定番のキャップ・クラシック(ノン・ヴィンテージのブリュット) グラハム・ベック ブリュット NVは、南アフリカ・ロバートソンのグラハム・ベックが造る瓶内二次発酵のスパークリングです。シャルドネ56%とピノ・ノワール44%を手で摘み、房ごと圧搾して品種ごとに発酵させ、瓶内で15〜18か月澱とともに熟成させます。ネルソン・マンデラ氏の大統領就任式で出され、「大統領のワイン」と呼ばれてきたと生産者は紹介しています。
この記事の目次
どんなワインか
グラハム・ベック ブリュット NVは、南アフリカ西ケープ州ロバートソンのグラハム・ベックが造る、瓶内二次発酵のスパークリングです。ネルソン・マンデラ氏の大統領就任式で出されたことから、生産者は「President’s Choice(大統領のワイン)」と呼ばれてきたと紹介しています。日本ではモトックスが輸入し、希望小売価格は3,950円(税抜)。乾杯から食事まで通せる泡として、冷蔵庫に1本置いておきたいワインです。
始まりは1983年です。公式によると、実業家のグラハム・ベックがロバートソンの町の近くにある農場マデバを買い、この地で世界水準のワイナリーを造ると決め、看板をスパークリングにすると宣言しました。セラーマスターのピーター・フェレイラは1990年に加わり、1991年の最初のヴィンテージから造りを率いて、2026年に引退しています。いまは、彼と15年並んで働いたピエール・デ・クラークがセラーマスターを務めます。
造りと味わい
生産者は、ロバートソンを石灰質の土と昼夜の寒暖差に恵まれた、キャップ・クラシックのベースワインに向く土地と説明しています。ブリュットのぶどうは、自社の畑を含むウェスタン・ケープ各地から選んだシャルドネとピノ・ノワールの区画を手で摘んだもので、NV(2024年ベース)はシャルドネ56%、ピノ・ノワール44%です。シャルドネは果実味と上品さ、ピノ・ノワールは複雑さと余韻を担うとされています。
醸造はロバートソンのキャップ・クラシック専用の醸造所で行います。房ごと圧搾し、果汁を落ち着かせてから品種ごとに発酵。必要に応じてリザーブワインを合わせて瓶詰めし、15〜18か月澱とともに寝かせてからデゴルジュマンします。残糖は7.5g/L、アルコールは12.5%です。生産者は、軽い酵母の香りとライムのような果実、クリーミーで豊かな口当たりを挙げ、とても細かな泡が新鮮さと繊細さを生むと説明しています。
合う料理と飲み方
生産者は、口をさっぱりさせて食欲を誘う一杯で、このあとに続く泡への入口になるワインと位置づけています。輸入元の飲み頃の温度は6℃です。南アフリカの産地は第23講 南アフリカ完全編、瓶内二次発酵の造りは第13講 スパークリング完全編で紹介しています。
グラハム・ベック ブリュット NVの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
グラハム・ベック ブリュット NVの
グラハム・ベック ブリュット NVのワイン情報
| 名称 | グラハム・ベック ブリュット NVGraham Beck Brut NV |
| 生産者 | グラハム・ベック |
| 位置づけ | 定番のキャップ・クラシック(ノン・ヴィンテージのブリュット) |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | 南アフリカ/ウェスタン・ケープ(醸造はロバートソン) |
| 原産地呼称 | W.O. ウェスタン・ケープ |
| 格付け | メトード・キャップ・クラシック(瓶内二次発酵) |
| 主な品種 | シャルドネ、ピノ・ノワール |
| 品種と産地 | シャルドネ56%、ピノ・ノワール44%。自社の畑を含むウェスタン・ケープ各地の区画から手摘みしたぶどうを使う(公式・NV〈2024年〉) |
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| 醸造 | ロバートソンのキャップ・クラシック専用の醸造所で造る。房ごと圧搾し、品種ごとに発酵。必要に応じてリザーブワインを合わせて瓶詰めし、15〜18か月澱とともに熟成させてからデゴルジュマン(公式) |
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| 分析値 | 残糖7.5g/L、アルコール12.5%、酸7.5g/L、pH3.10(公式・NV〈2024年〉) |
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| 希望小売価格 | 3,950円(税抜)。輸入元は株式会社モトックス(輸入元) |
| 飲み頃の温度 | 6℃(輸入元) |
| グラス | フルート型か、白ワイン用の小ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | ノン・ヴィンテージで、買ってすぐ楽しめる。公式に熟成の目安の記載はない |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
グラハム・ベック ブリュット NVのよくある質問
「キャップ・クラシック」とは何ですか?
南アフリカで、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造るスパークリングの呼び名です。生産者によると、南アフリカでは法律上「シャンパーニュ」とは名乗れないため、1992年からケープ(Cap)とクラシック(伝統的な製法)を合わせたこの名が使われています。
「大統領のワイン」と呼ばれるのはなぜですか?
生産者によると、このブリュットはネルソン・マンデラ氏の大統領就任式で出され、バラク・オバマ氏の大統領選をめぐる祝いの席でも開けられたことから「President’s Choice」と呼ばれています。オバマ氏の場面は、公式サイトでは大統領選の勝利、技術資料では大統領候補の指名と書かれています。
出典・確認日
7件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-03 / 編集: Vinotier編集部