリネの名での畑の記録は1595年にさかのぼる。1999年からラボルド家、2004年からロナン・ラボルド氏が運営 |
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| 認証 | HVE(環境価値重視)レベル3(公式オンラインショップの表示) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は具体的な飲み頃の年数を示していない。若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ポムロールなのにカベルネ・ソーヴィニヨンが多いのはなぜですか?
公式サイトは、畑の4分の1にカベルネ・ソーヴィニヨンを植えていると紹介していますが、その理由は詳しく説明していません。畑は台地の高い位置にあり、砂・粘土・砂利が釣り合った土だとされます。メルローが大半を占めることが多いポムロールでは、珍しい構成といえます。
セカンドワインはありますか?
「フルール・ド・クリネ」がセカンドワインとして知られ、公式のオンラインショップでも扱われています。フランスのワイン販売サイトでは、主に若い樹のメルローから、グラン・ヴァンと同じ方法で造られると紹介されています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-15 / 編集: Vinotier編集部