グラン・ヴァン シャトー・ランゴア・バルトンは、サン=ジュリアンの1855年メドック格付け第3級シャトーです。アイルランド出身のバルトン家が1821年に取得し、格付けの時点ですでに同家のものでした。畑は20haで、木製の発酵槽で仕込み、新樽60%のフランス産オーク樽で熟成されます。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・ランゴア・バルトンは、ボルドー左岸メドック地区のサン=ジュリアン村にある、1855年メドック格付け第3級シャトーのワインです。造り手は、隣のレオヴィル・バルトンと同じバルトン家。1855年の格付けの時点ですでに同家の所有で、公式サイトはムートン・ロスチャイルドの所有者と並び、ボルドーで最も長く続くワインの一族だと紹介しています。
城館は1758年にポンテ氏が建てたもので、フランス革命後の1821年、アイルランド出身のワイン商ヒュー・バルトンがこの「ランゴア」の領地を買い、ランゴア・バルトンと名を改めました。公式によると、ヒューの心を動かしたのは城館の優美な建築でした。城館の地下には丸天井の貯蔵庫があり、名高いヴィンテージはそこで静かに寝かされています。現在は故アントニー・バルトン氏の娘リリアン・バルトン・サルトリウス氏と、2人の子メラニー氏・ダミアン氏が受け継いでいます。
畑と造り
畑は20ha。川を見下ろす第四紀の砂利の斜面にあり、下層は粘土です。植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロー35%、カベルネ・フラン11%。平均樹齢は37年で、最も古い区画は1953年に植えられました。1haあたり9,100本の密植を保ち、収穫はすべて手摘みです。
ぶどうは2021年に建てた重力式の醸造棟に運ばれ、選果台と光学式の選果機を経て、温度管理された木製の発酵槽で仕込まれます。熟成はフランス産オーク樽(新樽60%)で、3か月ごとにろうそくの明かりで澱を引き、卵白で清澄する伝統的な方法です。熟成期間は公式の醸造ページで18か月、ワインのページで16〜18か月とされています。2024年はカベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロー40%、カベルネ・フラン8%でした。
飲み頃と楽しみ方
公式は2024年について、果実と細やかなタンニン、張りのある酸を持ち、熟成の力に優れたヴィンテージと説明しています。若い年は早めにデキャンタに移すとよいでしょう。同じ一族が造るレオヴィル・バルトンと並べると、2つの畑の違いがはっきり見えてきます。格付けシャトーのなかでは手に取りやすい価格帯で、手土産にもしやすい一本です。
※品種構成・熟成条件・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・ランゴア・バルトンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・ランゴア・バルトンの
ヴィンテージ
| 2024 | カベルネ・ソーヴィニヨン52%・メルロー40%・カベルネ・フラン8%。手摘みの収穫は9月24日〜10月5日、アルコール13度、新樽60%(公式のワインページ) |
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シャトー・ランゴア・バルトンの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・ランゴア・バルトンChâteau Langoa Barton |
| 生産者 | シャトー・ランゴア・バルトン(バルトン家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/メドック |
| 原産地呼称 | AOCサン=ジュリアン |
| 格付け | 1855年メドック格付け 第3級 |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン |
| 畑 | 20ha。川を見下ろす第四紀の砂利の土壌で、下層は粘土。平均樹齢37年、最も古い区画は1953年植え。植栽密度9,100本/ha(公式) |
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| 植栽 | カベルネ・ソーヴィニヨン54%・メルロー35%・カベルネ・フラン11%(公式) |
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| 醸造と熟成 | 2021年に建てた重力式の醸造棟で、温度管理された木製の発酵槽で仕込む。フランス産オーク樽(新樽60%)で熟成。熟成期間は公式の醸造ページで18か月、ワインのページで16〜18か月。6月にシャトーで瓶詰め |
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| 所有と城館 | 城館は1758年にポンテ氏が建てたもの。1821年にヒュー・バルトンが「ランゴア」の領地を買い、ランゴア・バルトンと改名。現在はリリアン・バルトン・サルトリウス氏と2人の子が受け継ぐ(公式) |
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| 栽培 | 収穫はすべて手摘みで、毎年約120人で行う。2012年から畑の12%以上を化学合成の資材を使わずに管理(公式) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は2024年について熟成の力に優れると説明しているが、具体的な年数は示していない |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
レオヴィル・バルトンとはどういう関係ですか?
どちらもバルトン家が所有するサン=ジュリアンの格付けシャトーです。公式サイトによると、ヒュー・バルトンは1821年にまずランゴアを買い、その後に隣のレオヴィル領の一部を手に入れました。レオヴィル・バルトンには城館がなく、ランゴアの城館とその地下の貯蔵庫が一族の拠点になっています。
バルトン家はいつからボルドーにいるのですか?
公式サイトによると、1722年にトマ・バルトンがアイルランドからボルドーへ渡り、数年後にワイン商を始めました。孫のヒューが1821年にランゴアを買い、1855年の格付けで第3級に置かれたときにはすでに同家のものでした。公式は、ムートン・ロスチャイルドの所有者と並び、ボルドーで最も長く続くワインの一族だと紹介しています。
出典・確認日
8件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-28 / 編集: Vinotier編集部