プレステージ・キュヴェ(唯一の銘柄) サロンは、一人の人物、一つの土地(コート・デ・ブラン)、一つの村(ル・メニル・シュル・オジェ)、一つの品種(シャルドネ)、一つの年だけで造られるただ一つの銘柄です。最初のヴィンテージは1905年。偉大な年にしか造られず、20世紀の100年間で37ヴィンテージだけだった、と公式は説明しています。
- 単一村
- シャルドネのみ
- ヴィンテージのみ
- 長い熟成
- 白亜の塩味
この記事の目次
どんなワインか
サロンは、シャンパーニュでもとりわけ希少なメゾンが造る、ただ一つの銘柄です。公式サイトは、このワインのすべてが「一つ」の印のもとにあると説明します。創始者エメ・サロンという一人の人物、コート・デ・ブランという一つの土地、ル・メニル・シュル・オジェという一つの村、シャルドネという一つの品種、そして偉大な一つの年です。
エメ・サロンは1867年、コート・デ・ブランのふもとの村に生まれ、パリやニューヨークで毛皮商として成功した人物です。シャンパーニュを愛し、メニルの土地に魅せられた彼は、1905年に単一品種・単一村のブラン・ド・ブランを自分と友人たちのために造りました。友人たちの後押しで1920年にメゾンを設立し、1920年代から広く世に出すようになります。公式は、1928年ヴィンテージで愛好家の評価を確かなものにしたと書いています。
畑と造り
ぶどうは、1ヘクタールの区画「ル・ジャルダン・サロン(サロンの庭)」と、ル・メニル・シュル・オジェにある19の小区画から来ます。いずれも20世紀初めにエメ・サロン自身が選んだ区画です。公式のテイスティングノートには白亜(チョーク)を思わせる風味や塩気のある余韻がくり返し登場し、2013年の説明では、白亜を感じさせる余韻こそがサロンの署名だと書かれています。
ヴィンテージを造るのは例外的な年だけで、公式によればおよそ3年に1度です。20世紀の100年間で造られたのは37ヴィンテージ。ワインは出荷までセラーで平均10年寝かされます。現在は姉妹メゾンのドラモットとともに、ローラン・ペリエ・グループの醸造責任者らが運営しています。
最新の2015年は45番目のヴィンテージです。乾燥と日照で記録的な夏となり、9月8日に収穫が始まりました。一つ前の2013年は寒く長い春から暑い夏へと移り、収穫は10月1日に始まる遅い年でした。
飲み頃と楽しみ方
公式は近年のヴィンテージを13〜15℃という「ほんのり冷えた」温度で飲むよう勧め、15年以上の熟成力があるとしています。細いフルートより、白ワイン用の大ぶりなグラスで香りの変化を追うのがおすすめです。公式は2015年について、食事とともに楽しむ「ガストロノミーのワイン」と位置づけています。
同じ村の単一畑のシャルドネで造るクリュッグ クロ・デュ・メニルと並べると、ル・メニル・シュル・オジェという村の力がよく分かります。熟成の考え方は第29講 ヴィンテージと熟成完全編もあわせてどうぞ。
※生産量は公式サイトで確認できなかったため記載していません。価格はヴィンテージや時期により大きく変わります。
サロン ブラン・ド・ブランの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
サロン ブラン・ド・ブランの
ヴィンテージ
| 2015 | 45番目のヴィンテージ。記録的な乾燥と日照の夏を経て、9月8日に収穫。公式は13〜15℃での提供、15年以上の熟成力とする |
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| 2013 | 44番目のヴィンテージ。寒く長い春と暑い夏、10月1日に収穫を始めた遅い年。約10年の熟成を経て出荷 |
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サロン ブラン・ド・ブランの
ワイン情報
| 名称 | サロン ブラン・ド・ブランChampagne Salon Blanc de Blancs Le Mesnil |
| 生産者 | サロン(シャンパーニュ・サロン) |
| 位置づけ | プレステージ・キュヴェ(唯一の銘柄) |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | フランス/シャンパーニュ/コート・デ・ブラン(ル・メニル・シュル・オジェ) |
| 原産地呼称 | AOCシャンパーニュ |
| 主な品種 | シャルドネ |
| 原則 | 一人の創始者、一つの土地(コート・デ・ブラン)、一つの村(ル・メニル・シュル・オジェ)、一つの品種(シャルドネ)、一つの年 |
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| 畑 | 1haの「ル・ジャルダン・サロン」と、ル・メニル・シュル・オジェの19の小区画。20世紀初めにエメ・サロンが選んだもの |
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| 始まり | 最初のヴィンテージは1905年。友人向けに造っていたものを1920年にメゾンとして設立し、1920年代から世に出した |
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| 熟成 | 出荷までセラーで平均10年 |
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| 希少さ | 20世紀に造られたのは37ヴィンテージ(1999年が37番目で最後)。2015年は45番目のヴィンテージ |
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| 運営 | 姉妹メゾンのドラモットとともに、ローラン・ペリエ・グループの醸造責任者らが運営 |
| 飲み頃の温度 | 13〜15℃(公式が近年のヴィンテージに示す「ほんのり冷えた」温度。古い年の一部は10〜12℃) |
| グラス | 白ワイン用の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は近年のヴィンテージに15年以上の熟成力があるとしている |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
サロンはどのくらいの頻度で造られますか?
例外的な年だけです。公式は、ヴィンテージを造るのはおよそ3年に1度で、2つの偉大な年が続くことはまれだと説明しています。20世紀の100年間で造られたのは37ヴィンテージで、1999年がその最後でした。2015年は通算45番目のヴィンテージです。
なぜ「ほんのり冷えた」温度で飲むのですか?
公式は2015年や2013年について、13〜15℃という、一般的なシャンパーニュよりやや高めの温度を勧めています。長い熟成を経た複雑さを持つ「泡のある偉大なワイン」として、香りを開かせるためと考えられます。1985年など古い一部の年は10〜12℃が勧められているので、ヴィンテージごとの案内を確かめると安心です。
出典・確認日
生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部