プレステージ・キュヴェ ドン・ルイナール ブラン・ド・ブランは、1729年にランスで創業したルイナールの最上位の白で、シャルドネだけで造るヴィンテージ・シャンパーニュです。コート・デ・ブランを中心に、モンターニュ・ド・ランスのシャルドネを組み合わせるのが特徴。2010年からはコルク栓の下で熟成させ、澱とともに9年以上寝かせて仕上げます。
- ブラン・ド・ブラン
- ヴィンテージ
- コルク栓熟成
- 引き締まった酸
この記事の目次
どんなワインか
ドン・ルイナール ブラン・ド・ブランは、ランスのメゾン、ルイナールが造るシャルドネだけのヴィンテージ・シャンパーニュです。公式によると、ルイナールは1729年9月1日、ニコラ・ルイナールが創業の文書を作成して始まり、公式はこれを世界で最初のシャンパーニュ専門の会社と位置づけています。
名前は、ニコラの叔父にあたる修道士ドン・ティエリー・ルイナール(1657〜1709年)に由来します。ルイ14世と同時代のベネディクト会修道士で、神学者・歴史家でした。パリのサン・ジェルマン・デ・プレ修道院で、若い貴族のあいだで流行していた「泡のあるワイン」を知ったと公式は紹介しています。日本の輸入元によると、ドン・ルイナールはメゾンが最初に造ったブラン・ド・ブランのキュヴェで、1959年に収穫したぶどうから造られ、1966年に商品化されました。
畑と造り
最新の2013年は、グラン・クリュとプルミエ・クリュのシャルドネだけで造られています。約70%がコート・デ・ブラン(ル・メニル・シュル・オジェ、アヴィーズ、シュイィ、ベルジェール・レ・ヴェルテュ)、約30%がモンターニュ・ド・ランス(ヴェルズネ、シルリー、タイシー、ヴィレール・マルムリー)です。黒ぶどうの産地として知られるモンターニュ・ド・ランスのシャルドネを組み合わせる点が、このキュヴェの個性とされます。比率は年によって異なり、2010年はコート・デ・ブランが約90%でした。
手摘みしたぶどうを温度管理したステンレスタンクで発酵させ、マロラクティック発酵も行います。瓶内での熟成はコルク栓の下で、澱とともに9年以上。2013年は完成までに12年をかけています。コルク栓での熟成は2010年に始まり、2013年が2例目です。澱抜きは手作業で、ドザージュは1リットルあたり5.5グラムです。
飲み頃と楽しみ方
2013年は寒く雨がちな年で、収穫は9月末まで遅れました。公式は、この遅い収穫が際立つ新鮮さと張りを生んだと説明しています。提供温度は10〜12℃、グラスはチューリップ型か口の広い白ワイン用を勧めています。保存は暗所・10〜15℃・湿度70%以上で、理想的には7〜10年ほどとしています。
同じシャルドネのプレステージでも、テタンジェ コント・ド・シャンパーニュなどと比べると、産地の組み合わせ方の違いが見えてきます。
※初ヴィンテージの年は日本の輸入元の資料によるもので、ルイナール本国の公式サイトでは確認できませんでした。生産量は公表資料で確認できなかったため記載していません。価格は時期やヴィンテージにより変わります。
ドン・ルイナール ブラン・ド・ブランの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドン・ルイナール ブラン・ド・ブランの
ヴィンテージ
| 2013 | 冬と春が雨がちで寒く、上半期は20年で最も寒かった。成熟が遅れ、収穫は9月末に。ステンレスタンクで発酵、マロラクティック発酵あり。公式は10〜12℃での提供を勧める |
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| 2010 | グラン・クリュのシャルドネ100%で、約90%がコート・デ・ブラン、約10%がモンターニュ・ド・ランス北斜面(シルリー)。初めてコルク栓で熟成。ドザージュ4g/L(日本の輸入元の発表) |
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ドン・ルイナール ブラン・ド・ブランの
ワイン情報
| 名称 | ドン・ルイナール ブラン・ド・ブランDom Ruinart Blanc de Blancs |
| 生産者 | ルイナール |
| 位置づけ | プレステージ・キュヴェ |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | フランス/シャンパーニュ/ランス |
| 原産地呼称 | AOCシャンパーニュ |
| 格付け | グラン・クリュとプルミエ・クリュのシャルドネのみ(2013年) |
| 主な品種 | シャルドネ |
| メゾン | 1729年9月1日、修道士ドン・ティエリー・ルイナールの甥ニコラ・ルイナールがランスで創業の文書を作成(公式) |
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| 名前の由来 | ドン・ティエリー・ルイナール(1657〜1709年)。ルイ14世と同時代のベネディクト会修道士で、神学者・歴史家(公式) |
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| 初ヴィンテージ | 1959年に収穫、1966年に商品化(日本の輸入元) |
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| 2013年のぶどう | グラン・クリュとプルミエ・クリュのシャルドネのみ。約70%がコート・デ・ブラン、約30%がモンターニュ・ド・ランス(公式) |
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| 熟成 | コルク栓の下で澱とともに9年以上。2013年は完成まで12年。コルク栓での熟成は2010年に始まり、2013年が2例目(公式) |
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| 2013年のドザージュ | 5.5g/L、アルコール12.5%(公式) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃(公式の推奨) |
| グラス | チューリップ型か、口の広い白ワイン用グラス(公式の推奨) |
| 飲み頃の目安 | 公式は2013年について、理想的には7〜10年ほど保存できるとしている |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
コルク栓で熟成させると何が違うのですか?
多くのシャンパーニュは瓶内での熟成中に王冠栓を使います。ルイナールの公式は、コルク栓での熟成が、とくに10年に及ぶ長い熟成のなかで繊細な奥行きを加えると説明しています。ドン・ルイナールでは2010年に始まり、2013年が2例目です。
なぜモンターニュ・ド・ランスのシャルドネを使うのですか?
モンターニュ・ド・ランスは黒ぶどうの産地として知られますが、北向きの斜面などにシャルドネもあります。ドン・ルイナールは、コート・デ・ブランを中心に、こうしたシャルドネを一部組み合わせるのが特徴です。比率は年によって変わり、2010年は約10%、2013年は約30%でした。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-18 / 編集: Vinotier編集部