代表銘柄(アスー) トカイ・アスー 6プットニョシュは、ハンガリー・トカイのディズノコーが、貴腐で干からびたアスー粒を一粒ずつ摘んで造る甘口の白です。公式の2019年の資料では、アスー粒はフルミント100%、残糖は1Lあたり187g。公式は、すぐに楽しめる一方で30年以上の熟成力があるとしています。
- 濃厚な甘さ
- 生き生きとした酸
- とろりとした質感
- 長期熟成型
この記事の目次
どんなワインか
トカイ・アスー 6プットニョシュは、ハンガリー北東部のトカイ地方で、ディズノコーが造る甘口の白です。日本では「ドメーヌ・ディズノク」の名でも流通しています。貴腐菌がついて干からびた「アスー粒」を一粒ずつ摘み、ワインや果汁に浸して造るトカイ・アスーの中でも、6プットニョシュは甘さと濃さの段階が高いものです。
公式によると、この畑は1413年に「Vinea Disznókő」として初めて文書に現れ、1732年のトカイの畑の格付けでは、現在の畑の大部分が第1級とされました。1992年にフランスのAXAミレジムが取得し、1993年が最初の偉大なアスーとして1997年に発売されています。公式は、果実の純粋さ、ぶどうの新鮮さ、貴腐の複雑さのつり合いを目指す「現代的な貴腐ワイン」と説明しています。
畑と造り
公式の2019年の技術資料によると、アスー粒はすべてフルミントで、9月23日から10月29日にかけて2回に分けて畑に入り、一粒ずつ選んで摘みました。約70%の粒は潰さずに、発酵中の果汁に2日間浸します。残りは軽く潰して12時間浸し、果皮の成分を移します。長い時間をかけて搾ったあと、主にステンレスタンク、一部は小樽で12月初めまで発酵させました。ベースのワインと果汁は、フルミントとハールシュレヴェリューが半分ずつです。
熟成は225Lのオーク樽で2年。多くは数年使った樽で、新樽はハンガリー産オークの6%にとどめています。2019年ものは残糖187g/L、総酸7.62g/L、アルコール12%です。なお蔵は、単一区画の「カピ」の6プットニョシュも1999年から造っています。
飲み頃と楽しみ方
公式は、すぐに楽しめる一方で30年以上の熟成力があるとし、11〜13℃のやや冷えた温度で飲むよう勧めています。開けたあとも冷蔵庫で少なくとも1週間は新鮮さを保つとされ、少しずつ楽しめるのも甘口ワインのよいところです。さらに濃いロイヤル・トカイ エッセンシアと比べると、トカイの甘口の幅がよく分かります。産地の全体像は銘醸図鑑 トカイで紹介しています。
※生産量・価格はヴィンテージや時期により変わります。国内では500mlのボトルで流通することが多いようです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ディズノコー トカイ・アスー 6プットニョシュの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ディズノコー トカイ・アスー 6プットニョシュの
ヴィンテージ
| 2019 | 寒い冬のあと春は早く来たが、5月は涼しく雨が多く、6月は暑かった。暖かく適度に雨の降った9月と、とても暑い10月の小春日和で、貴腐が豊かに広がったと公式は記す。 |
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ディズノコー トカイ・アスー 6プットニョシュの
ワイン情報
| 名称 | ディズノコー トカイ・アスー 6プットニョシュDisznókő Tokaji Aszú 6 Puttonyos |
| 生産者 | ディズノコー(日本では「ドメーヌ・ディズノク」の名でも流通) |
| 位置づけ | 代表銘柄(アスー) |
| 種類 | 白(甘口) |
| 国・地域 | ハンガリー/トカイ |
| 原産地呼称 | トカイ(トカイ・アスー) |
| 格付け | トカイ・アスー 6プットニョシュ |
| 主な品種 | フルミント、ハールシュレヴェリュー |
| 畑の歴史 | 1413年に「Vinea Disznókő」として初めて文書に登場。1732年のマトライ・ヤーノシュによるトカイの畑の格付けで、現在の畑の大部分が第1級とされた(公式) |
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| 品種(2019年) | アスー粒はフルミント100%。ベースのワイン・果汁はフルミント50%、ハールシュレヴェリュー50% |
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| 造り(2019年) | アスー粒は9月23日〜10月29日に2回に分けて一粒ずつ摘む。約70%は潰さずに発酵中の果汁に2日浸し、残りは軽く潰して12時間浸す。長く搾ったあと、主にステンレスタンク、一部は小樽で12月初めまで発酵 |
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| 熟成(2019年) | 225Lのオーク樽で2年。多くは数年使った樽で、6%がハンガリー産オークの新樽。2022年1月にブレンド、6月に瓶詰め |
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| 分析値(2019年) | アルコール12%、残糖187g/L、総酸7.62g/L、pH3.34 |
| 飲み頃の温度 | 11〜13℃(公式の目安) |
| グラス | 白ワイン用の小ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、すぐに楽しめる一方で30年以上の熟成力があるとする。開けたあとも冷蔵庫で少なくとも1週間は新鮮さを保つ |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「6プットニョシュ」とは何ですか?
トカイ・アスーの甘さの段階を表す言葉で、もとはアスー粒を入れる「プットニュ」という桶の数に由来します。数が大きいほど甘く濃いワインになります。ディズノコーの2019年の6プットニョシュは、残糖が1Lあたり187gと公式の資料に記されています。
甘いワインですが、料理にも合いますか?
公式は、生き生きとした酸が甘さとつり合っているため、単なるデザートワイン以上のものだとしています。フォアグラ、クリームソースの白身の肉、少しスパイスの効いたアジアの料理、塩気のある熟成チーズや青カビのチーズ、アプリコットのタルトなどを合わせ方の例に挙げています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-23 / 編集: Vinotier編集部