プレステージ・キュヴェ キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチルは、エペルネのポル・ロジェが愛顧客チャーチルに捧げたプレステージ・キュヴェです。グラン・クリュのピノ・ノワールとシャルドネだけで、最良の年にごく少量造られます。正確なブレンドは家族の秘密ですが、ピノ・ノワールが主体と公式は説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチルは、1849年創業のポル・ロジェが造るプレステージ・キュヴェです。ポル・ロジェは創業家が代々経営に携わってきたメゾンで、1851年からエペルネに本拠を置いています。公式の歴史によると、英国の政治家ウィンストン・チャーチルはこのメゾンの揺るぎない顧客で、「世界でもっとも飲みたくなる住所」と称えました。
このキュヴェは、チャーチルがシャンパーニュに求めた、しっかりした骨格、ふくよかさ、ほどよい熟成感を表現するために造られました。最初のヴィンテージは1975年で、ブレナム宮殿でマグナムのみで発表されています。公式は、チャーチルの言葉「私の好みは単純だ。最高のものがあれば満足する」を添えて、このワインを紹介しています。メゾンの位置づけはシャンパーニュのグランメゾンでも紹介しています。
畑と造り
ぶどうは、グラン・クリュに格付けされた畑のピノ・ノワールとシャルドネだけです。それも、チャーチルの存命中からぶどうが植わっていた畑のものと公式は説明しています。正確なブレンドは家族の秘密ですが、ピノ・ノワールが主体で、骨格と広がり、力強さを担い、シャルドネが上品さと繊細さを添えます。
醸造は丁寧で、果汁はまず搾汁所で、次にステンレスタンクで6℃・24時間かけて、2回澱を沈めます。発酵は18℃以下に保ったステンレスタンクで、品種ごと・村ごとに分けてゆっくり進めます。マロラクティック発酵は全量で行ってから最終的なブレンドに入ります。
瓶内二次発酵は、地下33メートルにあるメゾンでもっとも深いセラーで、9℃という低温で進みます。動瓶は今では珍しい手作業です。ポル・ロジェで知られるきめ細かく持続する泡は、この深く涼しく湿ったセラーのおかげだと公式は書いています。
飲み頃と楽しみ方
このキュヴェは最良の年にしか造られず、熟成したワインを好んだチャーチルにちなんで、ポル・ロジェの他のヴィンテージより常に遅く出荷されます。そのため、リリースの時点ですでに熟成による深みが出始めています。公式は、ある年について「今すぐでも、これから20年先まででも」楽しめると書いています。
ふくよかで骨格のあるスタイルなので、冷やしすぎず8〜10℃前後で、やや大きめのグラスに注ぐと持ち味が伝わります。熟成の考え方は第29講 ヴィンテージと熟成完全編、造りの基本は第6講 シャンパーニュ完全編でどうぞ。
※ブレンド比率と生産量は公表されていません。価格はヴィンテージや時期により変わります。
ポル・ロジェ キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチルの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ポル・ロジェ キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチルの
ヴィンテージ
| 2018 | 公式サイトで紹介されている最新の年。長い熟成を物語る輝く金色と、ミネラル感と緊張感が織り込まれた複雑で上品な構造と説明されている |
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| 2013 | 公式は、ピノ・ノワールの比率の高さが骨格と余韻、豊かさと上品さの均衡をもたらしたと説明 |
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ポル・ロジェ キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチルの
ワイン情報
| 名称 | ポル・ロジェ キュヴェ サー・ウィンストン・チャーチルPol Roger Cuvée Sir Winston Churchill |
| 生産者 | ポル・ロジェ |
| 位置づけ | プレステージ・キュヴェ |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | フランス/シャンパーニュ/エペルネ |
| 原産地呼称 | AOCシャンパーニュ |
| 格付け | グラン・クリュのピノ・ノワールとシャルドネのみ |
| 主な品種 | ピノ・ノワール、シャルドネ |
| 誕生 | 1975年ヴィンテージが最初。ブレナム宮殿で、マグナムのみで発表された |
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| ぶどう | グラン・クリュのピノ・ノワールとシャルドネのみ。チャーチルの存命中からぶどうが植わっていた畑のもの |
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| ブレンド | 正確な比率は家族の秘密。ピノ・ノワールが主体 |
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| 醸造 | 2回の澱下げ(うち1回は6℃で24時間)、18℃以下のステンレスタンクで品種・村ごとに発酵。マロラクティック発酵は全量で行う |
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| 熟成 | 地下33mのもっとも深いセラーで、9℃で瓶内二次発酵。動瓶は手作業 |
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| 出荷 | 最良の年だけに造り、ポル・ロジェの他のヴィンテージより常に遅く出荷する |
| 飲み頃の温度 | 8〜10℃前後(一般的なプレステージ・シャンパーニュの目安) |
| グラス | 白ワイン用のやや大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 熟成した味わいを好んだチャーチルにちなみ、出荷そのものが遅い。公式は、ある年について「今から20年先まで」楽しめるとしている |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
チャーチルとポル・ロジェはどんな関係ですか?
公式の歴史によると、英国の政治家ウィンストン・チャーチルはポル・ロジェの揺るぎない顧客で、メゾンを「世界でもっとも飲みたくなる住所」と呼びました。1940年代には一族のオデット・ポル=ロジェと親交を結んでいます。このキュヴェは、チャーチルがシャンパーニュに求めた、しっかりした骨格、ふくよかさ、ほどよい熟成感を表現するために造られました。
品種の比率は公表されていますか?
正確な比率は家族の秘密として公表されていません。公式に分かっているのは、グラン・クリュのピノ・ノワールとシャルドネだけを使い、ピノ・ノワールが主体であることです。ピノ・ノワールが骨格と広がり、力強さを、シャルドネが上品さと繊細さをもたらすと説明されています。
出典・確認日
生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部