プレステージ・キュヴェ グラン・シエクル は、ローラン・ペリエが3つの優れたヴィンテージを組み合わせて 造るプレステージ・シャンパーニュです。自然が完璧な年を与えるのを待つのではなく、アッサンブラージュ(ブレンド)で「完璧な年」を再現するという考え方で、1959年に世に出ました。瓶ごとにイテラシオン(版)番号 があり、No.27は2015年・2013年・2012年の組み合わせです。
3つのヴィンテージ グラン・クリュのみ シャルドネ主体 長期の澱熟成 この記事の目次 どんなワインか 畑と造り 飲み頃と楽しみ方 味わいの目安 ヴィンテージ ワイン情報 よくある質問 出典・確認日 どんなワインか
グラン・シエクル は、シャンパーニュの名門ローラン・ペリエが最上位に位置づけるプレステージ・キュヴェです。多くのプレステージが単一年(ヴィンテージ)で造られるのに対し、グラン・シエクルは3つの優れた年を組み合わせる ことを原則にしています。公式は、例外的な3つの年をそれぞれの個性で選び、その組み合わせで「完璧な年」を表現すると説明しています。
The Buyer によると、この考え方を打ち出したのは、1948年に経営を引き継いだベルナール・ド・ノナンクールです。単一年を待つのではなく、補い合う3つの年を組み合わせることで、生き生きとした新鮮さを保ちながら複雑さを得ようとしたとされます。最初のグラン・シエクルは1959年に世に出て、1952年・1953年・1955年の組み合わせだったと紹介されています。名前は、ルイ14世がヴェルサイユを築いた17世紀フランスの「偉大な世紀」に由来します。
畑と造り
最新のイテラシオン(版)No.27 は、2015年65%・2013年25%・2012年10%の組み合わせです。品種はシャルドネ 60%(ル・メニル・シュル・オジェ、オジェ、アヴィーズ、クラマン)、ピノ・ノワール40%(トゥール・シュル・マルヌ、アンボネ、ブージィ、ヴェルジー)で、すべてグラン・クリュ のぶどうです。
ひとつ前のNo.26 は、2012年65%・2008年25%・2007年10%で、同じく8つのグラン・クリュから成ります。ただし品種比率は、同じ公式ページの中でシャルドネ58%・ピノ・ノワール42%と、52%・48%の2通りの記載があり、ここでは断定を避けます。
熟成は750mlボトルで澱とともに10年 、マグナムはさらに数年長くかけます。公式によると、1959年以来、ボトルでは27回、マグナムでは24回しか世に出ていません。
飲み頃と楽しみ方
出荷の時点で10年の熟成を経ているため、すぐに楽しめる状態で届きます。公式はNo.26・No.27の料理として、上質な肉や魚、甲殻類、トリュフを挙げています。冷やしすぎず、白ワイン用のやや大ぶりなグラスで香りの広がりを楽しむのがよさそうです。
複数年の組み合わせで最上位を目指す考え方は、クリュッグ グランド・キュヴェ とも通じます。造りの基本は第6講 シャンパーニュ完全編 で学べます。
※ドザージュ、生産量、No.26の品種比率(公式内で記載が食い違う)は確定できなかったため断定していません。誕生の経緯と最初の組み合わせは第三者の資料に基づきます。価格は時期や番号により変わります。
ローラン・ペリエ グラン・シエクルの
味わいの目安
ボディ 軽やか 重厚
酸味 穏やか 生き生き
甘辛 辛口 甘口 公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ローラン・ペリエ グラン・シエクルの
ヴィンテージ No.27 2015年65%・2013年25%・2012年10%、8つのグラン・クリュ、シャルドネ60%・ピノ・ノワール40%、澱とともに10年(公式) No.26 2012年65%・2008年25%・2007年10%、8つのグラン・クリュ、澱とともに10年。品種比率は同じ公式ページ内でシャルドネ58%・ピノ・ノワール42%と52%・48%の2通りの記載がある No.25 2008年・2007年・2006年の組み合わせ(公式)
ローラン・ペリエ グラン・シエクルの
ワイン情報 名称 ローラン・ペリエ グラン・シエクルLaurent-Perrier Grand Siècle 生産者 ローラン・ペリエ 位置づけ プレステージ・キュヴェ 種類 スパークリング 国・地域 フランス/シャンパーニュ 原産地呼称 AOCシャンパーニュ 格付け グラン・クリュのぶどうのみ(イテラシオンNo.26・No.27は8つのグラン・クリュ) 主な品種 シャルドネ、ピノ・ノワール 考え方 例外的な3つの年を選び、その組み合わせで「完璧な年」を表現する(公式) 誕生 1959年。ボトルでは27回、マグナムでは24回しか世に出ていない(公式) 名前の由来 ルイ14世がヴェルサイユを築いた17世紀フランスの「偉大な世紀(グラン・シエクル)」(公式) 熟成 750mlは澱とともに10年。マグナムはさらに数年長い(公式) No.27の構成 2015年65%・2013年25%・2012年10%。シャルドネ60%(ル・メニル・シュル・オジェ、オジェ、アヴィーズ、クラマン)、ピノ・ノワール40%(トゥール・シュル・マルヌ、アンボネ、ブージィ、ヴェルジー)(公式) 飲み頃の温度 8〜12℃前後(一般的なシャンパーニュの目安) グラス 白ワイン用のやや大ぶりなグラス 飲み頃の目安 リリース時点で10年の澱熟成を経ている。同じ番号でもマグナムはさらに長く熟成させて出される 価格帯の目安 1〜3万円
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問 ヴィンテージ表記がないのは格下だからですか? いいえ。グラン・シエクルは、あえて単一年にせず、作柄のよい3つの年を組み合わせるという考え方で造られています。使う年はいずれも優れた年として選ばれ、グラン・クリュのぶどうだけを使い、10年の澱熟成を経て出されます。どの年の組み合わせかは、イテラシオン番号で確かめられます。
イテラシオン番号はどう読めばよいですか? 番号ごとに使われた3つの年が決まっています。公式によると、No.27は2015年・2013年・2012年、No.26は2012年・2008年・2007年、No.25は2008年・2007年・2006年です。The Buyer によると、番号を表示するようになったのは2019年からです。ボトルとマグナムでは同じ時期に出る番号が異なることがあります。
出典・確認日 生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
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