グラン・ヴァン(甘口) シャトー・リューセックは、ソーテルヌの1855年格付け第1級のシャトーで、1984年からシャトー・ラフィット・ロートシルトのドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(DBR)が所有しています。畑は85ヘクタール。2021年にはボトルを再生ガラス95%の新しいデザインと再栓できる栓に改め、甘口の楽しみ方を広げようとしています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・リューセックは、ボルドー南部ソーテルヌの貴腐ワインで、1855年の格付けで第1級に置かれたシャトーです。DBRの公式サイトによると、ファルグ村とソーテルヌ村の境に畑を持ち、ソーテルヌとバルサックでも有数の規模のシャトーとされています。
所有するのは、シャトー・ラフィット・ロートシルトを中心とするドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(DBR)です。公式の年表では、1984年にアントル・ドゥー・メールのシャトー・パラディ・カスイユとともに一族に加わりました。
近年のリューセックで目を引くのは、ソーテルヌの「型」を崩そうとする姿勢です。公式の記事によると、2021年にボトルのデザインを一新し、ボルドーで伝統的な透明の瓶をやめて、再生ガラス95%の新しいボトルに変えました。栓は黄色い紐で留める再栓可能なコルクで、開けてから3週間以内に自分のペースで楽しめるとしています。
畑と造り
畑は85ヘクタールで、土は砂と粘土を含む砂利です。収穫は手摘みで小箱に入れ、醸造所に着くとすぐ小型の空気圧式圧搾機で搾ります。区画ごとに分けて樽で発酵させ、セミヨンは新樽、ソーヴィニヨン・ブランは一度使った樽を使います。甘さとアルコールが望むバランスになった時点で発酵を止め、12月中旬まで澱の上で撹拌したのち、ブレンドして約18か月、樽で熟成させます。
公式の技術資料では、2024年はセミヨン83%・ソーヴィニヨン・ブラン17%で残糖140g/L、2023年はセミヨン89%・ソーヴィニヨン・ブラン11%で残糖147g/Lでした。2024年について公式は、甘さがほどよく抑えられ、生き生きとした骨格を持つ、より彫りの深いリューセックの解釈だと説明しています。
飲み頃と楽しみ方
公式の記事は、冷やしすぎず8℃前後で出すことを勧め、昼でも夜でも、白身の肉からスパイスのきいた料理、塩気のある前菜まで合わせられると書いています。長く寝かせる楽しみと、開けてから数週間かけて少しずつ飲む楽しみの両方を持つ一本です。
※配合・残糖・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・リューセックの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・リューセックの
ヴィンテージ
| 2024 | セミヨン83%・ソーヴィニヨン・ブラン17%。アルコール13.5%、残糖140g/L。甘口の収穫が予想より早く始まり、一部の辛口白の収穫と重なったのはリューセックで初めてと公式は記す |
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| 2023 | セミヨン89%・ソーヴィニヨン・ブラン11%。アルコール14%、残糖147g/L(公式の技術資料) |
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シャトー・リューセックの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・リューセックChâteau Rieussec |
| 生産者 | シャトー・リューセック(ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト〈ラフィット〉) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン(甘口) |
| 種類 | 甘口 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/ソーテルヌ |
| 原産地呼称 | AOCソーテルヌ |
| 格付け | 1855年ソーテルヌ・バルサック格付け 第1級(プルミエ・クリュ) |
| 主な品種 | セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン |
| 畑 | ファルグ村とソーテルヌ村の境にあり、85ha。土は砂と粘土を含む砂利 |
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| 醸造 | 小箱で手摘みし、小型の空気圧式圧搾機ですぐに搾る。区画ごとに樽で発酵し、セミヨンは新樽、ソーヴィニヨンは1回使った樽を使う。12月中旬まで澱の上で撹拌 |
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| 熟成 | ブレンドしたのち、樽に戻して約18か月熟成 |
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| 所有 | 1984年からドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット) |
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| ボトル | 2021年に、再生ガラス95%の新しいボトルと、黄色い紐で留める再栓可能なコルク「Bil」を採用。開けてから3週間以内に楽しめると公式は説明 |
| 飲み頃の温度 | 8℃前後(公式の記事は「冷たすぎず、冷やして。8℃が最適」としている) |
| グラス | 白ワイン用のグラス。公式は脚付きのクリスタルからタンブラーまでどんなグラスでもよいと書いている |
| 飲み頃の目安 | 公式の記事は、開けたら自分のペースで3週間以内に楽しめるとし、昼でも夜でも、ローストチキンからタンドリーまで合わせられると提案している |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
甘口のソーテルヌを、デザート以外にどう合わせればよいですか?
所有するDBRの公式記事は、スタッフ考案の組み合わせとして、はちみつを塗ったローストチキン、色とりどりのトマトのタルト、そして生牡蠣を紹介しています。牡蠣の磯の香りとソーテルヌの甘さの対比を楽しむ、という提案です。冷やしすぎず8℃前後で出すのがよいとしています。
リューセックにはほかにどんなワインがありますか?
DBRの公式の銘柄一覧には、グラン・ヴァンのほかに甘口の「カルム・ド・リューセック」と、辛口白の「R(エール)・ド・リューセック」が載っています。公式の記事では、カルム・ド・リューセックを料理に使うレシピも紹介されています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-15 / 編集: Vinotier編集部