グラン・ヴァン(甘口) シャトー・スデュイローは、ソーテルヌの1855年格付け第1級のシャトーで、1992年から保険グループのAXAミレジムが所有しています。91ヘクタールの畑から貴腐の粒を最大5回に分けて手で摘み、品質に届かない年はグラン・ヴァンを瓶詰めしないと公式は説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・スデュイローは、ボルドー南部ソーテルヌの貴腐ワインで、1855年の格付けで第1級に置かれたシャトーです。公式サイトは、グラン・ヴァンを畑のなかでも特に優れた区画から選んで造るワインとし、熟成とともに太陽のような黄金色から琥珀色へ移ると紹介しています。
公式の歴史によると、この地所は1580年、ニコル・ダラールとレオナール・ド・スデュイローの結婚で現在の名を得ました。館はフロンドの乱で荒らされたのち17世紀に建て直され、のちにルイ14世の庭師ル・ノートルの設計によるフランス式庭園が加えられています。1992年からは、保険グループAXAのワイン部門であるAXAミレジムが所有しています。
畑と造り
畑は91ヘクタールで、土は砂と粘土を含む砂利です。石が日中の熱を蓄えてぶどうの成熟を早め、水はけのよいやせた土が収量を抑えると公式は説明しています。1ヘクタールあたり7,000本の密植で、平均樹齢は35年。植栽はセミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン15%、ソーヴィニヨン・グリ5%です。
貴腐菌はすべての樹に同時にはつかないため、収穫は手作業で房の一部ずつ粒を選び、9月末から11月半ばまでに最大5回に分けて行います。時間をかけて圧搾し、樽ごとに発酵を管理したうえで、オーク樽で18〜24か月熟成させます。ロットは厳しく選び、品質に届かない年はグラン・ヴァンを瓶詰めしません。
公式の技術資料では、2023年はセミヨン100%で残糖150g/L、新樽50%で20か月熟成。2022年もセミヨン100%で、残糖は190g/Lと高く、新樽70%で18か月熟成させました。
飲み頃と楽しみ方
公式は2023年について、長い熟成に耐えるとしながらも、デキャンタに移せばいまから楽しめると書いています。一方、2022年は豊かで力強く、数十年の瓶熟成を経て欠かせない一本になるとしています。同じ1855年格付けのディケムや、バルサックのクリマンと飲み比べると、土地による違いが見えてきます。
※配合・残糖・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・スデュイローの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・スデュイローの
ヴィンテージ
| 2023 | セミヨン100%。収穫は9月18日〜10月17日、3回のトリ。収量12hl/ha。新樽50%・1回使用樽50%で20か月熟成。アルコール14%、残糖150g/L。2025年6月23日瓶詰め(公式の技術資料) |
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| 2022 | セミヨン100%。収穫は9月20日〜10月27日、3回のトリ。暑く乾いた年で、収穫量は少なかったと公式は記す。新樽70%・1回使用樽30%で18か月熟成。アルコール13.5%、残糖190g/L |
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シャトー・スデュイローの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・スデュイローChâteau Suduiraut |
| 生産者 | シャトー・スデュイロー(AXAミレジム) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン(甘口) |
| 種類 | 甘口 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/ソーテルヌ |
| 原産地呼称 | AOCソーテルヌ |
| 格付け | 1855年ソーテルヌ・バルサック格付け 第1級(プルミエ・クリュ) |
| 主な品種 | セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ |
| 畑 | 91ha。土は砂と粘土を含む砂利。1haあたり7,000本の密植で、平均樹齢は35年 |
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| 植栽 | セミヨン80%・ソーヴィニヨン・ブラン15%・ソーヴィニヨン・グリ5% |
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| 収穫 | すべて手摘みで、房の一部ずつ貴腐の粒を選ぶ。9月末から11月半ばまでに最大5回に分けて摘む |
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| 醸造と熟成 | 時間をかけて圧搾し、樽ごとに発酵を管理。オーク樽で18〜24か月熟成。品質に届かない年はグラン・ヴァンを瓶詰めしない |
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| 歴史 | 1580年、ニコル・ダラールとレオナール・ド・スデュイローの結婚で現在の名に。17世紀に再建された館と、ル・ノートル設計の庭園を持つ。1992年からAXAミレジム |
| 飲み頃の温度 | 10℃前後(一般的な目安。冷やしすぎない) |
| グラス | 白ワイン用の小ぶり〜中くらいのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は2023年を「デキャンタに移せばいまから楽しめる」とし、2022年は数十年の瓶熟成を経て真価を見せると書いている |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
畑の品種はセミヨンだけではないのに、近年のヴィンテージはセミヨン100%なのはなぜですか?
畑にはセミヨン80%のほか、ソーヴィニヨン・ブラン15%とソーヴィニヨン・グリ5%が植えられています。グラン・ヴァンは毎年、区画とロットを厳しく選んで組み立てるため、配合は年によって変わります。公式の技術資料では、2022年と2023年はどちらもセミヨン100%でした。選ばれなかったロットがどう使われるかは、公式では詳しく示されていません。
ほかにどんなワインがありますか?
公式サイトの甘口の一覧には、グラン・ヴァンと並んで「カステルノー・ド・スデュイロー」が載っています。辛口の白も造っており、「シャトー・スデュイロー ヴィエイユ・ヴィーニュ グラン・ヴァン・ブラン・セック」などが紹介されています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-15 / 編集: Vinotier編集部