プレステージ・キュヴェ クリスタル ロゼは、ルイ・ロデレールのクリスタルのロゼ版として、1974年に当時の当主ジャン=クロード・ルゾーが考案したプレステージ・キュヴェです。アイ村のピノ・ノワールに、アヴィーズとル・メニル・シュル・オジェのシャルドネを合わせ、ピノ・ノワールに果汁を注いで穏やかに色と香りを移す「インフュージョン」で造られます。
- クリスタルのロゼ
- アイのピノ・ノワール
- インフュージョン
- 精緻
この記事の目次
どんなワインか
クリスタル ロゼは、ランスの名門ルイ・ロデレールの象徴であるクリスタルのロゼ版です。ルイ・ロデレールの英国の販売会社によると、1974年、当時のCEOジャン=クロード・ルゾーがクリスタルのロゼを出すことを思い立ち、2024年に誕生から50周年を迎えました。透明なクリスタルガラスの瓶は白と同じで、淡いピンクの色合いがそのまま見えます。
中心になるのは、クリスタル発祥の地とされるアイ村のピノ・ノワールです。これにコート・デ・ブランのアヴィーズとル・メニル・シュル・オジェのシャルドネを合わせます。2013年・2014年の技術資料では、マルヌ川沿いの「ラ・リヴィエール」とコート・デ・ブランの「ラ・コート」の自社畑が半分ずつ使われています。
造りと熟成
最大の特徴は、ロデレール独自の「インフュージョン」です。2013年の技術資料によると、ピノ・ノワールのぶどうを浸漬しているところへシャルドネの果汁の一部を注ぎ、長く穏やかに一緒に発酵させます。英国の販売会社は、日本茶の淹れ方から着想を得た技法で、機械的な力をかけずにピノ・ノワールの繊細な香りを引き出すと説明しています。
技術資料の数字では、2014年と2013年はともにピノ・ノワール55%・シャルドネ45%、マロラクティック発酵は行っていません。オーク樽で仕込んだワインは2014年が19%、2013年が20%、ドザージュは2014年が8g/L、2013年が7g/Lです。2014年は、晴れて乾いた春、涼しく雨の多い夏、暑く乾いた9月という対照的な天候の年でした。
飲み頃と楽しみ方
リリースされた時点で熟成を経ているため、開けてすぐに楽しめます。販売会社は長いセラー熟成にも向くとしています。冷やしすぎず、白ワイン用のやや大ぶりなグラスで、色と香りをゆっくり見るのがおすすめです。同じプレステージのロゼとしてドン ペリニヨン ロゼと比べると、赤ワインを加える造りとインフュージョンの違いが見えてきます。
※公式サイトは年齢確認があり、本ページの事実は公式の技術資料(PDF)と英国の販売会社の記事で確認しました。最初の発売年、セラーでの熟成年数、生産量は確認できなかったため記載していません。価格はヴィンテージや時期により大きく変わります。
ルイ・ロデレール クリスタル ロゼの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ルイ・ロデレール クリスタル ロゼの
ヴィンテージ
| 2014 | ピノ・ノワール55%・シャルドネ45%。乾いた晴天の春、涼しく雨の多い夏、暑く乾いた9月という対照的な年。9月11日〜21日に収穫(技術資料) |
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| 2013 | ピノ・ノワール55%・シャルドネ45%。長い冬と遅い春で開花は7月初めまで遅れたが、夏は晴れて暑く乾燥。10月に収穫した「クラシック」な年(技術資料) |
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ルイ・ロデレール クリスタル ロゼの
ワイン情報
| 名称 | ルイ・ロデレール クリスタル ロゼLouis Roederer Cristal Rosé |
| 生産者 | ルイ・ロデレール |
| 位置づけ | プレステージ・キュヴェ |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | フランス/シャンパーニュ/ランス |
| 原産地呼称 | AOCシャンパーニュ |
| 主な品種 | ピノ・ノワール、シャルドネ |
| 誕生 | 1974年、当時のCEOジャン=クロード・ルゾーがクリスタルのロゼ版を考案。2024年に50周年を迎えた(ルイ・ロデレールの英国の販売会社) |
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| 主な村 | アイ、アヴィーズ、ル・メニル・シュル・オジェ(2013年・2014年の技術資料) |
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| 造り | 長く穏やかな「インフュージョン」。ピノ・ノワールの浸漬にシャルドネの果汁の一部を注ぎ、一緒に発酵させるロデレール独自の技法(2013年の技術資料) |
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| 醸造の要点 | 2013年・2014年ともマロラクティック発酵0%。オーク樽で仕込んだワインは2014年19%、2013年20%。ドザージュは2014年8g/L、2013年7g/L |
| 飲み頃の温度 | 8〜10℃前後(一般的なプレステージ・シャンパーニュの目安) |
| グラス | 白ワイン用のやや大ぶりなグラスか、チューリップ型のグラス |
| 飲み頃の目安 | リリース直後から楽しめるが、販売会社は長いセラー熟成にも向くとしている |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「インフュージョン」とはどんな造り方ですか?
2013年の技術資料によると、ピノ・ノワールのぶどうを浸漬しているところへシャルドネの果汁の一部を注ぎ、一緒に発酵させてなじませる、ロデレール独自の技法です。長く穏やかに行うことで、機械的な力を加えずにピノ・ノワールの繊細な香りと色を引き出すとされます。英国の販売会社は、日本茶の淹れ方から着想を得たと紹介しています。
白のクリスタルとは何が違いますか?
どちらもピノ・ノワールとシャルドネで造るプレステージ・キュヴェですが、ロゼはアイ村のピノ・ノワールを核に、インフュージョンで色と香りを移します。技術資料では、白の2015・2016年がドザージュ7g/Lなのに対し、ロゼは2014年が8g/L、2013年が7g/Lでした。年ごとの構成も別々に決められています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
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最終更新: 2026-10-18 / 編集: Vinotier編集部