グラン・ヴァン シャトー・カントナック・ブラウンは、マルゴーのカントナック村にある1855年格付け第3級のシャトーです。名前はスコットランド出身のジョン・ルイス・ブラウンに由来し、英国風のネオ・チューダー様式の館で知られます。畑は60ヘクタール、カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、樽で16か月熟成させます。
- カベルネ主体
- マルゴーらしい香り
- しなやかな骨格
- 長期熟成型
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・カントナック・ブラウンは、ボルドー左岸メドックのマルゴー・アペラシオン、カントナック村にあるシャトーです。1855年のメドック格付けで第3級に選ばれました。シャトーの公式サイトは年齢確認があるため、ここではボルドーの格付けシャトーが加盟するボルドー・グラン・クリュ連合(UGCB)の紹介をもとにまとめます。
名前の「ブラウン」は、スコットランド出身の実業家ジョン・ルイス・ブラウンに由来します。UGCBによると、彼がこの地所を取得し、英国風のネオ・チューダー様式の館を建て、庭には自ら植えた樹木園を残しました。スコットランドにルーツを持つシャトーとして紹介されることの多い一軒です。現在はル・ルー家が所有し、ジョゼ・サンファンが総支配人と醸造責任者を務めています。
畑と造り
畑は60ヘクタール。ガロンヌ川が運んだ砂利の土壌で、植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー33%に、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドが少しずつ。マルゴーの格付けシャトーらしく、カベルネ・ソーヴィニヨンが骨格を担う構成です。メルローが3分の1ほどを占めることで、カベルネの引き締まった印象に丸みが加わる、と考えるとわかりやすいでしょう。ワインは樽で16か月、新樽60%で熟成させ、生産量は約15万本とされています。
飲み頃と楽しみ方
マルゴーのワインは、香りの華やかさとしなやかなタンニンで語られることが多い産地です。若いヴィンテージを開けるなら、早めに抜栓してデキャンタで空気に触れさせ、大ぶりのボルドー型グラスで時間をかけて味わうのがよさそうです。格付けシャトーとしては手に取りやすい価格帯で流通しているため、1855年格付けの「第3級」がどんな位置にあるのかを確かめる一本にもなります。
同じ村のシャトー・ブラーヌ・カントナックや、同じマルゴーのシャトー・パルメと並べると、マルゴーの中での造り手ごとの違いが見えてきます。格付け全体はメドック1855年格付けで紹介しています。
※畑の面積・植栽比率・熟成はUGCBの紹介の記載時点の情報です。
シャトー・カントナック・ブラウンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・カントナック・ブラウンの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・カントナック・ブラウンChâteau Cantenac Brown |
| 生産者 | シャトー・カントナック・ブラウン(ル・ルー家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック(マルゴー) |
| 原産地呼称 | AOCマルゴー |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第3級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 名の由来と館 | スコットランド出身の実業家ジョン・ルイス・ブラウンが取得し、名を残した。館はネオ・チューダー様式で、庭は彼が植えた樹木園がもとになっている(UGCB。取得年はUGCBでは1803年とされ、資料によって年が異なる) |
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| 畑 | 60ha。土壌はガロンヌ川が運んだ砂利(UGCB) |
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| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロー33%・カベルネ・フラン1%・プティ・ヴェルド1%(UGCB) |
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| 熟成と生産量 | 樽で16か月、新樽60%。生産量は約15万本(UGCB) |
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| 所有とセカンドワイン | 所有はル・ルー家(代表トリスタン・ル・ルー)。総支配人・醸造責任者はジョゼ・サンファン。セカンドワインはブリオ・ド・カントナック・ブラウン(UGCB) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(フルボディの赤の一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 資料で具体的な飲み頃は確認できなかった。格付けシャトーのマルゴーとして、若い年はデキャンタで空気に触れさせるのが無難 |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
シャトー・ブラーヌ・カントナックとは関係がありますか?
別のシャトーです。どちらもマルゴーのカントナック村にあり、名前に村名の「カントナック」が入っていますが、ブラーヌ・カントナックは1855年格付け第2級、カントナック・ブラウンは第3級で、所有者も異なります。カントナック・ブラウンの「ブラウン」は、この地所を手がけたスコットランド出身のジョン・ルイス・ブラウンの名に由来します。
セカンドワインはありますか?
あります。ボルドー・グラン・クリュ連合(UGCB)の紹介では、セカンドワインは「ブリオ・ド・カントナック・ブラウン」です。国内では、白ワインの「アルト・ド・カントナック・ブラウン」も流通しています。グラン・ヴァンより早くから開けやすい一本を探すなら、セカンドワインが入口になります。
出典・確認日
3件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-31 / 編集: Vinotier編集部